1町歩の大きさとは?田んぼなどの事例を交えて昔の面積単位をご紹介!

1町歩の大きさとは?田んぼなどの事例を交えて昔の面積単位をご紹介!

かつて使われていて、最近はあまりお目にかからない単位の1町歩。でも農家では平方メートルよりも普通に使っている面積の単位です。1町歩のほかにもいくつかの、昔からの田んぼの面積を表す単位を調べました。毎日食べている米の量との関係や歴史もご紹介いたします。

記事の目次

  1. 1.1町歩は9,900㎡
  2. 2.面積の単位いろいろ
  3. 3.面積の単位の換算
  4. 4.面積の単位の歴史
  5. 5.面積の単位と米の生産量
  6. 6.まとめ

1町歩は9,900㎡

出典元:写真AC

町や歩は日本に昔からある広さやと長さの単位です。農業にかかわっていないと、普段に聞くことがない1町歩という単位ですが、9,900㎡の広さを表しています。1㎡は1メートル四方の場所の面積ですから、その9,900倍あるわけです。でもちょっとピンと来ないのではないでしょうか。いくつかの例で広さを想像してみましょう。

1町歩ってどんな広さ?

出典元:unsplash

鹿島アントラーズのホームスタジアムであるカシマサッカースタジアムはグランドが約8,970㎡あります。陸上競技の400メートルトラックは約11,400㎡です。1町歩は9,900㎡ですのでその中間ぐらいの広さということになります。面積の比較によく使われる東京ドームですが、このグランド部分は13,000㎡です。1町歩よりはかなり広いです。田んぼの1町歩の広さが少し具体的に想像できるのではないでしょうか。

面積の単位いろいろ

出典元:unsplash

普段の生活で使われる面積の単位が、㎡、㎢、a(アール)、ha(ヘクタール)とあるように、日本に昔から存在する単位も段階別にいくつか名前があります。カシマサッカースタジアムより広い「1町歩」の他にどんなものがあるか見てみましょう。

歩・畝・反を読めますか?

歩(ぶ)、畝(せ)、反(たん)、町(ちょう)が昔から田んぼなどの面積に使われている単位です。もともとは古代中国、週の時代に確立されていたものです。さまざまな文化と一緒に日本につたえられました。

次のページでは、面積の単位換算や、面積と収穫量の関係などについて紹介していきます。

次のページ

面積の単位の換算

関連記事

Article Ranking