はじめに
インテリアにもなるエアプランツで部屋をおしゃれに!
きれいなガラスの器などに飾ったり、涼し気な容器に入れて天井から吊るすなど、さまざまな飾り方でおしゃれな部屋のインテリアととして人気のエアプランツ。パイナップル科チランジア属の植物で、チランジアと呼ばれています。土や根を必要とせず、葉から空気中の水分を吸収して育つことから「エアプランツ」の名でも親しまれています。
さまざまな容器でおしゃれに飾る
花が咲く品種もあれば、エキゾチックな葉だけの品種もあり、観葉植物としても大人気のチランジア。手入れの仕方をまちがって、枯らせてしまうこともよくあります。今回は、おしゃれな吊るし方や使ってみたいガラス容器などとともに、チランシアの育て方についてご紹介します。
エアプランツとは
土がなくても育つ観葉植物
エアプランツと呼ばれるチランジアは、パイナップル科の常緑多年生植物です。中央および南アメリカ、アメリカ南部、西インド諸島などの森林や山、砂漠などに自生しますが、チランジアの多くは、土に根を下ろさず、樹木幹や岩などに根を張って育ちます。
品種は700を超えるとも
チランジアの品種数は700を超え、その生育環境は、直射日光が照りつける場所から、ほとんど日の当たらない森林地帯などまで、多岐にわたります。このため、チランジアを育てる際は、その品種の特性を十分に知ることが大切です。
エアプランツの失敗しない育て方
手入れがかんたんで、100円ショップなどでも気軽に購入できることから、近年、人気が高まっているエアプランツと呼ばれるチランジア。しかし、手入れの方法をまちがえると、枯れてしまうこともあります。失敗しないで、毎日、楽しくできる育て方のポイントについてご紹介します。
育て方のポイント①2~3日に1回はミスティングを
霧吹きで葉全体に水を吹きかけるのが、チランジアの水やりです。週1~2回、2~3日に1回を目安に、水やりを行います。ただし、チランジアは、夜間に葉から水分を吸収するため、夕方になったら行います。
育て方のポイント②月に1回はソーキングを
エアプランツと呼ばれるチランジアを水に浸す水やりをソーキングといいます。常温の水に4~5時間程度浸すのですが、このソーキングの作業を月に1回を目安に行っていきます。ソーキングもミスティングとな滋養に、夕方以降、行うようにしましょう。ソーキングが終わったら、逆さに吊るすなどして、自然乾燥させないと、根腐れの原因となります。
育て方のポイント③肥料はあげすぎない
通常、肥料を施さなくても育っていきますが、元気がなくなってきたら、春や秋の生育期に、液体肥料を薄めたものを与えてあげましょう。ミスティングやソーキングの際に施すと効率的です。ただし、あげすぎは禁物です。コケが生える原因になってしまいます。
育て方のポイント④風通しのよい場所で
エアプランツと呼ばれるチランジアは、品種によって育て方が少し異なりますが、いずれの品種でも風通しがよい場所に置くことはとても大切です。なるべく換気ができる場所に置くようにしましょう。ただし、温かい地域の観葉植物であるため、寒い場所はNG。冬場は10度以上の気温をキープしたいです。
育て方のポイント⑤日当たりは種類によって
日当たりは品種によって異なります。いずれの場合も、直射日光は避けた方がいいのですが、銀葉種と呼ばれる品種は日当たりのいい場所で管理し、緑葉種と呼ばれる品種は半日陰の場所で管理するようにしましょう。
出典:写真AC