牛乳スプレーでアブラムシ駆除が可能?
アブラムシ退治に牛乳スプレーは効果的!
牛乳スプレーの正しい使い方さえ知っていれば、アブラムシを退治できます。「これまで牛乳スプレーを試してみたけれど、ぜんぜん効果がなかった」という方は、使い方を間違っているのかもしれません。まったく効かないという結果では残念ですね。そんな気持ちにならないためにも、ぜひ正しい使い方を覚えましょう。
アブラムシ駆除に効果的な牛乳スプレーの作り方
材料
- 牛乳
- スプレーボトル
ボタニ子
もうストレートに牛乳をかけるってことだったんだね!希釈していたから効果がなかったのかな…
アブラムシ駆除に効果的な牛乳スプレーの使い方
牛乳スプレーは、牛乳に含まれる乳脂肪分が乾いたときにできる膜でアブラムシの動きを鈍らせ、窒息させて退治します。しかし、牛乳を完全に乾燥させるためにはかなりの時間を要します。そのため、日中気温が上がりそうな天気のよい日の朝、加えてほどよく風のある日が好条件です。
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手順①全体に薄くスプレーする
最初に2~3回、全体にうっすら噴射します。アブラムシだけに噴射するのではなく、その周りにも噴射してくださいね。天気にもよりますが、1時間程度かけて牛乳を乾燥させます。この間に、膜で動きを鈍らせるわけです。
手順②たっぷりと噴霧する
それほど大量でないときに効果があった!
1回目で噴霧した牛乳が乾いた後、今度はたっぷりスプレーをしてください。アブラムシのいる辺りを中心に水滴がたれるほど、10回程度噴射します。溺れさせて窒息というイメージです。その状態で夕方まで放置しておくと、ほとんどのアブラムシが死んでしまいます。そのあと少し勢いのある水ですっきりと洗い流してくださいね。
牛乳スプレーでアブラムシ駆除をするときの注意点
注意点①牛乳はしっかり落とす
葉や茎に残った牛乳が腐ると、悪臭や病気の原因となります。せっかくアブラムシの駆除ができても、肝心の植物が弱ってしまっては本末転倒です。牛乳は乾くとほとんど見えなくなってしまうため、念入りに水をかけて流しきってください。できれば植物についた牛乳は、軽く手でこすって水で流しましょう。
注意点②集団発生時には効果が弱い
アブラムシの繁殖力はとても強く、油断するとあっという間に集団発生します。集団レベルになると、牛乳スプレーでは全滅できないことがあります。また、3~4mmの大きめのアブラムシであったり、しぶとい種類のアブラムシだったりした場合、生き残るケースが多いです。
ボタニ子
大量発生していたら、手間だけど、何日かにわたって牛乳スプレーを噴射しよう…。
ボタ爺
大発生する前に、こまめに噴射して予防するのも効果的じゃぞ。
牛乳スプレーを上手に使ってアブラムシを駆除しよう!
植物を育てていると、アブラムシの被害にあうことは少なくありません。無農薬で栽培している植物の場合、発生してしまうと農薬を使用するかで悩んでしまいますね。そんなときは牛乳スプレーを上手に使いましょう。万が一口に入っても牛乳なので、ペットや小さな子どもがいる家庭での使用をおすすめします。
このように、ミスト状で拡散するタイプのスプレーボトルが適しています。噴射したとき、中身の液体がふわっと舞う感じがベストです。