ケイピンエースとは?
ケイピンエースは、人力での除草が難しい難防除「クズ」専用の除草剤です。クズは難防除の中でも特に除草が難しいため、別名「グリーンモンスター」と呼ばれています。そんなモンスター級の難防除・クズを効率よく除草するのが、クズ専用の除草剤であるケイピンエースです。
ケイピンエースが葛を枯らす理由
ケイピンエースは、モンスター級に除草が難しい「クズ」の専用除草剤です。成長期の前後に大々的な除草をしても、その効果が1ヵ月以上続かない難防除のクズですが、クズの専用除草剤であるケイピンエースを使うと驚くほど効率的にクズ除草ができます。そこでケイピンエースが難防除のクズを枯らす理由を簡単に説明します。
①強力除草薬イマザピルを配合
ケイピンエースには、イマザピル(イマザピルイソプロピルアミン塩)が使われています。イマザピルは強力な除草効果を持つ農薬成分なのですが、扱いが難しいため一般的な除草剤には使われません。ただしイマザピルの除草効果は絶大なので、一般的な除草剤では効果が出にくい難防除のクズも簡単に枯らします。
イマザピルがクズを枯らす原理
ケイピンエースに含まれるイマザピルは、アセトヒドロキシ酸合成酵素をブロックする作用があります。イマザピルの作用によって、生命力のたくましいクズは分枝アミノ酸の合成ができなくなります。そのためイマザピルを含んだケイピンエースをクズの根株に使うと、新たなDND合成や細胞分裂ができず根株ごと枯れます。
②除草剤をピンポイント散布
ケイピンエースは、爪楊枝型の木針を除草したいクズの根株または根株周辺に突き刺して散布します。ケイピンエースの木針には、最強とも呼ばれる除草剤・イマザピルが含まれているため、最も駆除が難しい根株に直接イマザピルを注入し枯らすことができます。
③完全に枯らすまで効果が持続
ケイピンエースは直接薬剤が根株に作用するだけでなく、その効果は根株が完全に枯れるまで持続します。クズは生育期になると1日で1mもツルを伸ばすため、根株を完全に枯らさない限り、ツルを除草してもすぐに新しいツルが出てきます。効果が持続するため難防除のクズも簡単に枯らすことができます。
ケイピンエースの効果
クズは、地表のツルをいくら処分しても、地中の根株を完全に枯らすことに成功しなければ完全除去はできません。そのためクズの除去は大変難しいのですが、ケイピンエースは難防除のクズ専用の除草剤なので、簡単に根株から枯らしてくれます。さらにケイピンエースを使えば、クズ除草のほかにも嬉しい効果があります。
①クズ除草の手間を大幅カット
ケイピンエースは、人力でクズ除草するよりもはるかに短時間で除草作業ができます。人力でクズ除草をするには「機械などを使ってツルを刈る」「表面のツルを剥がしとる」のどちらかになりますが、どちらを選んでも作業は大変です。
除草したツルの処分も大変
クズは短期間でも大きく成長するので、人力でのクズ除草だけでも大変な作業ですが、除草したツルを処分する作業も大変です。しかもクズは半年に1回程度の除草作業では効果ゼロなので、人力でクズ除草を続けるなら2ヶ月~3ヵ月ごとに除草とツルの処分作業が必要になります。
②クズの成長量を抑える
ケイピンエースはクズの根株に作用するため、クズの成長量を抑える効果があります。地表にあるクズは、ツルを人力で引きはがすと除草できます。ところが地中に茎が残っているため、すぐに地表にツルを伸ばします。さらに無理やり引きはがと茎が分断し断面から新たなツルが伸びるため、除草前よりもクズの成長量が増えてしまいます。
③除草効果が持続する
ケイピンエースの有効年限は5年間です。ケイピンエースの除草効果は5年間持続するので、埋め込み作業後はクズ対策に何度も駆り出されずに済みます。ただし爪楊枝型をした木針を除草したい根茎に直接埋め込むため、すべてのケイピンエースを所定の位置に埋め込むにはかなりの時間がかかります。
人力の場合は1ヵ月ごとにクズ刈りしないと効果なし
一般的な除草剤では効果がないクズを根株ごと枯らすケイピンエースは、1度散布するだけで効果が5年続きます。ところが人力でクズ除草すると地表のツルだけしか除草できないので、すぐに新しいツルが生えてきます。定期的に除草すれば人力でもクズ管理は可能ですが、この場合は1ヵ月ごとに行わないと効果は出ません。