セロシアの植え替え方法と注意点
植え替えは、害虫や病気からセロシアを守るだけでなく、きれいに育てる手入れの一部でもあります。そのため、正確な方法をを覚えておかなければならないのです。その手順を順番に紹介するので、こちらも参考にしてみてください。
セロシアの植え替え方法
植え替え前は少し土を乾燥させておく
植え替えを予定している人は、数日前から水を控えめにやっておきましょう。理由としては、植え替え時に土が湿りすぎていると作業が滞る場合もあるからです。多少乾燥させていれば、植え替えする際にセロシアを移動させやすくなります。とはいえ、乾燥させすぎると根を痛める原因にもなるので注意してください。
セロシアを抜き、無駄な根を切る
植え替えは、基本的に根を乾かさないように行う作業です。そのため、セロシアを鉢植えなどから抜き出した後は素早く作業を行う必要があります。この際、無駄に伸びた根を切る必要があるのですが、急ぐあまり切りすぎないようにしましょう。植え替えをする場所に当てはまる程度で良いため、落ち着いて作業してください。
植え替えた後はすき間を土で埋める
植え替えを行った後、どうしてもすき間ができる場合があります。その際は、適宜土をすき間に入れてあげるようにしてください。これにより、セロシアが植え替え場所に定着しやすくなるので、後は肥料や水やりをしっかりと行えば大丈夫です。
水やりは少し念入りに行う
植え替えをした後は、多少水やりを念入りに行いましょう。これにより、土が新しい場所になじみやすくなります。しかし、あまり多く水やりをしてしまうと成長の妨げになりかねないので、定着したと思ったらすぐに水やりをやめてください。
植え替えのメリット
害虫被害に遭う場合も有効
セロシアを同じ場所で育てていると、虫が寄ってくる場合があります。ただ寄ってくるだけなら良いのですが、中にはセロシアを食べてしまう害虫もいるため、気づいたらすぐに植え替えして場所を変更してみましょう。特に、庭の土で直接育てている場合は速やかに植え替えしてみてください。
植物の病気を改善する際にもおすすめ
植え替えは、元々の土が良くない場合などに別の場所へ移し替えることです。また、生育不良を起こす場合にも有効な手段であり、植え替えを正確に行わないとセロシアが病気になってしまうのです。一旦病気になった植物を元に戻すのはかなり大変なので、状態をみて適宜植え替えを行ってみてください。
植え替えをする際の注意点
セロシアを鉢植えなどで育てる際、土の状態などから植え替えをすることもあります。しかし、不用意に植え替えをしているとセロシアが上手く育たなくなる可能性もあるため、注意しておかなければなりません。
初心者はあまりおすすめしない
植え替えを行う際は特に注意をしなければなりません。1度根付いたものを移動させるので、根っこを傷つける可能性が高く、場合によってはそのまま枯らしてしまうこともあるのです。特に、初心者が植え替えを行う際には失敗の確率は高い傾向にあるため、なるべく経験者と一緒に作業を行ってみてください。
植え替えと植え付けの違い
ガーデニング初心者の人などは、植え替えと植え付けの違いがよく分からないという場合もあります。実際、植え替えと植え付けの違いは特になく、やることはほとんど変わりません。あえて違いを挙げるなら、植え付けは苗を購入して庭などに植えることを指すとされています。
セロシアを長く楽しむ方法
セロシアの育て方や植え替え方法を紹介しました。後は、なるべく長い期間きれいな状態をキープさせればよいのですが、初めての人は育て方はわかっても維持する方法がわからないため難しいこともあります。ここからは、セロシアをより長く楽しむための方法を紹介していきます。
セロシアを摘み取って飾る場合
セロシアは、鉢植えで育てて飾るという方法以外に、摘み取って花瓶に入れる方法もあります。その場合なるべく長くきれいな状態を保つために、花瓶を清潔に保つ・水やりをこまめに行う・風通しの良い場所に置くなど、手入れに注意してみてください。これだけでも長持ちする期間が変わってくるのでおすすめです。
寒い季節にも楽しみたい場合
セロシアは、気温が低くなると自然に枯れてしまう植物です。そのため、夏から秋にかけてしか楽しめないのが普通なのですが、ドライフラワーにすれば寒い時期でも楽しむことができます。とはいえ、ドライフラワーにも寿命はあり、2ヶ月程度しか楽しめないことは覚えておきましょう。
そのまま植えておく場合
セロシアをそのまま植えて長く楽しむ場合は、水やり・肥料・手入れ・害虫駆除は徹底しましょう。また庭に直植えしていないなら、室内の気温を25度前後で保つと長持ちしやすいです。育て方1つで楽しめる時間を増やせるのは植物全般に言えることなので、ぜひ実践してみてください。
まとめ
セロシアの特徴から育て方、管理方法などを紹介しました。花言葉におしゃれとあるように、セロシアはきれいな花として人気のあるものです。しかし、手入れをきちんとやらなければ、いくらおしゃれでもあっという間に枯れてしまいます。同じく花言葉に博愛とあるように、誠心誠意育ててみてください。