みかんの木の育て方!種や苗木を植えてから収穫までの歳月はどれくらい?

みかんの木の育て方!種や苗木を植えてから収穫までの歳月はどれくらい?

みかんを食べたとき、種を植えたら芽がでるかな、と考えたことはありませんか?みかんの木は果樹の中でも比較的育てやすく、初心者向きです。育て方も難しくなく、庭木でも鉢植えでもできるからです。今回はそんなみかんの木の育て方を詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.みかんってどういう植物?種類は?
  2. 2.みかんを育てる前に知っておくべきこと
  3. 3.みかんの木を種から育てる場合
  4. 4.みかんの木を苗木から育てる栽培方法
  5. 5.みかんの木の育て方(管理方法)
  6. 6.みかんの木の一年の栽培方法
  7. 7.まとめ

みかんってどういう植物?種類は?

みかん
Photo bypixel2013

冬の定番果物といえば、みかんですよね。みかんは風邪予防にもなる、ビタミンの豊富な食べ物です。がん予防の効果も期待されています。そんなみかんを、ぜひ自宅で育てたいと思うこともあるでしょう。みかんは実は果樹にしては難易度が低く、初心者でも簡単に育てることができます。種からでも挿し木からでも、苗を購入しても育てられます。庭木としても、鉢植えのままでもです。そんなみかんの特徴から品種まで、詳しくご紹介します。

みかんの基本情報

みかん
Photo by_Alicja_

みかんは、ミカン科ミカン属の柑橘類で、耐寒性はあまりないといわれていますが、-5度程度までであれば、越冬は可能です。耐暑性があり、常緑性の低木で、初心者でも育てやすい果樹になります。原産地は日本や中国で、日本でもっともよく育てられている品種は温州みかんといい、おおまかにわけると極早生温州、早生温州、中手温州、晩生温州の4種類があります。

みかんを育てる前に知っておくべきこと

初心者でも育てられるみかんの木

みかんの木は、初心者におすすめな果樹です。ももやイチジクほど蜂などの虫が寄って来ず、柿のように大きくなるわけではないからです。さらにぶどうのように棚がいるわけではなく、りんごやなしのように袋をかける必要もありません。果樹のなかでは手間が少なく、鉢植えでも育てられます。栽培方法もさほど難しくはありません。

育てるなら早生?

早生温州は、酸味と糖度のバランスのいいみかんです。皮が薄く、完熟させると非常に糖度の高いみかんになります。実もつきやすく、ある程度の耐寒性も備えているため、作るなら栽培方法の簡単なみかんがいいという初心者にはおすすめです。

植える地域は

みかんは温暖な気候を好む果樹で、霜や雪が降ると弱ってしまいます。日本で言うなら山陽地方、四国、九州辺りが栽培に適しています。それよりも東、もしくは日本海側で育てようと思うなら、ハウスで栽培するか、鉢植えで冬は屋内に移動できるようにするといいでしょう。

みかんの木は鉢植え?

みかんの木は、果樹ですが、鉢植えでも育てられます。鉢植えの場合は庭木にする場合より木は小さく、実も少ないですが場所を取らないため、庭にスペースがほとんどなくても育てられるのが利点です。もちろんベランダでも育てられます。さらに、寒い地域であっても鉢植えであれば、冬には屋内に移動することもでき、庭木にするよりは越冬が容易です。

ミカンの木は庭木?

もちろん、庭木として地植えするのもいいでしょう。鉢植えよりも木が大きくなり、たくさん収穫できます。植え替えの手間もかかりません。庭木にする場合は鉢植えよりも害虫には気をつけましょう。温暖な地域であれば、越冬にもさほど気をつかう必要はありません。

みかんの木を種から育てる場合

みかん
Photo byDaria-Yakovleva

果樹は初心者が種から育てるのは難しいものが多いですが、みかんは発芽率が高く、種からでも容易に育てられます。育てる楽しみに興味があり、とにかく早く収穫したい、というわけでなければ、種から育てるのもいいでしょう。利点としては、苗木をなかなか入手できないような珍しい品種も育てられるかもしれないこと。欠点は安定して多くの実を収穫できるまでに、10年以上はかかることです。

種から育てて実が沢山なるまで

1年目
(Calendar)
種を植えます。芽が出るまでに50~60日待ちましょう。
芽が出たらポットに植えます。
2年目 2年目はまだ小さいですが、ポットが窮屈になっているようなら、一回り大きい鉢に植え替えます。
3年目 種から育てる場合は、園芸店で売っている3年苗程には大きくはなりません。
売っているものは挿し木で増やしているので、成長が少し早いのです。
4年目 苗がある程度大きくなったら庭に植え付けます。
もちろん、そのまま鉢で育てても問題はありません。
5年目~
8年目
早いものであれば、実がなり始めます。
ただし、木が幼いまま実がなってしまうと、
成長が阻害されていしまうので、実はすべて摘み取る方がいいでしょう。
9年目 程よく収穫ができるようになります。
10年目~ 収穫量も増えて、安定した収穫が望めるようになります。

種からの育て方①種の植え方と植える時期

みかん
Photo by_Alicja_

種を植える時期は、3月末~4月頃がいいでしょう。暖かくなってきて、どの植物も少しずつ成長をし始め、活動の活発になる時期です。植えてからだいたい50~60日で芽を出します。早ければ30日程で発芽するものもあります。朝晩冷え込むようなら、新聞などを上にかぶせて保温すると、芽が出る確率が高くなります。風通しと日当たりのいい場所に置き、水をしっかりあげましょう。

種からの育て方②種から芽がでたら

種を蒔くときは、箱にそこそこ間隔をあけてばら蒔けばいいです。そもそも芽が出るかは運ですからね。しかし上手く芽がでたら、小さな鉢に早めに小分けにしましょう。大きくなってきて、根がからまってしまうと鉢や庭に植え替える際に根を傷つけてしまい、株を弱らせてしまうからです。まずは小さく根が絡まないうちに、小さい鉢に一本ずつ分けておきましょう。苗の植え方は他の植物と変わりありません。

種からの育て方③苗を植え替える

大きく育ってきたら、苗を植え替えましょう。植え方はそこまで難しくはありませんが、植える場所は選びましょう。庭木として育てる場合は日当たりがよく、風通しはいいけど強風の吹かない場所で、水はけのいいところが理想です。鉢で育てたい場合は、ちょうどいい大きさの鉢に植え替え、毎年1回3月~4月に一回り大きい鉢に植え替えをします。

苗木の植え方

みかんの木の植え方は難しいものではなく、他の果樹と大して変わりはありません。鉢植えの場合は、ちょうどいい大きさの鉢があれば、あとは土を入れ、苗を植えるだけです。庭木として植え付ける場合は、植え方があります。深めの穴を掘って元肥を先に入れ、土をかぶせてその上に苗木をいれます。苗を植えるときには土を隙間なく入れるといいでしょう。そうすると肥料を取り込むため、根をしっかり下に伸ばします。

種からの育て方④収穫の時期

収穫の時期は品種によって違ってきます。だいたい極早生は9月~10月、早生は10月~11月、中手は11月~12月、晩生は12月~2月頃です。みかんは受粉の必要がなく、1本でも実をならすことができます。ただし、種から育てると実がなるまでは10年近くかかるので、じっくりゆっくり待ちましょう。

みかんの木を苗木から育てる栽培方法

種から育てるよりも、苗木から育てるほうが早く実を収穫できます。売ってあるものはほとんどが挿し木で増やしたもので、2~3年が経過しているからです。中には実付きで売っているものもあります。実を収穫することが目的なら、種から育てるよりも、苗木を買うことをおすすめします。

苗から育てて実がなるまで

1年目
(Calendar)
苗を植えます。店頭に並んでいるものはすでに3年目くらいになっています。
2年目
~3年目
収穫はできます。ただし、収穫量はとても少ないです。
みかんの木が小さいうちに実が沢山なってしまうと、木が成長しません。
植えてから2年目、3年目は実が大きくなる前に取り除き、株を大きく育てましょう。
4年目 収穫量が少し増えてきます。
適度に摘果を行います。
5年目 不要な枝を切り落としましょう。
年を重ねて大きくなれば、剪定も1度では済まないこともあります。

苗木からの育て方①植える時期

苗木を植え付ける時期は、活動が活発になり始める前の2月~3月が望ましいです。芽が出る前には植えてしまいましょう。秋に植えた方がいい果樹もありますが、みかんは耐寒性が弱いため、しっかり定着しなければ、冬の寒さで枯れてしまう場合があるので、春に植え付けます。

苗木からの育て方②苗木を植え付けたら

苗木はなるべく日当たりのいい場所に植え付けるのが好ましいでしょう。植え方は種から育てた苗と同じように、深めに穴を掘って元肥を入れ、土をかぶせてその上に苗木を植えます。その後はだいたい3ヶ月ごとに肥料を与えます。冬場は成長も緩慢になるため肥料は必要ありません。

苗木からの育て方③収穫の時期

苗には、実がついているものと、実がついていない苗とがあります。どちらにしても定植の翌年には実は収穫が可能です。ただし、初めのうちはあまり多くはなりません。収穫量が増えるには定植後4年~5年が必要です。

ボタニ子

ボタニ子

続いて、水やりや土作りなど、みかんの木の管理方法をご紹介!

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