ラウンドアップマックスロードとは
日産化学株式会社が販売しているラウンドアップマックスロードはアミノ酸系除草剤で、グリホサートという成分を含みます。ラウンドアップシリーズの中でも特に有名で、適切に使えば大きな効果を発揮します。ここではラウンドアップマックスロードの特徴や効果的な使い方を紹介します。うまく使いこなして、ガーデニングライフをより楽しくしましょう。
ラウンドアップマックスロードの特徴
特徴①強い除草効果
ラウンドアップマックスロードは以下の3つの特性をもち、強い除草効果を発揮します。
- 茎葉処理剤:雑草の葉や茎に直接かけることで効果が現れます。
- 移行型:薬剤が葉や茎に付着した後、植物体内を移動して、最終的に根まで枯らします。
- 非選択性:薬剤が付着したすべての植物を枯らします。
特徴②土の表面に落ちると効果がなくなる
ラウンドアップマックスロードはかなり強力な農薬ですが、環境への安全性も確保されています。雑草の茎や葉に付かずに地面に落ちた成分は、1時間以内に土の粒子に付着し、微生物によって自然に分解されます。土に落ちてしまっても効果がなくなるので、安心して使える農薬です。
特徴③雨が降っても効果が残る
除草剤を撒いた後に雨が降ると、せっかく撒いた除草剤の成分が雨と一緒に流されると心配する人も多くいます。しかし、ラウンドアップマックスロードには、その心配がありません。散布してから1時間が経てば、雨が降っても効果を発揮します。従来のラウンドアップが散布後6時間経たないと雨で流されていたのに対し、ラウンドアップマックスロードは1時間で大丈夫です。
ラウンドアップマックスロードの種類は2つ
ラウンドアップマックスロードは、希釈タイプとシャワータイプの2種類があります。シャワータイプはさらに基本タイプ、速効タイプ、持続タイプの3種類に分かれます。どのような場面で使えるのか見てみましょう。
希釈タイプ
希釈タイプは希釈して使用するため、価格の割に経済的です。価格はシャワータイプより少し高いですが、公園や畑など広い範囲に散布する場合は希釈タイプの方がお得です。また、スギナなどの強害草に対しては、通常の希釈より濃くすることで、シャワータイプ以上の効果が得られます。そのため、スギナを除草する場合には特におすすめです。
シャワータイプ
シャワータイプは基本タイプ・速効タイプ・持続タイプの3種類があります。そのまま撒けるため希釈タイプより使い方は簡単で、散布した翌日から雑草が枯れ始めます。基本タイプと速効タイプの抑草期間は2ヶ月です。一方で持続タイプは効果を発揮する期間が非常に長く、抑草期間は6カ月です。1Lあたりの価格は希釈タイプより安いので、自宅周辺など限られた広さで使うのであれば、こちらの方がお得です。
従来のラウンドアップとの違い
ラウンドアップマックスロードは、活性成分の吸収力という点が従来のラウンドアップやラウンドアップハイロードといった農薬と異なります。天候別枯殺率(%)を比較してみると表のようになります。
低温 | 乾燥 | 曇り | 夕暮れ | |
ラウンドアップ | 70 | 50 | 75 | 60 |
ラウンドアップハイロード | 85 | 60 | 83 | 70 |
ラウンドアップマックスロード | 95 | 100 | 98 | 95 |
このように、天候に左右されず確実に効果を発揮するのが、従来タイプと違うラウンドアップマックスロードの大きな特徴です。