1町歩は9,900㎡
町や歩は日本に昔からある広さやと長さの単位です。農業にかかわっていないと、普段に聞くことがない1町歩という単位ですが、9,900㎡の広さを表しています。1㎡は1メートル四方の場所の面積ですから、その9,900倍あるわけです。でもちょっとピンと来ないのではないでしょうか。いくつかの例で広さを想像してみましょう。
1町歩ってどんな広さ?
鹿島アントラーズのホームスタジアムであるカシマサッカースタジアムはグランドが約8,970㎡あります。陸上競技の400メートルトラックは約11,400㎡です。1町歩は9,900㎡ですのでその中間ぐらいの広さということになります。面積の比較によく使われる東京ドームですが、このグランド部分は13,000㎡です。1町歩よりはかなり広いです。田んぼの1町歩の広さが少し具体的に想像できるのではないでしょうか。
面積の単位いろいろ
普段の生活で使われる面積の単位が、㎡、㎢、a(アール)、ha(ヘクタール)とあるように、日本に昔から存在する単位も段階別にいくつか名前があります。カシマサッカースタジアムより広い「1町歩」の他にどんなものがあるか見てみましょう。
歩・畝・反を読めますか?
歩(ぶ)、畝(せ)、反(たん)、町(ちょう)が昔から田んぼなどの面積に使われている単位です。もともとは古代中国、週の時代に確立されていたものです。さまざまな文化と一緒に日本につたえられました。
次のページでは、面積の単位換算や、面積と収穫量の関係などについて紹介していきます。
出典元:写真AC