②大手メーカーで選ぶ
中古トラクターを購入するときは、大手メーカーで選ぶのもおすすめできます。大手メーカーであれば、部品も整備店も多く、故障してもすぐ対応してもらえるメリットがあるからです。クボタ・ヤンマー・イセキが、国内では人気のメーカーです。メーカー別に大まかな特徴を紹介していきます。
1:クボタ
クボタは、国内シェア40%を超える人気を誇る農機具メーカーです。海外でも人気があり、北米でのシェアも30%を超え、国内外問わずに愛されています。小型に重点を置いた、クボタのトラクターは中古でも故障しにくく、エンジンは耐久性と出力に優れています。その上近年の排ガス規制もらくらく潜り抜けられるなど、迷ったらクボタといっても過言ではないメーカーです。
2:ヤンマー
ヤンマーは国内シェア2位、トラクターのシェア3位を誇る農機具メーカーです。運転しやすく故障が少ないことが、ヤンマーのトラクターの特徴といえます。小型トラクターではクボタを凌ぐ性能があるといわれて、スタイリッシュなデザインとあわせて人気です。近くにヤンマーの店舗があるなら、ぜひおすすめしたいメーカーです。
3:イセキ
イセキは大規模農業向けの製品を多く取り扱うメーカーです。トラクターにもその傾向が現れており、大型のトラクターに重点を置いています。馬力がクボタ、ヤンマーに比べて高く、その最高馬力は280程です。そのほかに特徴的な機能がついており、個性的なメーカーとして有名です。好みが大きく分かれるので、中古は相場よりやすくなっている場合もあります。
中古トラクターを長く使うには?
トラクターのメンテナンス
せっかく買ったトラクター。長持ちさせるにはどうしたらよいでしょうか。トラクターを長く使うには、日常的なメンテナンスが1番大事なことで。また、定期的にプロに見てもらうことも必要といえます。日常的なメンテナンスのポイントは次のとおりです。
日常的なメンテナンス
- エンジンオイルやギアオイル、ラジエターの冷却液、バッテリー液がしっかり入っているかを確認する。減っていたら補充しましょう。
- タイヤの空気圧チェック。このときにボルトやナットに緩みや歪みがないかチェックすることが大切です。
- トラクター使用後はしっかりと泥汚れなどを落としましょう。また、取扱説明書に書いてある、注油が必要な部位にしっかりと注油すること。
定期的なメンテナンス
- エンジンオイルやギアオイルを、100〜300時間に1回程交換する。
- ラジエター冷却液は年に1回は取り替える。
- プロにメカニック部分の検査をしてもらう。
まとめ
トラクターの新型と中古では、差があまりないことがわかっていただけましたでしょうか。トラクターは、中古でも大切に使えば、何十年もしっかりと動いてくれる丈夫な機械です。自分の用途にあったトラクターを選び、一緒に農業をする相棒として、大切に使っていきましょう。