新潟の桜の楽しみ方とは?
北陸地方に位置する新潟県は、冬になると寒さが厳しいため「桜の開花時期も遅いのではないか?」と思う人もいるかもしれません。ところが近年は暖冬傾向にあるため、新潟でも早咲きでは3月下旬に桜が咲きます。まずはそんな新潟の桜の楽しみ方を見ていきましょう。
新潟の桜は穴場が多い
自然に囲まれた新潟県にはたくさんの桜の名所がありますが、地元の人がすすめる場所の多くは穴場です。県内にある観光地周辺には公共交通機関も整備されていますが、新潟県民の多くは車で移動するため、移動中に穴場をたくさん見つけられます。新潟の桜は、名所も多いですが穴場も多いです。
新潟の地域区分で開花をチェックする
新潟で桜を満喫するなら、「県央地域」「魚沼地域」「県北地域」の地域区分で開花時期をチェックするのがポイントです。地域によって桜の開花時期にはズレがあります。お花見のスタイルや夜桜の楽しみ方、穴場の傾向などはそれぞれの地域で違います。3つの地域をチェックして、桜を余すことなく楽しみましょう。
桜のライトアップは開催状況をチェック!
豊かな自然に囲まれた新潟の桜は、昼間だけでなく夜も楽しめます。ライトアップされた夜桜は昼の桜とは違い、幻想的な雰囲気が魅力です。基本的に桜のライトアップはイベント開催にあわせて行われます。新潟県内の夜桜が気になる人は、事前にライトアップの実施状況を確認するようにしてください。
新潟でお花見が人気の桜スポット【1位~4位】
近年は、お花見スタイルもさまざまなバリエーションがあります。例えば散歩を楽しみながらきれいな桜を見物する「お散歩お花見」や、広い公園で子どもを遊ばせながら桜を楽しむ「ピクニック型お花見」などです。体を動かしながらきれいな桜を楽しむ人も増えていますよ。
【4位】大河津分水桜並木
大河津分水桜並木は、大河津分水沿い約10kmにわたって約2600本の桜の並木道が続く場所です。県内だけでなく全国でも桜の名所として有名ですが、往復すると約20kmもあるので、人が集中する場所と人が少ない穴場の場所が点在します。穴場の場所では絶景の桜を独り占めできるでしょう。
【3位】弁天潟風致公園
弁天潟風致公園は、加治川の治水工事でつくられた、弁天潟のそばにある公園です。潟沿いに植えられた桜のほかにも、あじさい、蓮の名所として有名です。弁天潟風致公園の桜は、水面に映る桜と実物の桜とのコントラストが魅力で、波の立たない穏やかな春の日は特に美しい光景を見せてくれます。なお桜の開花時期は、例年4月中旬です。
【2位】加治川堤
加治川堤は、新潟県新発田市にある桜のお花見スポットです。加治川沿いに約2000本の桜が連なっているため、晴れた日は春の青い空と桜のピンク色のコントラストが絶妙な美しさが際立ちます。開花時期は例年4月上旬~4月中旬ですが、雪化粧をした山々をバックに咲く加治川堤の桜は、まるで絵画のようにも見えます。
【1位】弥彦公園
弥彦公園はモミジの名所として有名な弥彦山にある公園ですが、春には桜の名所として人気があります。別名「もみじトンネル」と呼ばれるトンネルの先に待っているのが、弥彦公園が誇る見事な桜の風景です。弥彦公園は早咲き桜と遅咲き桜があるので、地元では「開花時期が長い場所」としても有名です。
新潟で夜桜が人気の桜スポット【1位~4位】
新潟県内の観光スポットでは、きれいな桜が咲いていることが多いです。そのため観光施設と桜をセットでライトアップし、幻想的な夜桜を見せてくれる場所もあります。特に新潟の夜桜は「水面に映る桜が神秘的」と地元でも人気で、ライトアップの時期には夜桜見物もかねて夜の散歩を楽しむ人の姿が見られます。
【4位】村松公園
新潟県五泉市にある村松公園は、約3000本の桜が園内を埋め尽くす新潟屈指の桜の名所です。園内には趣のある愛宕(あたご)神社や園内を見渡せる展望台もあり、ゆっくりと散策しながら桜見物ができます。夜桜はイベント開催でライトアップが実施されたときのみ楽しめますが、4月上旬に開花する桜は昼に見ても美しいです。
【3位】白山公園
白山公園は新潟市中央区にある都市公園で、桜や噴水などで空間演出したことが高く評価され「日本都市公園100選」にも選ばれています。そんな白山公園ではライトアップされた夜桜が有名です。幻想的な桜は水面にも映り、別名「桜の空中庭園」ともいいます。開花は4月中旬~5月上旬です。
【2位】高田公園
高田公園は新潟県上越市にある桜の名所で、日本100名城の高田城と夜桜のコントラストが絶景と有名な場所です。高田公園は古くから新潟の景勝地として全国的にも名前が知られていますが、城のライトアップはイベント開催時のみなので地元でも有名です。例年であれば高田公園の桜は4月上旬~4月中旬まで見られます。
【1位】新発田(しばた)城址公園
新発田城址公園は、日本100名城にも選ばれている新発田城と桜のコントラストが見事な場所です。新発田城は新発田市および新潟を代表する観光スポットですが、桜の開花にあわせて行われるライトアップは地元でも絶景といわれています。さらにお堀の周りにはぼんぼりがつけられるので、幻想的な夜景が見られます。
新潟で穴場の桜スポットランキング【1位~4位】
きれいな新潟の桜は、人があまりいない穴場の公園にも咲いています。「暖かな天気に誘われて散歩に出てみたら桜の絶景を見つけてしまった」という人もいるくらい、新潟には街のいたるところに穴場の桜スポットがあります。きれいな桜の写真を見て「ここはどこだろう?」と地図で場所を探すのも穴場桜の楽しみ方です。
【4位】秋葉公園
秋葉公園はなだらかな丘陵地にある公園で、園内には丁寧に手入れされた日本庭園や美しい湖などもあります。そんな秋葉公園では、見晴らしのよい展望台から園内の桜を見渡せます。展望台から眼下に広がる桜を見ると、まるでピンクのじゅうたんを空から眺めているような気分になれるでしょう。
【3位】真野公園
真野公園は新潟県佐渡市にある公園です。真野公園は順徳天皇とゆかりのある場所で、園内にある日本庭園では、平安時代にタイムスリップしたような感覚で桜見物ができます。真野公園の桜は例年4月中旬が開花のピークですが、開園時間が決まっているので開花のピーク時も園内はゆったりとした雰囲気です。
【2位】経塚山公園
新潟県妙高市経塚山にある経塚山公園は、妙高市街を一望できる高台にある公園です。のんびりとした雰囲気が漂う公園の中には美しい桜が数多く植えられており、遊歩道を散策するだけでもお花見を楽しめます。穴場は展望台で、晴れた日には妙法連峰と桜のコラボが見られます。開花時期は4月中旬~4月下旬です。
【1位】鳥屋野潟
新潟市中央区にある鳥屋野潟は、潟を中心に3ブロックに分かれ、それぞれに特色ある公園が整備されています。園内に植えられているのは、シダレザクラ・ソメイヨシノ・ヤエザクラなど約1000本の桜です。さまざまな種類があるため、色の違う桜を一度に楽しめるのも魅力です。例年の開花時期は4月上旬です。
まとめ
春の景色を華やかにしてくれる桜は、北陸・新潟県でもたくさん見られます。暖冬の場合は新潟でも早咲きで3月下旬、遅咲きは5月上旬まで桜が咲いています。お散歩お花見やリモートお花見など、好みやライフスタイルにあわせて新潟の桜を楽しんではいかがですか?