「四季なりイチゴ」とは?おすすめの品種や収穫までのポイントを解説!

「四季なりイチゴ」とは?おすすめの品種や収穫までのポイントを解説!

春から秋まで長期間収穫できる「四季なりイチゴ」をご存知ですか?苗をプランターに植え替え、水やりと肥料に気をつけると何度も甘い実が付きます。そこで四季なりイチゴの特徴とおすすめの品種、夏越し冬越しの育て方や収穫までのポイント、収穫後の増やし方について解説します。

記事の目次

  1. 1.「四季なりイチゴ」とはどんなイチゴ?
  2. 2.「四季なりイチゴ」の品種
  3. 3.「四季なりイチゴ」の育て方
  4. 4.「四季なりイチゴ」の収穫と増やし方
  5. 5.まとめ

「四季なりイチゴ」とはどんなイチゴ?

Photo by coniferconifer

イチゴは、真っ赤な果実と甘い果汁が味わえる魅力的な食べ物ですね。日本で栽培されているイチゴは「一季なりイチゴ」と「四季なりイチゴ」の2種類に分けられます。しかし、四季なりイチゴは、一季なりイチゴより流通が少なく知らない方も多いのではないでしょうか?そこで、四季なりイチゴの特徴とおすすめの品種、育て方と収穫までのポイントを詳しく解説します。

四季なりイチゴの特徴

四季なりイチゴは、季節を問わず長期間にわたって収穫できるイチゴの種類を指します。夏と秋の年2回実を付けるものや、真冬以外はずっと実を付けるものもあります。日照や温度など栽培条件にあまり左右されずに花を咲かせ、やがて実を付けるのが特徴です。リビングやキッチンで、かわいらしい花と果実の両方を観賞用として育てる楽しみ方もできます。

一季なりイチゴの特徴

一季なりイチゴは、1年に一度収穫するイチゴを指します。秋に苗を植え付け、冬の寒さを経験させることで花を咲かせて実を付けます。主な収穫時期は4~6月ごろです。「紅ほっぺ」「とちおとめ」「あまおう」など人気のイチゴが一季なりイチゴです。甘みが強い品種が多く、そのまま食べてもおいしく、お菓子に加工しても楽しめます。

ボタニ子

ボタニ子

12月になるとイチゴが店頭に並び始めますね。これは温度管理されたハウス栽培のものです。

「四季なりイチゴ」の品種

以前は、一季なりイチゴに比べると味も大きさも劣るといわれていましたが、近年では品種改良が進み大粒で糖度の高い品種も多く販売されています。鮮やかな赤い花を咲かせる品種もあり、バラエティに富んでいます。

おすすめ品種①あまごこち

あまごこちは糖度が14~16度もあり、四季なりイチゴのなかでも特に糖度の高い品種です。春と秋の年2回収穫でき、自然に受粉してくれるため育てやすく家庭菜園にぴったりです。果実は少し小さめですが、たくさん実を付けて楽しませてくれます。

おすすめ品種②夏姫

春から秋まで長い期間収穫できます。丈夫で育てやすく、病気にも強い品種です。冬の寒さを経験すると実が付きやすくなります。夏の暑い時期は、追肥すると秋の実りがよくなります。真っ白い花と真っ赤なイチゴの対比が魅力的で、観賞用にもおすすめです。

おすすめ品種③純ベリー2

東京生まれの四季なりイチゴのため「東京いちご」とも呼ばれています。酸味が少なく甘さとのバランスが丁度よい味です。さらにしっかりした硬さもあり、食べ応えがあるのも特徴です。比較的寒さに強い性質をもつため、冬も屋外で育てられます。

おすすめ品種④天使のイチゴ

「白イチゴ」とも呼ばれる天使のイチゴは、完熟しても果実の色が赤くならない品種です。果実の表面の粒が赤く色づいたときが収穫のサインです。丸みのあるかわいらしい形と甘酸っぱい味を楽しめます。家庭菜園用に開発されたため病害虫に強く育てやすい品種です。

おすすめ品種⑤ルビーアン

ルビーのような鮮やかな赤い花を咲かせるイチゴです。きれいな円錐状の果実と、濃い緑の葉もあわせて色合いが美しく、観賞用におすすめです。地植えにするよりもプランターやハンギングで育てましょう。酸味が強いためジャムやお菓子に加工するほうが、おいしく食べられます。

次のページで「四季なりイチゴ」の育て方を詳しく解説します。

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「四季なりイチゴ」の育て方

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