コーヒーそのものの効果
コーヒーの歴史は古く産地も種類もさまざまですが、現代でも世界中で多くの人に愛されています。近年の研究によって、コーヒーに含まれているポリフェノールが老化を抑制したり、カフェインが脳の活性化を手助けしてくれるなど、健康にいい効果があることがわかっています。これらの成分のおかげで出し殻になっても、いろいろな方法でリサイクルできるのです。豆かすの利用法を紹介する前に重要な成分について紹介していきます。
ポリフェノール
よくポリフェノールという言葉は聞きますが、どのような成分でどのような効果をもたらすか知っていますか？ポリフェノールとは活性酸素と戦うことができる抗酸化物質です。ポリフェノールには主に、以下のような効果が期待されています。
- 肝臓疾患など肝機能の向上
- 血糖値をさげ、糖尿病を予防
- 寝付きをよくする
- メラニン色素を抑え、シミを予防
ポリフェノールはコーヒーだけではなく、緑茶やココアなどにも入っていて約8000種類もあると言われています。手軽な飲み物で美容から臓器系の機能まで向上させてくれるのです。
カフェイン
コーヒーの成分と聞いて1番に思い浮かぶのはカフェインですよね。カフェインは体によくないと思われがちですがそうではありません。実は、体にさまざまな健康効果をもたらしてくれます。カフェインの効果として期待されているものは、主に以下の通りです。
- 眠気を押さえ脳を活性化させる覚醒作用
- 老廃物を排出しやすくする利尿作用
- アルツハイマー病やパーキンソン病の予防
- 疲労感を減少させたり抑制する興奮作用
次のページでは、いよいよコーヒーかすの再利用法をご紹介します。