ドライフラワーに向いている花③アジサイ
科 | アジサイ科 |
属 | アジサイ属 |
開花期 | 6月~7月 |
花色 | 水色、青、紫、ピンクなど |
アジサイは梅雨の時期に咲く花です。梅雨の時期は湿気が多いため、ドライフラワーを作るには向いていません。そのため、アジサイをドライフラワーにする時は、開花期の最初の方のものよりも、後に咲いたものを選びましょう。アジサイのドライフラワーに向いている品種は「アナベル」「西安」「カシワアジサイ」などです。アジサイのドライフラワーは、基本のハンギング法でもドライ・イン・ウォーター法でも作れます。
向いている理由
アジサイは咲いているうちに色が変化し、後半になると生花のままでアンティークカラーに変化します。「アナベル」は水分量が少ないので、乾燥までの時間が短くてすみ、「西安」は花が密集しているので、ドライフラワーにすると豪華な印象に仕上がります。アジサイのドライフラワーは、透明な容器に入れて飾ってもおしゃれで、リースにアレンジしてもボリュームがあって華やかです。
ドライフラワーに向いている花④スターチス
科 | イソマツ科 |
属 | イソマツ属 |
開花期 | 5月~7月 |
花色 | ピンク、紫、白、黄、青など |
スターチスはハナハマサジという花の別名で、近年はリモニウムという名前でも呼ばれます。スターチスの花に見える部分はがくが変化した部分で、実際の花は白い花びらの部分です。この色の付いたがくの部分は、花が枯れても色を保ち、色の種類もとても多いのが特徴です。生花としても日持ちが良く、花色も変化しないので、変わらない姿を長く楽しむことができます。
向いている理由
スターチスは生花の時点で乾燥しているので、ドライフラワーができるまでの時間が短くてすみます。また花色も多いため、好きな色で作ることができ、ほぼそのままの色合いでドライフラワーにできます。スーパーの生花コーナーでもみかけるほど多く流通しているので、入手しやすいのもポイントです。着色したものと違って色落ちの心配もないので、そのままハーバリウムにアレンジもできます。
ドライフラワーに向いている花⑤ミモザ
科 | マメ科 |
属 | フサアカシア属 |
開花期 | 2月~4月 |
花色 | 黄、オレンジなど |
ミモザはフサアカシアの花の呼び名です。他にギンヨウアカシアの花もミモザと呼ばれます。ミモザは黄色やオレンジの花の小さな花が特徴的で、良い香りがします。ドライフラワーにすると少し花が小さくなるので、多めの花が付いたものを選ぶとよいでしょう。ハンギングでドライフラワーにするのに向いており、吊るしておくだけで簡単にドライフラワーになります。
向いている理由
ミモザは小さい花が固まってたくさんついているのでドライフラワーにしたときにボリュームがあります。ミモザにはもともと乾燥しやすい性質があり、ドライフラワー初心者でも失敗が少ない花です。またミモザの黄色やオレンジは、乾燥させることによってアンティーク調の色合いになり、深みのある魅力的な雰囲気になります。それを生かして、アンティーク調のリースなどにアレンジもできます。
ボタ爺
次ページからは「ドライフラワーに向いている花⑥ラベンダー」を紹介するぞ。
出典:写真AC