記事の目次
- 1.ドライフラワーの特徴
- 2.センス不要!一輪でも絵になるドライフラワー2選
- 3.ドライフラワーに向く植物
- 4.ドライフラワーに向かない植物
- 5.真似してみたいドライフラワーのアレンジ術7選
- 6.真似してみたいドライフラワーのアレンジ術①「ブーケ」
- 7.真似してみたいドライフラワーのアレンジ術②「スワッグ」
- 8.真似してみたいドライフラワーのアレンジ術③「リース」
- 9.真似してみたいドライフラワーのアレンジ術④「ハーバリウム」
- 10.真似してみたいドライフラワーのアレンジ術⑤「ガーランド」
- 11.真似してみたいドライフラワーのアレンジ術⑥「キャンドル」
- 12.真似してみたいドライフラワーのアレンジ術⑦「しめ飾り」
- 13.ドライフラワーを簡単に手作りする4つの方法
- 14.ドライフラワーの飾り方・飾る場所(3つ)
- 15.ドライフラワーによく合うアイテム(3つ)
- 16.まとめ
ドライフラワーを簡単に手作りする4つの方法
ここではドライフラワーを手作りする4つの方法について解説します。「茎を長く取りたい」「花首だけを使いたい」「縮んで欲しくない」など作ってみたいアレンジ作品によって乾燥方法を使い分けるとよいでしょう。またその乾燥方法に向いていないものもありますので注意しましょう。
①「自然乾燥」で作る方法
一番簡単なのは「自然乾燥」いわゆるハンギング法と呼ばれている方法です。やり方は、風通しの良い半日陰の窓辺などにひもをかけ、花を下にして吊るしていきます。隣と重ならないように干してゆきます。枝や葉っぱは必要なければ取り除きましょう。その分早く乾きます。1~2週間でドライフラワーが完成します。
- 風通しのよい場所に干すこと
- 隣と重ならないこと
- いらない枝や葉っぱは取り除くこと
②「ドライインウォーター」で作る方法
お花を活けながら乾燥させていく方法です。ごく少量の水に挿して徐々に蒸発させていきます。1cmほど水を入れ、風通しの良い半日陰で1~2週間で完成です。ハンギングと違い、重力に逆らわず自然の花型で乾燥できますので、小花も優しい仕上がりになります。うなだれやすい花や、日光に向きやすい花は曲がってしまうためこの方法は向きません。
- ごく少量の水に挿すこと
- 風通しの良い場所に置くこと
- 曲がらないようにすること
③「シリカゲル法(サンドドライ)」で作る方法
「ドライフラワー用シリカゲル」を使います。普段目にするシリカゲルより粒の小さいサンド状のものです。花首で切り、3cmほど入れたシリカゲルに重ならないように並べ、花びらの中にもしっかりサンドを詰めて、ふたをし密封して保存します。約1週間で完成です。この方法で作ったドライフラワーはハーバリウムなどアート作品に使われます。密閉ケース入りの作品なら長く保存できますよ。
- ピンセットで丁寧に行うこと
- 花びらの間にもシリカゲルを詰めること
- 密封容器で作ること
④「グリセリンドライ」で作る方法
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グリセリン法と呼ばれる方法です。水分を抜いてグリセリンを入れるので縮みが少なく、色もちもよく、しっとりとしたボリュームを残せます。プリザーブドフラワーの作り方によく似ています。グリセリン1に対し熱湯3の割合でグリセリン液を作ります。グリセリンは薬局で手ごろな値段で手に入ります。グリセリンのドライのやり方は2パターンあります。
液を吸わせてドライにする方法
グリセリン液を花瓶に5~10cmほど入れて花材を挿します。液を吸いやすいように茎に十字に切れ込みを入れます。冷暗所に置き、1週間~10日ほどで完成です。花の鮮度が悪いと失敗します。なるべく咲き始めの花を使いましょう。途中で花首が下がり失敗しそうだったら、急きょハンギングドライに変更してもふっくら感は多少残ります。
液に浸けてドライにする方法
こちらは花全体を浸して作る方法です。グリセリン液を容器に入れ、1枚1枚の葉っぱや、木の実などを広げて入れてしっかり浸し、ほこりが入らないように置きます。生の時と変わらないようなしっとりとした葉っぱや木の実を楽しむことができます。花首で作るのは初心者にはやや難しいので、シリカゲル法が無難です。
- 咲き始めの花を使うこと
- 水揚げをしっかり行うこと
- 茎に十字に切り込みを入れること
ドライフラワーの飾り方・飾る場所(3つ)
手作りのドライフラワーのアレンジが完成したら、素敵に飾りたいですよね。手作りならではの温かみのある作品と空間との調和を考えてドライフラワーの魅力を最大限に生かしましょう。上手にできたら、誰かにプレゼントするのもよいでしょう。ドライフラワーのアレンジがどのような場所で喜ばれ、活躍するのか見てみましょう。
①玄関に飾る
北向きの家やマンションなど、十分な明かりのない玄関にドライフラワーはピッタリです。暗くて殺風景な玄関でも、素敵な空間を演出することができます。生花なら光がないと枯れてしまいますが、ドライフラワーならむしろ暗い方が、紫外線による劣化も防げ、適しているといえるでしょう。ドライフラワーなら靴箱が湿気ないという利点もあります。
②会社や店舗に飾る
会社や店舗にお花を飾ると、職場の雰囲気が明るくなります。しかし、水やりや枯葉取りで手間がかかるようであれば逆効果。そんな時にドライフラワーアレンジは喜ばれます。お世話をする必要がないので、業務に支障が出ることもありません。同様に、手間をかけられない要介護者宅や、モデルハウスのインテリアにもおすすめです。
③天井に飾る
お花を飾る場所は、棚や壁だけとは限りません。天井を利用すれば、トイレや廊下など、デッドスペースにお花を飾ることが可能となります。天井に飾れるのは水がいらないドライフラワーならでは。人が通っても頭につかない高い位置で飾ります。DIYで梁を通しても良いですが、安価で簡単な100均のつっぱり棒や網状のつっぱり棚などを利用してもよいでしょう。
ドライフラワーによく合うアイテム(3つ)
最後に、ドライフラワーの魅力を最大限に引き出すアイテムをご紹介します(3つ)。華奢なニュアンスのドライフラワーによく合うのは、アンティークや、流木、鉄製の小物など、ぬくもりのある力強い素材です。流行に左右されない、ゆっくり時が流れていく空間を共に歩んでくれそうな素材が似合います。
①アンティークとドライフラワー
②木とドライフラワー
③アイアンとドライフラワー
まとめ
ドライフラワー作り、いかがでしたか。すぐに試してみたい素敵なアレンジ作品ばかりでしたね。手作りのドライフラワーは咲き始めのきれいなうちに素早く乾燥させることが重要です。ぶきっちょさんでも楽しめるバラやプロテアのドライの一輪挿しもぜひ試してみてくださいね。お部屋のオシャレ度UP間違いなしです。