ドライフラワーの作り方
ドライフラワーの作り方はハンギング法、ドライ・イン・ウォーター法、シリカゲル法、グリセリン法と4つあります。ドライフラワーにすると、生花のときに比べて黒っぽくなる傾向があるので、それをイメージしながら作っていきましょう。では、手作りでドライフラワーを作るときに失敗しないコツをふまえ、これから順に紹介していきます。
ハンギング法
ハンギング法とは、最も簡単な作り方で、花を吊るして乾かしていく方法です。直射日光をあててしまうと花の色があせてしまう可能性があるので注意しましょう。
- 水に浸かっていた部分を切り、余分な葉を取り除く
- 花を1輪ずつ分ける
- 麻紐などでしばり、窓辺や風通しのよいところに吊るす
- 1〜2週間ほどかけて水が全て抜けたら完成
ドライ・イン・ウォーター法
ドライインウォーター法とは、少しの水に花を挿して蒸発させながら水を抜く方法です。水分の少ないカスミソウや、茎が弱く曲がりやすい花などに適しています。
- 花瓶やペットボトルに5cmほど水を入れる
- 風通しのよいところに置き、少しずつ蒸発させる
- 1〜2週間ほどかけて水が全て抜けたら完成
シリカゲル法
ドライフラワー用のシリカゲルも販売されていますが、食べ物の乾燥剤として使われているシリカゲルでも応用できます。きれいな色が残りやすいので花びらが多く立体的な花に適している方法です。
- 2cmほど残し茎を切る
- 密封できるタッパーなどに1cmほどシリカゲルを敷きつめ、花を置く
- 花の上からも優しくシリカゲルを振りかけ、花を完全に覆う
- 容器のふたをしめて1週間ほど放置したら完成です。シリカゲル剤が花びらの中にも入っているので落とすのを忘れずに。
グリセリン法
グリセリンという植物油から取られたアルコールの1種を用いて乾燥させる方法です。薬局で購入できます。少し手間がかかりますが、花の色とボリュームをそのままにドライフラワーにできます。
- グリセリン1:熱湯3の割合で液を作る
- 液が冷めたら花を挿して、冷暗所で10日前後保管する
- グリセリン溶液が花の表面に滲んできたら完成