天然芝とは?人工芝とはどう違う?張り方や耐用年数はどれくらい?

天然芝とは?人工芝とはどう違う?張り方や耐用年数はどれくらい?

庭や公園、運動場などでよく見かけるおなじみの芝には、天然の芝と人工的に作られた芝があります。ここでは天然芝を中心に特徴や寿命、耐用年数に敷き方の説明、庭のイメージにあった芝が選べるよう、天然芝と人工芝の違いもあわせて紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.天然芝とは?
  2. 2.天然芝の5つの手入れ方法
  3. 3.天然芝に必要な2つのメンテナンス
  4. 4.人工芝とは?
  5. 5.天然芝と人工芝の2つの違い
  6. 6.天然芝と人工芝の耐久性と耐用年数
  7. 7.天然芝をDIYで敷く方法
  8. 8.天然芝を使ったおすすめの外構例
  9. 9.まとめ

天然芝と人工芝の2つの違い

①材質の質感

材質の質感に違いがある

どちらの芝も美しい色合いをしていますが、触り心地には雲泥の差が。天然芝は細く柔らかい草の集まりなので肌に触れても痛くありませんが、作られた芝は樹脂の硬くごわごわした質感がありグレードによって触れると痛みを感じる物もあります。人工芝の葉も改良が進み以前より柔らかくなっていますが、質感でいえば天然芝のほうが俄然よいです。

②価格

②天然芝は1㎡あたり2000円、人工芝は1㎡あたり1万円

天然芝の施工費用は1㎡あたり2000円~ですが、人工芝の施工費用は1㎡あたり1万円~となりかかる費用に大きな違いがあります。ただし天然の芝生は施工後のメンテナンス費用が多く、人工芝はメンテナンス費用があまりかかりません。

天然芝と人工芝の耐久性と耐用年数

天然芝の耐久性と耐用年数

質感や施工費用に違いがある2つの芝ですが、施工の前にそれぞれの耐久性と耐用年数も知っておく必要があります。どちらの芝も丈夫で長期間敷いたままでも問題ありませんが、とはいえ張替えの必要がまったくないわけでもありません。

施工後と成長後の管理しだいで長く生きる

成長しきった天然芝は大人や子供が踏んでも大きなダメージはなく耐久性がありますが、敷いたばかりの天然芝を踏みすぎると新しい根がはえず酸素不足になって枯れてしまいます。根を落ち着ちつかせるために施工後すぐは芝の上をあまり歩かず定着させ、成長後は定期的なメンテナンスをすることで耐用年数も数十年と長くなります。

人工芝の耐久性と耐用年数

出典:写真AC

素材や使用環境、場所によって変わる

人工芝にはグレードがあり一般的なものは耐久性が7~10年と言われ、葉やシートの性能がよいものは10年以上長持ちします。耐用年数もさまざまで短くて2年から長くて10~20年と、芝の素材・使用環境・場所によって変わります。人工芝は天然芝と違い張替えの時期がくるので、施工のさいは業者に確認し納得のいくものを選びましょう。

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天然芝をDIYで敷く方法

コスパは断然DIYがよい

天然芝は業者に施工を頼まず、ホームセンターなどでマット状の芝を購入し自分で敷くDIYが可能です。時間は少しかかりますがコスパの面は断然DIYの方がよく、芝を敷いたあとの達成感と充実感を感じることができ芝への愛着も深まって管理が楽しくなりますよ!

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天然芝のDIY方法

①下地用の砂と培養土を用意する

用意するもの

  • マット状の芝生
  • 培養土
  • 目土

芝は水はけのよい土壌を好むため、芝生を敷く場所は雨が降ったときに水たまりができないよう平らにします。地面を平らにするために使うのが砂と培養土で、排水を良くするため砂は地面から5cmほどの高さになるくらいの量と、その上に撒く培養土は2cmほどの高さになるくらいの量を用意します。

②土を掘って下地をならす

芝を敷く場所全体を7~8cmほどスコップで掘って平らにならします。水はけをよくするための砂を必要な高さになるまで敷いて平らにしたら、全体が湿るくらいの水を撒き砂を固めます。芝が育つための養分補給と適度な保水性を持たせるための培養土は、砂と同じように敷いてスコップで平らにし最後に足で踏み固めて地面を水平にします。

③間隔をあけて芝を敷いていく

ホームセンターなどで販売されているマット状の芝を用意し、芝どうしがくっつかないよう1~2cmほど離して敷いていきます。間隔をあける意味は芝の成長を促進させ丈夫に育てるためで、芝のサイズが大きくスペースに合わないときはハサミでカットします。芝を全部並べたら目土を上から撒き、ほうきで掃いて芝と芝のすきまや表面全体に行き渡らせ、根詰まりしない程度の強さでまんべんなく足で踏んでいきます。

敷きおわったら芝全体に散水する

芝を敷き目土を撒いて踏み固めたら、芝生の根っこまでしっかりと水が染みこむように散水します。敷いたばかりの芝は乾きやすく乾燥すると小さな葉や根が枯れてしまうので、水やりはこまめにしましょう。

天然芝を使ったおすすめの外構例

天然芝は和風の庭と洋風の庭どちらともよく合い、景観を壊さず庭全体のバランスをとるのに適した資材です。ここではとくにおすすめの外構例を2つ紹介しますので、天然芝を施工するさいはぜひ参考にしてくださいね。

おすすめの外構例2選

外構例①日本庭園風の庭に敷く

出典:写真AC

鮮やかな緑が映える天然芝は、日本庭園風の庭に敷くのがおすすめです。庭園内に配置した自然の石や木、草花と相性がよく、引き立てつつ庭全体の調和を保つことができます。季節感がしっかり感じられ、古風な庭が好きな人にぴったりの外構です。

外構例②芝と敷石の組み合わせで動きのある庭に

出典:写真AC

洋風の庭なら敷石と緑のコントラストをいかした外構がおすすめです。芝と合わせる敷石は、ナチュラルな天然石・素朴な素焼きレンガ・丸やハート型にカットされたおしゃれなステッピングストーンなど、種類もたくさんあるので一番イメージ合うものを選びましょう。天然芝と敷石の組み合わせで、飽きのこない動きのある庭が造れますよ!

まとめ

天然芝は柔らかく肌触りが良くて、四季を感じることができる優れた庭のアイテムです。メンテナンスしだいで数十年と長く持ち、施工時のコスパも人工芝より安く済みます。

また、長持させるためのメンテナンスにはつぎのようなものがありましたね。手間は少しかかりますが、手をかかるだけ長く美しい芝を保つことができます。

  • 5~9月頃まで水やりをする。
  • 4~9月頃まで肥料を与える。
  • 定期的な芝刈り。
  • 傷んだ場所を目土で補修する。
  • 芝に針を打ち空気を含ませる。
一方、管理が楽な人工芝は、施工時の料金と素材の質感が気にならないという人におすすめです。

天然芝と人工芝の違いを知り、すてきな芝のお庭を造ってくださいね。

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Lemona
ライター

Lemona

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