芝生の除草剤「シバゲン」について徹底解説!正しい使い方や効果は?

 芝生の除草剤「シバゲン」について徹底解説!正しい使い方や効果は?

芝生に生えたハマスゲやスズメノカタビラなど、厄介な雑草だけを枯らせる除草剤シバゲンDFをご存じですか?この記事では、散布すれば草取り作業からの解放が期待できる除草剤シバゲンDFの効果的な使い方や、散布量について詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.シバゲンとは
  2. 2.シバゲンの特長
  3. 3.シバゲンの種類
  4. 4.シバゲンの基本的な使い方
  5. 5.シバゲンの効果的な使い方①適用のある雑草に使用
  6. 6.シバゲンの効果的な使い方②ほかの除草剤との混合
  7. 7.シバゲンの安全性
  8. 8.シバゲンの注意点
  9. 9.芝生用除草剤の価格別表
  10. 10.まとめ

シバゲンとは

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芝のお手入れはこまめな草刈りやサッチ取りなど作業内容が多く、外から雑草が侵入してしまえばきれいな景観を維持するために追加で作業が発生します。こんな場合は、芝生に生える雑草だけを枯らす農薬を使用すれば簡単に管理ができるでしょう。この記事では、家庭から公園と幅広い芝生で使用されているシバゲンという除草剤について解説します。

基本情報

製品名 シバゲンDF
製造会社 石原バイオサイエンス株式会社
農薬登録日 2007年5月21日
除草剤タイプ 選択性茎葉処理剤兼土壌処理剤
安全性区分 普通物
有効性分 フラザスルフロン25.0%
性状 淡褐色水和剤細粒

シバゲンは石原バイオサイエンスで発売されている芝用除草剤です。コウライシバやノシバなどの日本芝が生える場所で使用可能で、雑草だけを枯らせます。さらに、散布後は雑草の発芽を抑制する土壌処理剤の効果もあるため、一度で二度おいしい有効性の高い農薬です。

有効成分

顆粒
Photo byPDPics

シバゲンの有効成分はフラザスルフロンであり、化学名は1-(4.6-ジメトキシピリミジン-2-イル)-3-(3-トリフルオロメチル-2-ピリジル-スルホニル)尿素です。茶色の小さい粒々である顆粒タイプ水和剤の除草剤で、有効成分以外には酸化アルミニウムや水を吸収するシリカが含有されています。

芝用選択性除草剤という画期的発明

フラザスルフロン水和剤は1989年に石原産業が開発し、農薬登録しました。当時は、ゴルフ場に対する農薬規制が厳しく、広大な芝生をどのように管理していくかが課題だったのです。フラザスルフロン水和剤は、もともとは非農耕地用茎葉処理剤として評価されていましたが、バミューダグラスが特異的に抵抗性を示したことから、まだなかった芝用茎葉処理剤としての開発が始まりました。

シバゲンの特長

特長①幅広い殺草スペクトラム

シバゲンの有効成分フラザスルフロンは茎葉および根から吸収され、植物のみが保有するアミノ酸が生成されるのを防ぐことで植物を枯らします。このような殺草の仕組みから、一年生雑草全般、多年生広葉雑草など幅広い種類の雑草に効果があります。さらに、10aあたり数十gの低薬量で枯らすことが可能です。

60種中47種の雑草を枯らせる

フラザスルフロン10%水和剤を60種類の雑草に散布したところ、3~4週間後には47種類の雑草に対し、生育抑制が確認できました。特にナズナなどのアブラナ科、ヒメスイバなどのタデ科、ツメクサなどのナデシコ科、ヒメオドリコソウなどのシソ科では同じ属の雑草すべてに生育抑制が示されました。しかし、タンポポやツユクサ、スズメノヒエ、オオイヌフグリなどの少数の雑草では効果が現れませんでした。

特長②処理適期が広い

雑草
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シバゲンは処理適期が広く、雑草の発生前から4~5葉期まで安定した効果があります。雑草の初期成育に対しては強い効果があり、10aあたり20gの使用量で4葉期までの雑草は抑制できます。芝生の難防除雑草として有名なスズメノカタビラについては、開花期まで生育していても防除が可能です。また、シバゲンは雑草の発生を抑える土壌処理の効果もあり、散布後の3~4カ月は効果が持続します。

散布後の芝生刈り込みも可能

芝生と畑地で異なる点は、刈り込み作業をするかどうかです。シバゲンは雑草散布後に芝生ごと刈り込んでも、確実に雑草を枯らします。画像のハマスゲのような地下茎をつくる雑草も、散布4日後に地上部1cm以上部分を刈り込んでも枯死させられます。このように移行速度がはやいため、散布後24時間雨をあてなければ除草効果は低下しません。

ボタ爺

ボタ爺

メヒシバのような雑草であれば、1時間後に雨が降ってもほとんど影響はないぞ。まぁ、天気をみて防除するのは大事じゃがの。

特長③芝に対する安全性が高い

芝生
Photo by naota

芝用除草剤のシバゲンですが、芝の種類で有効成分の感受性が異なります。芝生は再生力の強いイネ科植物を活用していますが、大きく分けて暖地型と寒地型に分けられます。残念ながら、寒地型である多くの西洋芝については僅かな散布量でも雑草と一緒に枯れてしまいます。暖地型である日本芝のノシバやコウライシバ、西洋芝のティフトン種(バミューダグラス)については、薬害が少なく高い安全性が示されてます。

センチピードグラスにも適用拡大

シバゲンは日本芝類とティフトンなどのバミューダグラス類にのみ特異的に薬剤選択性が認められるとされていました。しかし、近年は種から増やす芝草として有名なセンチピードグラスにも適用が認められています。時期を誤ると枯れてしまうため、萌芽期を除く匍匐茎を伸ばしはじめた時期を狙ってください。

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シバゲンの種類

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