みかんの木の季節ごとの栽培ポイント
みかんの木がある程度大きくなれば、1年間の手入れはだいたい決まってきます。栽培方法が簡単な果樹のため、ルーチンを覚えてしまえば初心者でも毎年収穫が望めるでしょう。ここでは、春夏秋冬の栽培ポイントを紹介します。ポイントを押さえて、上手にみかんの木を育てましょう。
1年間の栽培の流れ
時期 | 作業 |
春(3月~4月にかけて) | 剪定作業をしましょう。この時期に肥料も与えます。 |
夏(6月下旬~8月上旬にかけて) | 摘果をします。6月下旬頃にも肥料を与えます。 |
秋(9月~12月にかけて) | 収穫をしましょう。10月頃に秋肥を与えます。 |
冬(11月~2月にかけて) | 越冬の準備が必要です。 |
栽培ポイント①春
剪定は、3月~4月と早春に必要な作業です。はじめの頃は伸びすぎた枝や勢いのない枝を切り落としたり、樹形を整えたりしますが、4年~5年目になると間引き剪定を中心にしていきます。混みあった枝を整理して、木全体に日光が当たるようにするためです。
栽培ポイント②夏
花が終わる頃から実が大きくなるまでの夏に、摘果をします。摘果は、実を間引くことです。全ての実を付けたままにしておくと、栄養が行き届きません。おいしいみかんを収穫するためには、大きくなる前の実をある程度摘み取って、数を調整する必要があります。
栽培ポイント③秋
秋は収穫の季節です。晴れた日に、指やみかんを傷つけないよう手袋をして、しっかり熟した実から収穫しましょう。
栽培ポイント④冬
冬場、みかんの木は休眠期に入ります。越冬の準備さえできていれば、特に手をかけることはありません。暖かくなりはじめる3月には肥料を与えましょう。
冬越し準備
栽培方法が簡単なみかんの木とはいえ、霜や雪の対策を何もしないと枯れることもあります。鉢植えの場合は気温が下がってきたら、屋内に移動しましょう。庭木の場合は、根元に藁などを敷いてネットなどで保護します。
まとめ
美味しいみかんは冬には欠かせない果物といえます。栽培方法も難しくなく、果樹の初心者でもチャレンジできますよ。みかんを自分で育てて、こたつで食べるのも素敵ですね。一層美味しく感じられるでしょう。ぜひ、みかんの木を育ててみてください。
出典:写真AC