チランジアをクランプさせるコツ!枯らさず大きく育てよう!

チランジアをクランプさせるコツ!枯らさず大きく育てよう!

エアプランツの名前で知られ、インテリアとしても人気のチランジアは、水やりなどが意外に難しく枯れることも少なくありません。チランジアを枯らさずに大きくクランプさせられたら、喜びもひとしおでしょう。チランジアを枯らさず育て、クランプさせるコツや飾り方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.チランジアをクランプさせよう
  2. 2.チランジアをクランプさせる5つのコツ
  3. 3.クランプしたチランジアの管理
  4. 4.クランプしたチランジアの注意点
  5. 5.クランプしたチランジアの飾り方
  6. 6.チランジアを大きく育ててクランプさせよう

チランジアをクランプさせよう

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出典:写真AC

チランジアを上手に栽培していると、鮮やかな花が咲きます。花を咲かせた後、子株が出て増えていきます。チランジア栽培では花を咲かせることを目標とすることも多いですが、株を増やして「クランプ」に挑戦してみると、より栽培を楽しめるでしょう。

クランプとは

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出典:写真AC

クランプとは、チランジアの子株をどんどん吹かせて群生させることです。はじめは一株だったチランジアも、成長して開花した後で親株の葉の間などから子株を出します。出てきた子株を切り離して株分けもできますが、子株を切り離さずそのまま大きく株を増やしていくことも可能です。クランプすると、株が大きく育って見ごたえがあります。

チランジアをクランプさせる5つのコツ

Photo by salchuiwt

適切な管理ができないと、チランジアはクランプする前に枯れてしまいます。枯れることなくチランジアを育てるために、栽培でのコツを掴むことが重要です。株を増やすために、チランジアにとってより快適な条件で育てましょう。

コツ①クランプしやすい種類のチランジアを選ぶ

Photo byPublicDomainPictures

チランジアは親株が開花した後で通常1~2つほど子株を出し始めますが、成長もゆっくりのためクランプするまでには長い年月がかかります。しかし「花が咲きやすく子株を出しやすい」「花は咲きにくいが子株を出しやすい」といった特徴のチランジアがあります。クランプをさせたい場合はこういった種類のチランジアを選ぶとよいでしょう。

クランプしやすいチランジア

クランプしやすいチランジアの種類

  • イオナンタ
  • コットンキャンディ
  • ストリクタ
  • ベルゲリ
  • アエラントス
  • ブッツィー

上記のチランジアは、花や子株を出しやすいという特徴があり、クランプに挑戦する際におすすめの種類です。また、手に入りやすく丈夫で育てやすいのも魅力です。チランジアを選ぶときには、大きめで水分を含み、重さがしっかりしたものを見極めましょう。

コツ②環境を整える

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出典:写真AC

チランジアの原産地である中南米と日本の気候は、大きく異なります。夏は暑く冬は寒いという日本の環境はチランジアにとって過酷なものです。できるだけ原産地の環境に近づけ、チランジアにとって快適な環境をつくると、大きく元気に育ちやすくなります。

日当たり

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出典:写真AC

チランジアは、銀葉種と緑葉種の2つに分類されます。銀葉種は日当たりのよい場所を好み、緑葉種は少し暗い場所を好みます。室内ではカーテン越しくらいの優しい日当たり、屋外ならば木陰くらいが適切です。また日光に当てるのは大切ですが、直射日光では葉焼けをおこし、水を吸収するためのトリコームがはがれてしまうため注意しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

トリコームが多いのは「銀葉種」、少なめが「緑葉種」だよ。トリコームが多いと、葉が白っぽくみえるよ!

風通し

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出典:写真AC

風通しが悪い場所にチランジアを置いていたために、蒸れて腐ってしまうことも枯れる原因にあげられます。チランジアにとって、特に水やり後は、屋外の風通しがよい場所に置くことが理想的です。しかし風が強すぎると、水の吸収を妨げてしまいます。強風には当てないように気をつけましょう。また、室内のエアコンの風が当たる場所も、乾燥しすぎて枯れるおそれがあるため注意が必要です。

温度

通年で気温の差がある日本では、季節ごとに温度対策をします。チランジアが最も成長する春と秋は、気温が10℃を超えれば屋外で育ててもよいでしょう。30℃を超えるような暑い夏は、葉焼けを防ぐため日陰に移動させ、蒸れをふせぐために日中の水やりはしません。外の気温が10℃を下回るようになったら室内に移し、水やりも暖かい日中に行いましょう。

コツ③水やり

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チランジアは、水やりをしなくても生きていけるイメージを持たれがちですが、実は水が大好きな植物です。しかし、与える水の量によって枯れることがあります。季節・置く環境・種類により水やりの頻度も変わります。また、葉の乾き具合・葉の色・株の重さなどをしっかり見て調節すしましょう。

通常の水やり

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出典:写真AC

チランジアは夜に活動するため、水やりは週に2回ほど夜に行います。乾燥を好むチランジアですが、軽く霧吹きしたくらいでは不十分です。チランジアに水やりするときには、霧吹きでも水がしたたるほど与え、風通しのよい場所で乾かしましょう。ただし梅雨時は腐りやすくなるため、水やりは控えめにし、夏場は涼しい時間、冬場は暖かい時間に与えるのがコツです。

緊急時の水やり

チランジアの特別な水やり方法が、ソーキングやディッピングといった株を丸ごと水に漬けるものです。気づかないうちに乾いて葉が丸まってしまったなどという緊急時に行います。できるだけ普段からこまめに水やりをし、ソーキングやディッピングはあくまでも緊急時のみ行いましょう。チランジアにとって負担になるため、ソーキングは長くても6時間が目安です。

コツ④手入れ

チランジアの葉が、老化で枯れて茶色くなったら取り除きましょう。枯れた葉をそのままにしておくと、株が蒸れて腐る原因になります。枯れた葉を軽く引っ張ってみると簡単に取れますが、取れない場合は無理に引っ張ると折れるため、少し引っ張って取れるまで待ちましょう。またクランプさせるときは、花後にできた種を取り除くことで子株に栄養が行き渡るようになります。

コツ⑤肥料

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出典:写真AC

ゆっくり成長するチランジアにとって、肥料はそこまで重要ではありません。しかし丈夫に大きく早く育てたいのであれば、ときどき肥料を施しましょう。チランジアは葉の表面のトリコームから水分を吸収するため、肥料は水やりのときに与えます。春と秋の成長期に液体肥料を1000倍に薄めて通常の水やりのときに与えましょう。3回に1回程度の割合で十分です。

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クランプしたチランジアの管理

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