牛乳パックでも栽培できる?室内で育つおすすめ野菜はどれ?

牛乳パックでも栽培できる?室内で育つおすすめ野菜はどれ?

家庭菜園は庭やベランダで楽しむものでしたが、近年では室内でも野菜栽培を実践する人が増えています。プランターの代用として牛乳パックを利用できるのでしょうか。この記事では、牛乳パックで野菜は栽培できるのかについて詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.キッチン菜園が人気!
  2. 2.牛乳パックでも野菜を栽培できる?
  3. 3.牛乳パック栽培キットを手作りしてみよう
  4. 4.牛乳パックで栽培できるおすすめ野菜<横置き牛乳パック編>
  5. 5.牛乳パックで栽培できるおすすめ野菜<縦置き牛乳パック編>
  6. 6.牛乳パック栽培で手軽に家庭菜園を楽しもう

キッチン菜園が人気!

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家庭菜園に挑戦してみたくても、スペースがなかったり育て方がわからなかったりするなど、意外に家庭菜園のハードルは高いと感じている人もいますね。そこで近年人気が出ているのが、キッチン菜園です。台所はもちろん、室内の空いているスペースで手軽に小さな菜園を作り、収穫も楽しめます。自分で育てた野菜を食べる喜びは格別ですよ。

食育にもおすすめのキッチン菜園

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キッチン菜園は子どもの食育にもおすすめです。野菜が育つ過程や収穫までの苦労を知ることで、育てることの喜びや大変さを味わえます。うまくいって収穫できればもちろんうれしいですが、うまくいかなくても、苦労したり努力したりする過程が十分学びになります。自分で育てた野菜なら、子どもも喜んで食べてくれるかもしれませんね。

牛乳パックでも野菜を栽培できる?

牛乳パックは優秀なプランターになる!

キッチン菜園といっても特別な道具を用意する必要はありません。牛乳パックをプランター代わりに使って野菜を栽培できます。牛乳パックは紙でできていますが、防水加工がされているため水漏れの心配がありません。牛乳パックのサイズも、キッチンや室内で野菜を育てるのにぴったりです。家にあるものを使って気軽に栽培をスタートできるのはうれしいですね。

室内栽培は水やりと日当たりに気をつけて

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外の気温に左右されず、害虫がつきにくいことが魅力の室内栽培ですが、外とは環境が違うゆえの難しさもあります。しっかり水をやるようにしつつも、水がずっと土の中にたまって根が腐らないように注意が必要です。また日当たりにも注意しましょう。あまりにも日が当たらないと、野菜がうまく成長しません。適度な日当たりのある窓辺で栽培するのがおすすめです。

牛乳パック栽培キットを手作りしてみよう

牛乳パックの栽培キットは、シンプルなため自作できます。横置きの場合、牛乳パックの一面をカッターで切り取り、口をホッチキスなどでふさぎましょう。ポイントは牛乳パックの側面にいくつか穴を開けることです。穴を開けないでおくと、水やりしたときの水が乾き切らず根が腐ってしまうことがあるため、しっかりと穴を開けてくださいね。

縦置きの牛乳パック栽培にはひと工夫を

栽培する野菜の種類によって、牛乳パックをそのまま縦置きするか、横置きにするか選びましょう。縦置きの場合、横置きの場合よりも土の高さが出るため、根腐れに注意が必要です。縦置きにする場合は、できれば底に鉢底石を入れましょう。鉢底石を入れることで水はけがよくなります。縦置きも横置きも、底近くに穴を開け、水のやりすぎには注意してくださいね。

牛乳パックで栽培できるおすすめ野菜<横置き牛乳パック編>

牛乳パックを使って手軽に栽培できる野菜の種類はいくつかあります。スペースが小さいため、比較的早く成長して収穫可能な葉物野菜が特におすすめです。根があまり深くなく浅く横に広がる種類の野菜は、横向きに置いた牛乳パックで育ててみましょう。室内に置いておくと成長の様子を身近に観察できるため、毎日変化が見られて楽しいですよ。

ラディッシュ

二十日大根とも呼ばれるラディッシュは、名前のとおり20日~30日で収穫ができる野菜で、室内で育てるのにぴったりの野菜です。丸くて赤くかわいらしいラディッシュは料理の付け合わせやピクルスに活躍するでしょう。収穫するまで土の中が見えない分、どんな形に育っているか、収穫が楽しみになりますよ。

ラディッシュ栽培のコツ

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室内なら一年を通じて種まきができますが、夏は辛みが出やすく冬は生育が悪くなるため、春か秋に種をまくのがおすすめです。タネをつぶまきして双葉が出たら、株を4株程度残して間引きします。間引きのときは、特によく成長してきれいな株を残してください。間引きのあとは土の中の赤い部分がきちんと育つように、根元にしっかり土をかぶせておきましょう。

サントウサイ

中国の山東省原産といわれるサントウサイは、白菜のようなシャキッとした食感が魅力の葉物野菜です。春から秋にかけて種まきします。種が太陽の光を嫌うため、種まきしたら上からしっかり土をかけましょう。双葉が出てきたあと、2cm間隔で間引きします。葉っぱがシャキッと大きく育ったら収穫です。サラダやおひたし、スープの具などいろいろな料理に使えます。

シュンギク

一般的にスーパーで見かけられる春菊は大きく成長していますが、キッチン菜園ではベビーリーフの春菊を楽しめます。あまり高温の場所は好まないため、暑い時期は室内で育てるのが向いている野菜です。春か秋に種をすじまきし、双葉が出てきたら2cm程度の間隔に間引きしましょう。1カ月ほどで葉っぱを収穫できます。葉っぱが柔らかく、生食も可能です。

水菜

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水菜は4月頃の種まきがおすすめです。横置きの牛乳パックに5箇所程度につぶまきして、本葉が出てきたら、葉っぱが重ならない程度に間引きしましょう。40日ほどで収穫できます。水菜という名前のとおり水分を好む野菜のため、根腐れしない程度にしっかりと水やりしてください。長くなった外側の葉っぱから収穫できます。食感もよく、サラダにぴったりの野菜です。

ほうれん草

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寒い時期でも室内で育てやすいのがほうれん草です。1月や2月ごろ、真冬でも育てられます。野菜の成長がにぶくなる冬でも、40日程度で収穫が可能です。ほうれん草は緑黄色野菜のため、普段の食事でとりにくい栄養がしっかりとれます。おひたしやソテーで食べると、えぐみも少なくおいしく食べられますよ。

ほうれん草栽培のコツ

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横置きの牛乳パックに2列、8箇所ほどに種をつぶまきします。本葉が出たら大きく成長した葉っぱを残して間引きしましょう。冬場の栽培では温度が下がりすぎないことがポイントになります。風通しがよかったり、あまり人がいない部屋だったりして室温が低いなら、発泡スチロールの中に入れて栽培すると、温度が下がりすぎないためおすすめです。

牛乳パックで栽培できるおすすめ野菜<縦置き牛乳パック編>

根が深く縦に伸びる種類の野菜は、縦向きに置いた牛乳パックを使って育てるのがおすすめです。縦置きの場合、1000mLのパックなら半分に切って使用します。500mLのパックならそのまま使用可能です。縦置きの牛乳パックなら置いておくスペースも少なくてすむため、数種類の野菜を同時に育ててみるのも楽しいですね。

ミニニンジン

ミニニンジンは地面の下の部分がしっかり育つようにするために、収穫には70日から80日程度と少し時間がかかる野菜ですが、その分かわいらしいオレンジのニンジンが収穫できたときの喜びはひとしおです。種をまき、本葉が2、3枚出たら2cm間隔で間引きします。ひとつの牛乳パックでも最大で10本~15本ものミニニンジンを収穫できるかもしれません。

レタス

レタスは暑さには弱い野菜です。春か秋に種まきしましょう。縦置きの牛乳パックに10粒程度を種まきします。双葉が出てきたら間引きして、大きく成長している株を残し、最後は1株だけ残してください。葉っぱが大きくしっかりしたら、外側の葉っぱからどんどん収穫しましょう。収穫まで40日ほどかかります。

小松菜

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小松菜はアブラナ科の野菜で、シャキシャキした食感がおいしい葉物野菜です。小松菜は40日ほどで収穫できます。種まき後、双葉が出てきたら2cm程度の間隔に間引きします。縦置きの牛乳パックだとスペースが狭いため、残しておける株は2株か、多くて3株程度でしょう。また、成長しすぎると味が落ちてしまう特徴があります。葉っぱが10枚ほどになったら収穫してください。

牛乳パック栽培で手軽に家庭菜園を楽しもう

室内でも牛乳パック栽培なら手軽に家庭菜園気分を楽しめます。1カ月程度で簡単に育てられる野菜を選べば、収穫までしっかり楽しんで満足できそうです。この機会にキッチン菜園に挑戦してみましょう。野菜を育てると気持ちが穏やかになり、お腹も満たされるなどメリットが豊富です。自分で育てた野菜で、充実のおうち生活を満喫してくださいね。

Chai
ライター

Chai

旅行好きライターです。旅で得たインスピレーションやライフハックを皆さんにシェアできたらうれしいです。

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