「タンクタイプ」とは?
タンクタイプはカラーが豊富!
赤に紫、しま柄やドット柄など、チランジアの中でも独特の模様と平たい葉が特徴的なのが「タンクタイプ」です。ブロメリア属のタンクタイプということから、「タンクブロメリア」と呼ばれることもあります。通常の植物と同じように根からも水を吸収することから、土に植えて育てるのが一番よいとされています。とても身近な「エアータイプ」と違い、あまり販売されていないため、手に入りにくい珍しい種類です。
株の根元の膨らみに水をためるというタンクの役割をもつ特性から、「タンク」の名前がつけられたようです。エアータイプのように、インテリアとしては飾り方が多くない、というのもそれほど普及していない理由の一つでしょう。
タンクタイプの代表的な品種
「タンクタイプ」の主な品種は、ソムニアンス、ビフローラ、エクメア、ロエズリー、ダイエリアナなどです。
エアプランツのおすすめ大型品種①【ブラキカウロス】
さて、ここまでエアプランツの概要をお話してきましたが、ここからは「大型品種」のおすすめ品種を3つご紹介します。まずは、ブラキカウロスという品種です。
「ブラキカウロス」の特徴
ブラキカウロスは、花が咲く時に、葉が赤く染まるのが特徴です。長く育てると、筒状の紫色の花を咲かせてくれます。緑葉種の定番として、多くの交配した品種があります。成長が早く、緑葉種初心者の方におすすめな品種です。乾燥に弱いため、冬に暖房を使う際は霧吹きなどで、ブラキカウロスの周辺を加湿するように心がけましょう。
ブラキカウロスの育て方
水やりの方法と注意点
基本は2、3日に一度水やりをします。方法は、霧吹きや水につけたりして水を吸収させます。しかし、冬だけは週に1回ぐらに抑え、午前中に水やりをすることが大事です。冬の夕方や夜に水やりをしてしまうと、夜中に凍ってしまいそのまま枯れるということにもなりかねません。
日当たり・置き場所
ブラキカウロスはトリコームが少ないため、強い日差しに弱いです。レースのカーテン越しなどの明るく、直射日光の当たらない場所で育てるようにしましょう。
エアプランツのおすすめ大型品種②【ファシクラータ】
ファシクラータの特徴
大型品種の中でも、丈夫で育てるのが簡単なのが特徴です。しかし、寒さと乾燥に弱いです。細い葉が優雅な「ファシクラータ」ですが、大きく育つと、最大で直径80cm✕高さ35cmにもなるという大物です。水が好きな緑葉種で、流木などにワイヤーで着生させてあげると、とても元気に育ちます。
ファシクラータの育て方
水やりの方法と注意点
水やりは2、3日に一度、方法としては、霧吹きやまるごと水につけたりして水を吸収させます。ファシクラータは葉の間に水が溜まりやすいため、水やりの後は風通しのいい場所においたり、逆さまにしたりして、蒸れを防ぐことが大事です。蒸れてしまうと、枯れる原因になってしまいます。
日当たり・置き場所
明るい場所を好みますが、直射日光には弱いです。レースカーテン越しや明るめの日陰において育ててあげましょう。
エアプランツのおすすめ大型品種③【チアペンシス】
チアペンシスの特徴
チアペンシスは赤みがかった厚みのある葉が特徴の大型品種です。銀葉種特有のトリコームが不思議な色合いをみせる、ミステリアスな魅力にあふれたチランジアです。最大、直径30cmにもなる大物で、とても育てやすく丈夫なチアペンシスですが、成長スピードが遅いです。着生させて、じっくりゆっくり育つのを待ちましょう。
チアペンシスの育て方
水やりの方法と注意点
水やりの頻度は週に2回ほどと、緑葉種より気持ち少なめです。トリコームが多いため、保水力が緑葉種よりはあります。しかし、まったく水がいらないわけではありません。水やりの方法は、霧吹きが基本ですが、夏はたまに水にまるごとつけてやると、乾燥予防になります。
日当たり・置き場所
日光に強いチアペンシスは、夏以外でしたら直射日光にあてても大丈夫なとても日光に強い品種です。日光が不足すると、色が抜けたようになるため、日当たりがよく、明るい場所で育ててあげることが大事です。
まとめ
存在感抜群なのに管理が楽な大型品種
とても育てやすいチランジア、その中でも、最大数十センチにもなるのに丈夫で比較的育てやすい大型品種。「観葉植物の大きなものを育ててみたいけど、難しそう。」と考えている方には、この「大型品種」をおすすめします。水やりの間隔と直射日光に気をつければ、きっと大きくダイナミックに育ってくれますよ。
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出典:写真AC