いちごのプランター栽培！初心者も失敗しないコツやプランターの選び方

いちごをプランター栽培する場合は「一季成り」の品種を選ぶのがおすすめです。いちごには「一季成り」と「四季成り」の品種があります。プランターでいちごを栽培する場合は、育て方が簡単な一季成りの品種を栽培していきましょう。また、いちごは季節ごとに人工授粉やランナーの手入れなどの作業が必要です。

いちごを種から育てる場合は、4月〜5月にかけて種まきします。育ったいちごは3月〜4月にかけて白色の花を咲かせます。実をつけるためには人工授粉が必要です。実ったら、4月〜5月に収穫します。また、花が咲き始めると害虫被害を受けやすくなるため、防虫ネットや殺虫剤などを使用して早めに害虫対策を行いましょう。いちごの収穫が終わった初夏に、来年のための苗を作ります。

種まきして育った苗は、10月～11月に植え付けます。また、10月に入ると苗が多く流通します。種から育てるよりも苗の状態で購入したほうが比較的育てやすいため、種まきで育てるのが不安な方は苗から育てましょう。いちごの苗を購入したら、10月〜11月の間にプランターに植え付けてください。

いちごの植え付け後、12月に入るとランナーが伸びてきます。この時期、春につく実に栄養が十分行き渡るようにランナーを剪定します。また、いちごは耐寒性が強いですが、雪に埋まると株が弱ってしまう恐れがあるため、雪の積もらない軒下などに移動させておくと安心です。

いちごをプランター栽培する場合は、プランター選びが重要なポイントです。プランターの深さや幅、素材やタイプなど、たくさんのプランターの中からいちごの栽培に最適なプランターを選んでいきましょう。また、プランターだけでなく「ストロベリーポット」や「ストロベリープランティングバッグ」など、いちご専用の鉢もおすすめです。

いちごをプランター栽培する場合は、プランターの深さは20cm以上必要です。いちごは根が深く長く伸びるため、十分に深さのある鉢を使用してください。

プランターの幅は、60cm以上あるものを使用してください。いちごはランナーを長く伸ばしながら成長するため、株間を20cm〜30cmほど余裕をもって植え付けます。60cmあれば、2～3株植え付けられます。

いちごは、排水性が悪いと根腐れを起こしやすいため注意しましょう。プランターの底に、ネット状の中敷きがついているものが最適です。中敷きがない場合は、鉢底ネットや鉢底石を敷いてから用土を入れてください。

プラスチック製のプランターは軽さが魅力で、天候や気温によってプランターの場所を移動させたいときに便利です。しかし、雨風に長くさらすと劣化しやすいので注意しましょう。

テコラッタは素焼きの鉢で、排水性と通気性がよいのが利点です。また、経年劣化しにくいため長く使えます。テコラッタはやや重みがあるため、移動には向きません。テコラッタの価格は、プラスチック製と比べるとやや高めです。