コルディリネ(コルジリネ)ってどんな植物?
「コルディリネの名前は聞いたことがあるけれど、種類が多くよくわからない」という人も多いかもしれません。ここでは、コルディリネの簡単な基本的な情報と特徴、元気に育つ育て方、代表的な3種のコルディリネをご紹介します。
コルディリネの基本情報
学名 | Cordyline |
科名 | キジカクシ科 |
分類 | 観葉植物 |
原産国 | Australia |
風水的な意味 | 鋭い陽の気 |
コルディリネの花言葉と名前の由来・経緯
『幸福な交際』という花言葉から幸せなイメージを連想させるため、恋人のプレゼントや結婚記念日に贈られることも多いようです。太く棒状に伸びる根茎を持つことから、ギリシア語で『コルディレ(こん棒)』と呼ばれ、それが名前の由来になったと言われています。
コルディリネの(コルジリネ)特徴とは
熱帯性の樹木で『神聖な木』と呼ばれるほど、古くから儀式などでも使われてきました。樹木自体の高さは1~3mほどです。近年は、インテリアとして人気の高い『ドラセナ』と同様に、葉っぱのカラーを楽しむ観葉植物として親しまれています。特徴的な葉の色は、代表的な赤紫や緑、ピンクや薄黄色など種類によってさまざまです。屋外で地植えはもちろんのこと、屋内でも鉢植えで楽しめます。
ボタニ子
ちなみに、コルディリネは玄関の人が出入りする場所に置くのがおすすめです。風水的によいとされています。
コルディリネの種類
コルディリネ・オーストラリス・レッドスター
コルディリネの代表とも言えるのが、オーストラリスです。葉が非常に大きいのが特徴で、赤色っぽい斑が入っているものを『オーストラリス・レッドスター』と呼びます。レッドスター以外にも赤い葉っぱが特徴的なコルディリネとして、アイチアカなども挙げられます。インテリアで人気の高いドラセナとも似ており、お部屋に飾りたくなるような美しいカラーが魅力です。
コルディリネ・ストリクタ
コルディリネ・ストリクタは、室内に置いておく観葉植物として人気が高い種類です。お家のインテリアとしてはもちろんのこと、カフェやバーなどおしゃれなお店に飾るのもおすすめと言えます。コルディリネ・ストリクタは日陰にも強いことから、室内に置いたままでも枯れにくいのが持ち味です。
コルディリネ・オーストラリス・トーベイダズラー
コルディリネ・オーストラリス・レッドスターの色違いの種類です。緑色の葉にクリームの斑が入っており、暑さや寒さに強いのがポイントです。なんと−5℃の気候もものともしません。トーベイダズラーもインテリアにおすすめで、どちらかというと落ち着いた雰囲気のお部屋に似合います。
元気に育つ育て方
コルディリネを丈夫で元気に育てるには、どのようにすればよいのでしょうか。室内で育てる場合・屋外で育てる場合、また枯れる原因などについて見ていきましょう。
室内のコルディリネの育て方
お部屋の明るさは特に気にしないでOKですが、直射日光が当たる場所は避けて置きましょう。どうしても直射日光に当たってしまう場所しか確保できないのであれば、日焼けネットを使うのがおすすめです。遮効率が50%程度であれば問題ありません。心配であれば窓から少し離れたところに置くなど工夫しましょう。水は土が乾いたらあげる程度で、頻繁にあげる必要はありません。
屋外のコルディリネの育て方
屋外でコルディリネを育てる場合は、5月〜10月の初め頃までに、日当たりのよい場所に植え付けましょう。水はけがよい土を用意します。地植え・鉢植え、どちらにも向いているのも嬉しいポイントです。水はこまめにあげましょう。
ボタニ子
よく分わらない場合は、サボテン用を選ぶとよいですよ。
コルディリネが枯れる理由
コルディリネが枯れてしまった場合は、残念ですが枯れた部分をはさみなどで切り落としましょう。枯れる理由として、湿度が足りないことが考えられます。コルディリネの葉っぱや木が枯れないようにするには、冬場の寒い時期であってもこまめに葉水を与えて、乾燥からコルディリネを守る必要があります。ティッシュや柔らかいハンカチなどに水を含ませ、優しく拭いてあげると、枯れる確率を下げられます。
コルディリネは寄せ植えできる?
コルディリネは寄せ植え可能ですが、寄せ植えする際には注意するポイントがあります。注意点は『全体の真ん中に植える』ということです。葉が放射線状に大きく開くため、端のほうに寄せ植えするとかなり窮屈になるのが理由です。美しく、そして綺麗に寄せ植えするためにも、コルディリネを植える場所には気を付けましょう。
まとめ
コルディリネは葉色を楽しむ観葉植物として人気があり、赤紫やグリーン、ピンクや薄黄色などさまざまな種類のものが存在します。恋人へのプレゼントや、インテリアとしてお部屋に飾るのもおすすめです。屋外・屋内問わず育てやすいコルディリネは、葉水をしたり、こまめに拭いてあげたりすると、長く元気でいてくれます。お気に入りの葉色のコルディリネを見つけて、育ててみてはいかがでしょうか。
出典:写真AC