刈刃の違いと役割
機械によって使用できる刈刃の種類が違います。カッターやブレードとも呼ばれる刈刃の切り方の違いや、特徴を見てみましょう。
金属刃
金属刃には、2枚刃・3枚刃・4枚刃・8枚刃の他に、笹刈刃や丸鋸刃などがあります。慣れていない方におすすめなのは8枚刃です。2〜3枚刃は、障害物に当たったときのキックバック(反動)が大きく、欠けた刃が飛んで大きな怪我につながります。自治体によっては2枚刃の使用が禁止されているので、事前に確認しておきましょう。
チップソー
10インチ刈払いチップソー
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金属刃の一種チップソーは、金属の先に硬い刃をいくつも取り付けた構造になっています。9インチ(23cm)と10インチ(25.5cm)の2つのサイズがあります。電動式は9インチ、エンジン式は10インチで、36〜40枚刃がおすすめです。
ナイロンカッター
ナイロンをコード状にしたものが、ほぼメンテナンス不要のナイロンカッターです。ナイロンコードで雑草を引きちぎるので、エンジンへの負荷が大きく、小石なども飛ばしてしまいます。スパッと切れる刃と違って、草の汁などが周囲に飛散しがちです。
刈払機の安全な使い方
刈払機の使い方を解説していきます。作業中は振動や音のため、周囲の状況がわかりにくくなります。作業エリアにロープをはるなどの安全対策も重要です。
背の高い雑草は「荒刈り」と言って、半分ぐらいに刈ってから、仕上げ刈りをするといいよ!
ボタニ子
2回に分けて行うのね!
使い方①燃料の準備
電動式はコードリールや予備のバッテリーを、エンジン式の場合は刈る面積や時間に合わせて、燃料を準備します。4ストロークエンジンはガソリンを、2ストロークエンジンは混合ガソリンを用意します。燃料は金属の携行缶に入れ、日光の当たらない涼しい場所に置きましょう。
混合ガソリンの作り方は、レギュラーガソリンに2サイクルエンジンオイルを、25:1や50:1などで混合したものだよ!
ボタ爺
機械に合わせて、適切な混合比にするのがポイントじゃよ
使い方②身支度を整える
作業着に安全靴だけでなく、ヘルメットにゴーグルやフェイスガード、グローブやプロテクター、専用のエプロンなどもあります。草の汁や小石だけでなく欠けた刃が飛んできて、思わぬ怪我を負う方も少なくありません。身支度と共に草を刈る場所に障害物や異物が無いか、事前に確認しておきましょう。
使い方③刈刃の選び方
刃の大きさや種類を選ぶポイントは、機械のパワー(回転数)に合った刃を選ぶことです。刈刃にはいくつもの種類があります。草の種類や面積によって付け替えられるよう、燃料と合わせて予備の刃を用意しておくとよいでしょう。
使い方④正しい持ち方
肩掛けベルトはシングルではなくダブルを選び、身体に合わせて調整します。本体を腰パッドにつけるタイプが、振動も軽減されるためおすすめです。シャフトについたループハンドルやバーハンドルは、両手で持ちやすい位置や角度に調整して使います。
使い方⑤安全なエンジンのかけ方
周囲の安全確認後、エンジンをスタートさせます。ベルトに本体をつけて、先端で弧を描くように動かしながら草を刈っていきます。
【エンジンのかけ方】
- ポンピングして、燃料を送る
- スロットルレバーを始動(低速)にする
- チョークレバーを閉じる
- スターターを引く(回転音を確認)
- チョークレバーを開ける
- 回転数は低速で、アイドリングする
- スロットルレバーを低速にする
- 運転スイッチを停止にして、エンジンを止める
動画でも確認したら、次ページからはメンテナンスについてみていきましょう。
出典:写真AC