ゴールデンカーペットの育て方!水やりで失敗しないための注意点を紹介 | 植物図鑑

学名sedum
和名オウゴンホソバマンネングサ、ホソバオウゴンマンネングサ
別名オーレウス、オーレア、ドリームスター、ゴールドモス
英名sedum
科・属名セダム科ベンケイソウ科
原産地日本
花言葉静寂、私を思ってください、記憶、落ち着き

ゴールデンカーペットの特徴

出典:写真AC

基本情報

園芸部類 多肉植物
形態 常緑性多年草
樹高・草丈 1cm~5cm
花色 黄色
耐寒性 強い
耐暑性 強い
特性・用途 観葉植物、グランドカバー、屋上緑化
栽培難易度 ★★☆☆☆

特徴

ゴールデンカーペットは、繁殖力が強く成長速度もはやい植物です。暑さや寒さにも強いのが特徴で、初心者でも気軽に挑戦できるが魅力といえます。這い性で横に広がり、秋になると赤く紅葉します。

名前の由来

ゴールデンカーペットは丈夫でよく増え、群生している姿が黄金色のじゅうたんを敷いているよう見えたため、この名前がつきました。またゴールデンカーペットの名前から、黄色いイメージをもたれやすいですが、ライムグリーン~レモンイエローなど色幅があります。

ゴールデンカーペットの代表品種・種類

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ゴールデンカーペットはセダム属の植物です。セダム属はとても種類が多い品種で500種以上あります。ゴールデンカーペットはその中の1つで、ゴールデンカーペットに類するほかの種類はありません。

ゴールデンカーペットは多肉植物です。普通の観葉植物とは水やりの量やタイミングが少し違います。湿度が高い状態が続くと枯れてしまうこともあるので、根を腐らせてしまわないように、水やりのコツをご紹介しましょう。

秋もゴールデンカーペットの成長期です。水やりの方法は春と同じです。

ゴールデンカーペットの育て方①時期

出典:写真AC

植え付けから開花までの時期(目安)

植え付け時期 3月~5月、9月~10月
花が咲く時期/開花時期 6月~7月

栽培スケジュールカレンダー

 

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
             
開花期間                    
肥料              
成長期              
休眠期                    
○は適期 △はやらなくてもよいがやるならこの時期に

栽培適期は?

ゴールデンカーペットの植え付け時期は春と秋の2回です。どちらも成長期で、植え付けや植え替えでうけたダメージを成長のはやさでリカバリーできます。春は3月~6月、梅雨に入る前がよいでしょう。秋は9月~10月で夏の暑さがおさまってからがおすすめです。

ゴールデンカーペットの育て方②栽培環境

Photo byfoulline

栽培方法

ゴールデンカーペットは、鉢植えでもプランターでも地植えでも丈夫に育ちます。鉢植えやプランターの場合、水はけのよい用土を選びましょう。地植えは腐葉土を混ぜると水はけがよくなります。寒冷地でないかぎり1年中屋外で育てます。

育てる場所

ゴールデンカーペットは、日光がしっかり当たる場所を好みます。日陰でも育ちますが徒長(日照不足でひょろひょろと伸びる)する可能性があるので、なるべく直射日光に当ててください。夏は半日陰で管理します。地植えで夏の西日が気になる場合は、日よけシートをかぶせて半分くらい遮光してください。

用土

ゴールデンカーペットはやせた土地でも育つ、丈夫な植物です。過湿を嫌うので水はけさえよければ、特に用土は選びません。市販されている多肉植物用の用土を使用するとよいでしょう。自作する場合は、鹿沼土2:赤玉土2:ピートモス2:川砂2:くん炭2なら根腐れしにくい土になります。赤玉5:腐葉土3:パーライト2でもバランスのよい土が作れます。

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ゴールデンカーペットの育て方③管理のポイント

出典:写真AC

四季の水やり

春秋

ゴールデンカーペットの成長期は春と秋です。土が乾いたら鉢の底から流れでるほどたっぷり水やりしましょう。水をたっぷり与えただけ成長が旺盛になります。コツはしっかり乾かしてたっぷり与えることです。地植えのゴールデンカーペットの水やりは、雨でしのげます。

梅雨

ゴールデンカーペットは過湿が苦手です。鉢植えは雨のあたらない軒下に置きます。雨の日が続くようであれば、地植えしたゴールデンカーペットには雨除けのシートをかぶせましょう。

夏はなるべく乾燥ぎみをキープしましょう。水やりは葉に元気がなくなってしんなりしてきてからで大丈夫です。水やりの時間帯は夕方涼しくなってからが適しています。表面がしっとりする程度で鉢底から流れでるほど与えないでください。

ゴールデンカーペットは冬に休眠期をむかえます。そのためほぼ水やりはしなくてもよいでしょう。半月~1カ月に1回、表面がしっとりする程度に水やりしてください。水はたっぷりではなく、1週間で乾き切る量にするのがコツです。それ以上土が湿った状態が続くと、根腐れの原因になります。

肥料

ゴールデンカーペットは基本的に肥料は必要ありません。生育がよくないのは栄養不足ではなく、過湿や日照不足などの環境によるものが多いです。植え付けのときに用土に腐葉土を混ぜる程度にしておきましょう。無理に肥料をあげると肥料やけして枯れる可能性もあります。

害虫対策

ゴールデンカーペットにつきやすい害虫はカイガラムシ、ヨトウガ、アブラムシ、ナメクジなどです。大きい害虫は箸で取りのぞいて捕殺し、細かい虫は歯ブラシでこそげ落とします。浸透移行性(散布したあとに植物の体内に成分が移動するもの)の殺虫剤をまいておくのも対策の1つです。

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病気対策

ゴールデンカーペットは、黒点病という病気にかかりやすい植物です。黒点病にかかった箇所は回復しないため、見つけ次第取り除きましょう。黒点病は土の中にいる菌による感染症です。雨による泥はねや昆虫を媒介して感染します。水やりをするときは土がはねないように注意して、風通しをよくしましょう。

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花後の管理

ゴールデンカーペットの花は春~初夏にかけて咲きます。花後に夏が来るため、風通しがよいように花がらを剪定して形を整えておきましょう。そのときに枯れたものや傷んだものも取り除きます。剪定するときは清潔なはさみを使いましょう。

ゴールデンカーペットの育て方④詳しい栽培方法

Photo byJillWellington

苗の選び方

ゴールデンカーペットの苗は日照不足で徒長しておらず、ぎゅっと茎がつまったものがよいでしょう。また、色はライムグリーン~レモンイエローが鮮やかではっきりしているものを選びます。

植え替え

ゴールデンカーペットを植え替えるときは、まずひと回り大きな鉢の底に鉢底ネットを敷き、軽石をいれます。乾いた状態でポットから取りだし根をほぐしましょう。1cmくらいまで根をカットしてください。より成長が旺盛になります。2/3ほど土をいれてから苗を植え、空いているスペースに土を入れます。日陰で管理して水やりは1週間くらいしません。

夏越し

ゴールデンカーペットは暑さに強い植物です。乾燥気味に保ち、水やりのコツを守れば夏越しできます。日光に当てすぎず、半日陰で管理しましょう。長雨が降るときは地植えは雨除けシートをかぶせ、鉢やプランターは屋根のある場所で雨宿りさせます。

冬越し

ゴールデンカーペットは寒さに強い植物です。-2℃くらいまでは耐えられ、霜にも強いです。日光が好きなので、できるだけ冬も直射日光が当たる場所で管理します。

増やし方

ゴールデンカーペットの増やし方は、挿し木と株分けです。挿し木は枝を切って下のほうの葉を落とし、日陰で管理し根がでたら新しい土に挿します。株分けは増えた株を植え替えのときにやさしく手で分けましょう。1週間ほど日陰で乾燥させてから別の新しい土に植え付けます。どちらも植え付けてから1週間くらいは水やりは控えてください。

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