きゅうりの日持ち期間は?
旬の時期には袋入りのものが求めやすい価格で売っていたり、家庭菜園でたくさんとれたりするきゅうり。あまらせてしまって、いつの間にか見た目からおいしくなさそうになっていたということはありませんか?きゅうりの日持ち期間(賞味期限)はどのくらいなのか?その目安をまずご紹介します。
常温で保存(日持ち3日)
気温にもよりますが、きゅうりの常温での保存期間は、3日ほどです。きゅうりは水分を多く含んでおり、野菜のなかでは日持ち期間が短い食品です。保存状態が悪いとすぐにいたみます。またきゅうりは夏野菜ですが、20℃をこえるところでは保存できません。水分が多いため、腐りやすく3日も日持ちしません。見た目がぐにゅぐにゅになって腐敗してしまいます。
ボタニ子
夏野菜なのに気温が高い状態では腐りやすいんだね。
ボタ爺
きゅうりは水分が多い野菜だからな。
20℃以上の場所では腐りやすく保存にむかない。
冷蔵庫で保存(日持ち10日)
きゅうりの冷蔵庫での保存期間は10日ほどです。ただし保存する際には買ってきたパックのまま野菜室に入れておくのではなく、ひと手間かけることが必要です。買ってきた状態のままポンと冷蔵庫にいれては10日も日持ちしません。ビニールにはいっているものは取り出して、水気をふいてキッチンペーパーでくるみ、新しいビニール袋にいれます。野菜の鮮度保持袋にいれてもよいですね。冷蔵庫ではヘタを上にして(生えていた状態と同じ向きに)立てて保存します。
ボタニ子
きゅうりの表面についた水分をふくのがポイント。水分がついたままで、ビニール袋に入ったままだと、ぐにゅぐにゅに腐りやすいよ。
ボタニ子
牛乳パックやペットボトルをカットしてそのなかに立ててもいいね
きゅうりは水気をふいてキッチンペーパーでつつみビニール袋に入れた後、ヘタを上にして立てて冷蔵保存
きゅうりの日持ち期間
- 常温では3日(ただし20℃以下)
- 冷蔵庫では10日(ただし表面の水分をふいて立てて保存)
期限切れのきゅうりの見た目
野菜は購入の際に明確な期限がかかれていないので、きゅうりが期限切れ(まだ食べれるかどうか)は見た目で判断します。期限切れのきゅうりの見た目は水分がぬけてカスカスになっていたり、腐敗してぐにゅぐにゅになっていたり、カビがはえていたりします。ちょっと水分がぬけていそうなきゅうりはカットすると、切った中身がスカスカになっていることがあります。
ボタニ子
水分が多いので腐ってぐにゅぐにゅになることが多いよ。カビがはえることもあるよ。乾燥しすぎると逆に水分がぬけてカスカスになることもあるよ。
ボタニ子
次はきゅうりを長期保存できる冷凍の方法を紹介するよ。
きゅうりの冷凍保存(日持ち1ヶ月)
きゅうりは冷凍庫で1ヶ月保存することができます。ただし、きゅうりを冷凍するには下ごしらえが必要です。きゅうりは水分が多いので、1本そのままの状態で冷凍すると解凍した際に食べれない状態になってしまいます。
うすい輪切りにして塩もみ冷凍
水分の多いきゅうりは、1本のそのままの状態では冷凍できません。そのまま冷凍してしまうとぐにゅぐにゅになってしまうので塩もみしてから冷凍します。塩もみしてから冷凍すると漬けもののような歯ごたえを保つことができます。冷凍の際には、金属トレイにのせるか急速冷凍がおすすめです。薄い輪切りにして塩もみにした冷凍きゅうりの保存期間は約1ヶ月です。
きゅうりはそのまま1本の状態では冷凍保存できません。水分が多いので、凍るときに膨張してきゅうりの細胞を壊してしまい、解凍したときにはぐちゃぐちゃになってしまいます。
塩もみ冷凍きゅうりの作り方
きゅうりはうすい輪切りにします。切ったきゅうりに塩をまぶして15分おきます。(きゅうり9本に塩大さじ1と1/2)水で2回洗い、水気をよく絞ります。キッチンペーパーなどを使ってもいいですね。小分けにしてラップでつつみ、ジッパーつきの保存袋に入れて冷凍します。保存期間は約1ヶ月です。
きゅうりの冷凍保存のポイント
- うすい輪切りにして塩もみ
- 塩もみの後は水分をしっかりとる
- 小分けしてラップに包みジッパー袋にいれて冷凍
- 保存期間は1ヶ月
塩もみ冷凍きゅうりの使い方
塩もみ冷凍きゅうりは自然解凍して使います。塩もみがしてあるので、酢のものや和えものにそのまま使うことができます。ポテトサラダにそのまま使うことができますし、和えものはポン酢をかけるだけでも完成します。ちりめんじゃこや錦糸たまごをまぜてもいいですね。肉といっしょに野菜炒めのように使うこともできます。肉を炒めたあとにさっと加え、調味します。歯ごたえがなくならないように炒めすぎないようにしましょう。
冷凍塩もみきゅうりの使いかた
- 自然解凍して水分をかるくしぼって使う
- そのまま酢の物、和えものに使う
- そのままポテトサラダに使う
- 野菜炒めにつかう(炒めすぎないように最後に投入)
出典:筆者撮影