2本支柱
育てるスペースがある方におすすめ
ナスを育てるスペースが十分ある方におすすめの方法です。主枝と一番花のすぐ下のわき芽のみを伸ばして誘引します。伸ばす枝が少ない分、採光・通風がよく、株にかかる負担が減るため更新剪定をしなくても継続して収穫できる方法です。
側枝一花取り
2本取りの場合、「側枝一花取り」という方法で育てます。主枝はそのまま伸ばし、一番花の下のわき芽に咲いた花のすぐ上の葉を1枚残して摘心します。その実を収穫したら、その側枝の根元に近い新たな側枝を残して剪定する、という「摘心→収穫→剪定」の方法で繰り返し管理しましょう。
3本支柱
初心者でも簡単にできる方法
3本支柱は、初心者でも簡単で育てやすい方法です。苗木のときに添え木を立てたら、主枝と一番花すぐ下のわき芽を2つ伸ばします。3本の枝を支柱に沿って誘引し、麻ひもで固定すれば完成です。摘心・剪定などはせずに育てても、十分な収穫量が見込めるでしょう。7月下旬~8月初旬にかけて更新剪定すれば、おいしい秋ナスも食べられますよ。
4本支柱
量を収穫したい方へ
4本仕立ては3本仕立てよりも収穫量が多く見込める上に、大きく枝葉を広げて誘引するため日当たりがよく、実が傷つきにくい方法です。株間を十分に開けて苗を植え、主枝と一番花・二番花・三番花のそれぞれ下のわき芽を伸ばして支柱に誘引します。始めから収穫量が多いため、更新剪定はせずに秋になる前には収穫を終えるようにしましょう。
支柱+テープ誘因法
一列全てにナスを植えるときに
例えば、うね一列全てにナスを植える場合この方法がおすすめです。うねの両端と真ん中に2本ずつ斜めに支柱を立てて、15~20cm間隔にビニールテープを張っていきます。好きな場所に枝葉を誘引できるので自由度があり、支柱の本数が少なくてもできる方法です。
ナス栽培時のおすすめ道具
ナスを育てるときには、以下の道具を用意するとよいでしょう。
- マルチ(黒・透明)
- 支柱(長さ150cm、太さ2cm程度)
- クワ
- マルチ穴あけ器
- 麻ひも、ビニールひも
- スコップ
- ジョーロ
まとめ
ナスは初めての方でも簡単に育てられる野菜です。「たくさん収穫したい」「少なくても良質なものを育てたい」「秋まで育てたい」など、あなたのお好みに応じて仕立て方を変えて育ててみてはいかがですか?ナスを育てる面白さを感じられることでしょう。
- 1
- 2
「主枝」と、第一花のすぐ下にある「側枝」を伸ばします。
出典:筆者作図