コルジリネは、オーストラリアやニュージーランドが原産の観葉植物です。常緑性のカラーリーフで、鮮やかな赤色や白い班入りの品種があり、室内のインテリアとしても利用されています。
園芸部類 | 観葉植物 |
形態 | 低木 |
樹高・草丈 | 40cm〜500cm |
開花時期 | 6月(ごく稀に開花する) |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 常緑性、カラーリーフ、花壇の寄せ植え |
栽培難易度 | ★☆☆☆☆ |
コルジリネは葉を大きく広げた樹形が特徴で、南国気分を味わえる人気の植物です。育て方も簡単で、庭のシンボルツリーや鉢植えなど、自分好みに仕立てられます。常緑性のため、いつでも美しい葉を楽しめるのが魅力です。
コルジリネ レッドスター 全長60CM前後
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コルジリネのレッドスターは、葉に赤胴色や濃い赤色の斑が入る品種です。花壇の寄せ植えや、センタープランツとしても利用されています。コルジリネ・オーストラリスとも呼ばれており、葉が剣のように長く伸びるのが特徴です。
葉色 | 赤、深緑、赤茶色 |
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樹高 | 50cm〜150cm |
コルジリネ トーベイダズラー(白斑入りドラセナ)特大株
参考価格: 14,800円
コルジリネのトーベイダズラーは、鮮やかな緑色の葉に、白色やクリーム色の斑が入る品種です。ニオイシュロランという別名でも流通しており、開花時期に芳香が楽しめます。
葉色 | 緑、白、クリーム色 |
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樹高 | 60cm〜110cm |
植え付け時期 | 5月〜8月 |
植え替え時期 | 5月〜8月 |
肥料の時期 | 4月〜9月 |
剪定の時期 | 9月〜12月 |
挿し木の時期 | 5月〜7月 |
コルジリネの植え付け時期は?
コルジリネの植え付けは、5月〜8月に行います。耐寒性があまり強くないので、暖かい季節に植え付けるのがポイントです。
コルジリネの開花時期は?
コルジリネは、葉を鑑賞する植物として親しまれていますが、ごく稀に6月ごろ小さな花を咲かせます。花は白や薄紫色をしており、枝の先端部分に花房をつけるのが特徴です。
コルジリネは、地植えでも鉢植えでも育てられます。葉が縦にも横にも大きく成長するため、地植えにする場合は、十分なスペースを確保してから植え付けてください。鉢植えの場合は、1つの鉢に1株のみ植え付けるのが基本です。
コルジリネは、適度に日当たりのよい場所で管理するのがポイントです。耐暑性は強いですが、夏場の直射日光を長く浴びると、葉焼けを起こして枯れる恐れがあります。また耐陰性が弱く、日光の全く当たらない場所で育てると、葉色が悪くなったり成長が滞ったりするので注意が必要です。
コルジリネは、排水性の高い用土で育てましょう。市販されている「草花用培養土」や「観葉植物用培養土」を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土の小粒に、ピートモスや堆肥を混ぜ込んだ用土を使用します。地植えにする場所の水はけが悪いようならば、腐葉土をすき込んでから植え付けてください。
地植えでコルジリネを育てている場合は、降雨のみで十分です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出る程度にたっぷりと水やりをします。冬は休眠期に入り、水をあまり吸わなくなるため、やや乾燥気味に育てましょう。また、定期的に葉水を行うと、みずみずしい葉の状態をキープできるのでおすすめです。
4月〜9月の成長期に、緩効性の化成肥料を株元に適量施してください。植え付けの用土に元肥として、緩効性の置き肥を施しておいても構いません。肥料を与えすぎは、肥料やけを起こす原因となるため注意が必要です。
ハダニは、やや乾燥した環境で育てると発生しやすい害虫です。葉の裏側などの見つけにくい場所に寄生するため、発見が遅れると大量発生している恐れがあります。水が苦手な性質を利用して、定期的に葉水を行い予防しましょう。
立ち枯れ病は土壌中の細菌が原因で発生する病気です。立ち枯れ病に感染した部分は、灰色や褐色に変色し、放っておくと腐敗が始まり悪臭を放つようになります。感染した部分は薬剤を散布しても治せないため、早めに切り取って処分してください。
6月に開花した場合は、花後に花がら摘みをするのが重要です。花がらを放置するとカビが発生し、病害虫被害を受ける原因となります。
コルジリネをポット苗の状態で購入する場合は、葉につやがあり、幹の太い苗を選んでください。葉の裏側までしっかりとチェックして、病害虫被害を受けていない苗を購入しましょう。
剪定は9月〜12月に行います。葉が込み入っている部分や、葉の先端が黄色く枯れ込んでいる部分を剪定して、樹形を整えていきましょう。
鉢植えの場合は、寒さをしのげる軒下や室内に移動させてから冬越しさせます。地植えの場合は、霜や雪が当たると株が傷んで枯れる可能性があるため、ビニールやバークチップを利用してマルチングしておくと安心です。
コルジリネは5月〜7月にかけて、挿し木で増やしていきましょう。若くて健康に育っている茎を選び、10cmほどの長さで切り取ります。赤玉土などの挿し木用の用土に挿し、発根するまでは風通しのよい日陰で管理してください。
出典:写真AC