人参の栽培:人参を収穫しよう!
1月から3月に種をまいた人参は5月から7月にかけてが収穫時期です。また、7月・8月に種をまいたものは12月頃から収穫ができるようになります。
人参の栽培:収穫の目安
栽培時期や栽培地域の違い、品種によっても収穫の時期は異なりますが、一般的に五寸人参の場合は種まきからおよそ4か月で収穫となります。しかし、これはあくまでも目安。日数で数えるよりも人参の状態を見て収穫するのが一番です。太っているものから収穫をはじめましょう。
人参の栽培:保存方法
家庭菜園で人参がたくさん収穫できた場合、まずは葉を人参の付け根から丁寧に切り落とすことが大切です。春先の収穫であれば土をさっと手で落とし新聞紙などに包み冷蔵保存します。冬の収穫では畑に深く穴を掘り、葉を取り除いた人参を穴の中に立てかけるようにして並べ土中保存しましょう。温度変化が少なく、長期保存が可能です。
人参の栽培:連作について
人参は、連作をしてもあまり障害が出ない野菜です。逆に連作をすることにより質のよい人参が収穫できるとも言われます。
人参のコンパニオンプランツ
人参は春と夏に種まきをすることが多い野菜です。人参と相性がよく、人参と同時期に植え付け・植え替えができる人参のコンパニオンプランツをチェックしておきましょう!
春まき人参と同時期に植え付け・植え替えができる野菜
春まき人参と相性のよい野菜 | コンパニオンプランツの植え付け時期(目安) |
小かぶ | 人参栽培2か月目を目安に種をまくと、同時期に収穫が可能。(害虫予防が期待される) |
ミニごぼう | 人参と同時期の種まきがおすすめ。(互いの成長を促す) |
二十日大根 | 人参栽培2か月目を目安に種をまくと、害虫予防にちからを発揮してくれる。 |
秋まき人参と同時期に植え付け・植え替えができる野菜
秋まき人参と相性のよい野菜 | コンパニオンプランツの植え付け時期(目安) |
小松菜 | 人参栽培2か月目を目安に種をまくと、同時期に収穫が可能。(害虫予防が期待される) |
春菊 | 人参栽培1か月目を目安に種をまくとよい。(害虫予防が期待される) |
リーフレタス | 人参栽培2か月目を目安に種をまくと、同時期に収穫が可能。(害虫予防が期待される) |
ボタ爺
どうじゃ?ボタニ子。人参栽培は上手にできたかのぅ?
ボタニ子
はい!発芽しない種もあったけど、たくさん収穫ができました!発芽に失敗しないコツや、追肥の仕方も覚えたので人参栽培はこれでバッチリです!
人参の栽培:まとめ
人参はなかなか発芽しない野菜だと言われます。けれど、コツさえ掴めば発芽させるのも難しくはありません。雨が降り続く日を狙って種をまくと、毎日、水やりをする必要もなく不織布などの農業資材を使えば土の乾燥も防げます。連作障害の心配もなく、肥えた土だと追肥の必要もありません。家庭菜園でしか味わえない新鮮な人参をたくさん育ててくださいね!
出典:筆者撮影