ドライフラワーに向いている花⑥ラベンダー
科 | シソ科 |
属 | ラヴァンドラ属 |
開花期 | 5月~7月 |
花色 | 紫、白、ピンクなど |
ラベンダーは古代から伝統的なハーブとして用いられた花です。日本には幕末の頃に伝わったと言われています。ラベンダーは良い香りがするので、芳香植物として薬や料理に使われており、日本では北海道の富良野での栽培が有名です。ラベンダーにはたくさんの種類がありますが、その中でも香りが強いのはイングリッシュラベンダーです。ドライフラワーにした後も香りを楽しみたいときにおすすめです。
向いている理由
ラベンダーのよい香りはドライフラワーにしても残り、むしろドライフラワーにした方が香りを長く楽しめます。ラベンダーは水分が少なく、乾燥しやすいので初心者でも失敗が少ない花です。またリースやポプリなどアレンジの幅も広く、ハンギングにしている間も巻いている紐の上にリボンなどを結ぶだけで、そのままインテリアとして楽しめます。
ドライフラワーに向いている花⑥ケイトウ
科 | ヒユ科 |
属 | ケイトウ属 |
開花期 | 6月~9月 |
花色 | 赤、ピンク、黄色など |
ケイトウはセロシアとも呼ばれる花です。花の形が特徴的で、鶏のとさかに似ていることから「鶏頭(ケイトウ)」と呼ばれます。その花の形も品種によって幅広く、様々な形や色の花を楽しめます。色は赤や黄色などの暖色系が主ですが、近年は緑色のものも園芸店に並ぶようになりました。日本には奈良時代に入ってきたといわれ、食用にもなった歴史があります。
向いている理由
ケイトウはドライフラワーになっても、花の色はあまり変化しません。また形もユニークなものが多いので、面白いアレンジができます。ケイトウの葉や種の部分は乾燥すると落ちやすいので、使う部分だけを切り取ってドライフラワーにするのがコツです。ケイトウが存在感のある花なので、花束にするときは小さい花と一緒に作るのがおすすめです。
ドライフラワーに向いている花⑦カスミソウ
科 | ナデシコ科 |
属 | カスミソウ属 |
開花期 | 5月~7月 |
花色 | 白、ピンクなど |
かすみ草はムレナデシコという和名を持つ花です。小さい白い花をたくさん咲かせ、どんな花とも相性が良く、花束やフラワーアレンジメントにもよく用いられます。近年は大きい花をつける品種もあり、かすみ草が主役のアレンジも人気です。切り花の印象が強いカスミソウですが花壇や鉢植えで栽培もできます。
向いている理由
かすみ草は生花でも水分が少ないので初心者でも失敗しにくい花です。市販のかすみ草にはもともと着色されているものもありますが、その色はドライフラワーにしても変わりません。ドライフラワーにするときは、花ができるだけ大きく、枝の先端に集まっているものがおすすめです。リース、ハーバリウム、アクセサリーにも幅広くアレンジできます。花は乾燥すると落ちやすいのでハンギングは一本ずつ吊るすのがコツです。
かすみ草のドライフラワーは着色もできる
かすみ草は花の色が白く、生花の状態でインクで着色した水を吸わせることできれいに着色することができます。しかし「染料」と分類されるものしか着色できないので注意しましょう。花の小さいかすみ草は、手作りのアクセサリーなどのハンドメイド作品にも幅広く使えます。お好みの色で着色して、すてきなハンドメイド作品を楽しんでください。
まとめ
ドライフラワーには生花の状態でも水分の少ない花が向いています。また、乾燥した時に形が崩れにくい、しっかりした花びらのものがよいでしょう。色が変化することで魅力が増す花もあるため、どう変化するかを考えて作りましょう。もらった花をそのままドライフラワーにして残しても、手作りでハンドメイド作品にリメイクするのもおすすめです。ぜひ、お好みの方法で楽しんでください。