トラクターは中古で買うのがお得？価格相場や選び方のポイントを解説！

トラクターの相場価格は、馬力、走行距離、年式によって変動し、また、トラクターの大きさ、メーカー、その他オプションによっても多少変わります。ここではトラクターの価格を算定するときに重視される3項目について解説していきます。

「馬力×10万円」がトラクターの相場ですが、中古の場合は1/3の「馬力×3万円」が目安となるでしょう。トラクターの価格を見極める際には、トラクターの馬力を知っておくと、相場より高いのか、安いのかをおおよそ算出できます。トラクターの馬力で、どんな土地で、どんな用途で使うのかが変わります。事前に何に使うのかを明確にしておきましょう。

走行距離は、トラクターの寿命を表しており、「馬力×100」が、トラクターの寿命といわれています。中古のトラクターを購入する際は、必ずアワーメーターを確認するようにしましょう。寿命が1/3以上残っているトラクターであれば、とってもお得です。「せっかくトラクターを買ったのに、すぐに寿命がきて壊れてしまった」なんてことにならないように気をつけたいですね。

トラクターの年式が古くなればなるほど、価格は下がっていきます。しかし、あまり古すぎるトラクターはおすすめできません。メーカーにもよりますが、25〜30年前の物は、故障したときに部品がないことや、整備できる人がいないなどの問題があります。状態がよいトラクターでも、壊れたときに部品がないようなら、買わない方がよいでしょう。

トラクターの相場が分かったら、次に見るべきポイントは、整備状況と、アフターケアです。中古を買う際に共通することですが、ものの状態が悪く動かないものや、整備されていないものが売られている場合があります。買う際には整備保証があるものから選びましょう。トラクターのように自分で故障を直しにくいものでは、しっかりとアフターケアに応じてくれる店舗で買うことも重要です。

信頼できる店舗を見つけたら、つぎはどんな用途でトラクターを使うのかをよく考えましょう。自分の農地の大きさ、土地の質、育てる作物など、明確にしておくと、失敗がなくなります。圃場が小さく区切られる水田などで使う場合には、大型のトラクターより、小型のトラクターで十分でしょう。土地が粘土質だったり、広い面積を耕す場合には、大型で馬力のあるトラクターがよいといえます。