ケイピンエースとは?葛(クズ)を枯らす除草剤としての効果や使い方を紹介!

ケイピンエースとは?葛(クズ)を枯らす除草剤としての効果や使い方を紹介!

ケイピンエースは、草刈りではほとんど効果のない葛(クズ)を根こそぎ枯らすおすすめの除草剤です。使い方も一般的な除草剤と違いユニークな使い方をします。そこでケイピンエースの驚くべき葛除草剤としての効果や使い方のポイントなどをわかりやすく解説します。

記事の目次

  1. 1.ケイピンエースとは?
  2. 2.ケイピンエースが葛を枯らす理由
  3. 3.ケイピンエースの効果
  4. 4.ケイピンエースの使い方
  5. 5.まとめ

ケイピンエースの使い方

フリー写真素材ぱくたそ

ケイピンエースは、爪楊枝型の木針の内部に除草成分であるイマザピルが含まれており、枯らしたいクズの根株に直接木針を埋め込むことで、露出部分からイマザピルが根株内に浸透します。そのためきケイピンエースを散布するときは、あらかじめ木針を埋め込む穴をあけて使います。

①山林管理としての使い方

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ケイピンエースをスギ・ヒノキなどの下刈り代用として使う場合は、クズの根株1つにつきケイピンエースの木針を1本~3本使います。散布期間中に強風などで木針が取れないよう、木針にある薬剤露出部分が完全に隠れるようしっかり根株に埋め込んでください。

②宅地や公園などでの使い方

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ケイピンエースは宅地や公園、駐車場、道路などのクズ除草として使えますが、植栽地での使用はできません。使用量や使い方は山林管理と同じですが、散布中は安全のために散布エリアへの侵入を禁止する対策をしましょう。特に子供や動物が利用する公園などでは、立ち入りを禁止する看板や縄囲いを使うことも重要です。

③ケイピンエースを使うおすすめの時期

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ケイピンエースは、1年中いつでも使用できます。地表のツルの除草とあわせて根茎を枯らす場合は夏でも構いませんが、ケイピンエースは先に木針を埋める穴をあける作業があるため、夏に作業をすると熱中症などの危険があります。そのためケイピンエースは、作業がしやすく根株が見つけやすい秋・冬・春がおすすめです。

④作業効率をあげるおすすめアイテム

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ケイピンエースはクズの根株に薬剤を含んだ木針を差し込んで使うのですが、木針を根株に差し込むための穴をあける必要があります。マッチ棒型とはいえ直径約2.5mmの穴をあけるため、電動ドリルは欠かせません。特にケイピンエースを大量に使う場合は、効率的に作業を進めるためにも電動ドリルを使ってください。

使い捨て手袋も着用がおすすめ

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使い捨て手袋は、根株に木針用の穴をあける際は特に必要ありませんが、ケイピンエースに触れる(取り出す・差し込むなど)際には使い捨て手袋を着用しましょう。ケイピンエースの除草成分は動植物への薬害も報告されているため、強力な除草成分が直接手に触れると危険です。

⑤使い方の注意点

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ケイピンエースはモンスター級の難防除・クズを駆除する強力な薬剤を使用するため、誤った使用法をすれば動植物や周辺環境に薬害が起こる危険があります。そのため決められた容量・方法・条件を守ることは必須ですし、初めて使用する際にはケイピンエースの使用などについて専門機関の指導・助言を受けましょう。

悪天候時の散布は避ける

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ケイピンエースは悪天候での使用は避けましょう。ケイピンエースは木針の内部に強力な除草剤をしみこませ、直接クズの根株に木針を打ち込むことで露出部分から薬剤を散布します。そのため雨や雪の日に散布すると、露出部分から誤って薬剤が流れでてしまい薬害の原因になることがあります。同じような危険は強風時にも起こりやすいです。

まとめ

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クズはグリーンモンスターと呼ばれる難防除なので、クズ専用の除草剤であるケイピンエースで除草するのがおすすめです。ケイピンエースの使い方は一般的な除草剤の使い方と違いますが、難防除のクズを根こそぎ枯らす強力な除草剤なので、長年悩まされてきたクズ対策もケイピンエースがあれば簡単に解決します。

Akemi
ライター

Akemi

自然や植物と楽しく暮らすヒントを、わかりやすく紹介していきます。

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