ドサトロンの使い方
ドサトロンの特徴や導入のメリットやデメリットについて説明してきました。次は、具体的な使い方や導入例、使い方のポイントについてみてみましょう。
ドサトロンの用途例
農業や庭造り
ドサトロンの具体的な用途といえば、まず農業の液肥管理があげられます。特に水の管理方法によって味が左右されやすい、イチゴやトマト農家の方に重宝されているようです。広大な範囲に一定量の肥料がほどこせるため、広い庭園の管理に使用されることもあります。スプリンクラーといった、水やりの設備と組み合わせた使い方が一般的ですね。
畜産業で薬液の混入にも
園芸や農業とは別の用途で、ドサトロンを活用している場面があります。たとえば、畜産業では薬液の混入にドサトロン活躍していますよ。牛や豚を育てるときに飲み水に薬液を混入することで、必要なビタミンやミネラル分を補えるのです。
トマト栽培とドサトロン
農作物作りのドサトロンの有用性や使い方について、トマト栽培を例に解説しましょう。水や肥料の管理はどんな作物を実らせる過程でも重要ですが、なかでも難しいのがトマト栽培です。トマトに与える肥料を液肥にすると、微妙な濃度調整が可能なうえ、散布することで苗に吸収されやすく、時期を選ばないというメリットがあります。
かん水用の水に一定量を保って肥料を混入できるドサトロンを使えば、甘くておいしいトマトの安定した栽培が行えます。水やりの管理が重量な作物と、ドサトロンは特に相性がいいグッズだといえますね。
ドサトロンの使い方のポイント
定期的なメンテナンス
ドサトロンの効果を長期間維持するためには、こまめなメンテナンスが欠かせません。ドサトロンの構造が分かりやすいため、工具を使わずに分解可能です。分解してエンジンを取り外し、注入部や逆止弁などの各部品をよく水洗いしましょう。特に水を吸入する部分である真空解除弁にゴミが付いていると、故障の原因になります。
周辺設備と合わせて使う
ドサトロンとあわせて使用すると便利な、周辺設備も販売されています。ドサトロンとろ過フィルター、水やりの自動タイマーがセットになった「肥家効蔵(こやしきくぞう)」というキットや、移動用のキャスターなどです。これらの設備を使用すれば、手軽にドサトロンを導入できるでしょう。
まとめ
自動液肥混入器ドサトロンの特徴や導入のメリット、上手な使い方のコツについて紹介しました。ドサトロンを使用すれば厳密な水や肥料管理が可能になるため、おいしい作物を作るのにかなり有用なグッズです。価格が高価なのがネックですが、効率よく、おいしい作物作りを目指す方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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