ヤグルマギク(矢車菊)とは?特徴や育て方をご紹介!種まきはいつ頃?

ヤグルマギク(矢車菊)とは?特徴や育て方をご紹介!種まきはいつ頃?

ヤグルマギクは端午の節句の頃に、よく見かけられるキク科の植物です。さまざまな花色のなかで、ひと際目立つ青は、目の覚めるような青色で爽やかです。マリー・アントワネットも好んだといわれ、ドライフラワーにも利用できるヤグルマギクの特徴や育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヤグルマギク(矢車菊)とは?
  2. 2.ヤグルマギクの特徴
  3. 3.ヤグルマギクの育て方
  4. 4.ヤグルマギクに似た宿根矢車菊(セントーレア)とは?
  5. 5.まとめ

ヤグルマギク(矢車菊)とは?

Photo byKristineLejniece

ヤグルマギク(矢車菊)は、キク科、ヤグルマギク属の一年草です。花の見た目が矢車を連想させることから、ヤグルマギク(矢車菊)と名付けられました。かつては「ヤグルマソウ」と呼ばれることも多い植物でしたが「ヤグルマソウ(矢車草)」という名の植物はほかにあるため、近年では「ヤグルマギク」という呼び名が定着しつつあります。

ヤグルマギクの情報

日本名 ヤグルマギク(矢車菊)
英名 Cornflower(コーンフラワー)
学名 Centaurea cyanus
分類 キク科/ヤグルマギク属/一年草
原産地 ヨーロッパ
大きさ(丈) 30~100cm
花色 青、白、ピンク、赤、紫など
開花時期 主に4~7月頃

開花時期は、種まきや植えつける季節によって違いがあります。そのため、冬に咲くものもあります。また、伸びた細い茎の上(先端部)に花をつけるヤグルマギクは、ドイツでは「皇帝の花」との呼び名もあり国花でもあります。マリー・アントワネットが好んだ食器の絵柄としても使われていました。

ヤグルマギク(矢車菊)の花言葉

ヤグルマギクの花言葉はたくさんありますが、なかでもよく知られている花言葉には「優美」「繊細」「幸福」「信頼」「優雅」「感謝」「教育」などがあげられます。また「希望を、あきらめない」というものもあります。これはドイツの花言葉です。

ヤグルマギク(矢車菊)の青色

「コーンフラワーブルー(Cornflower Blue)」と呼ばれる色があります。これは「ヤグルマギク(矢車菊)のような青色」という意味で、最高級品質のサファイアの色を表す色としても使われています。

ヤグルマギクの特徴

Photo by Peter O'Connor aka anemoneprojectors

花は筒状花が集まってできた頭状花で、5cmくらいの大きさです。花のつくりが特徴的で、中心部の花には雌しべも雄しべもありますが、外周の花にはありません。ヤグルマギクの花は乾燥させても色あせにくいため、ドライフラワーとしても利用されています。また、園芸品種の数が多く花色が豊富なところもヤグルマギクの特徴の1つです。

Photo byHans

茎が分岐し、たくさん花を咲かせるヤグルマギクは一重咲きのものはまれで、多くが八重咲きです。茎と葉には白色の綿毛のように見える毛が生えています。葉の形状は、根元に近い葉のほうが茎につく披針形(ひしんけい)や線状のものよりも幅広です。

ヤグルマギクの育て方

Photo by houroumono

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