いちごの栽培マニュアル!人工受粉の仕方や上手な肥料の与え方を解説!

いちごの栽培マニュアル!人工受粉の仕方や上手な肥料の与え方を解説!

家庭菜園でいちご栽培をしてみたいけれど、難しそうだと思ってはいませんか?いちご栽培は受粉やこまめな管理が必要ですが、それらも楽しい作業です。プランター栽培もできますよ。いちごを美味しく育てるコツや増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.いちご栽培の概要
  2. 2.いちご栽培①植え方
  3. 3.いちご栽培②育て方
  4. 4.いちご栽培③増やし方
  5. 5.いちご栽培④植え替え
  6. 6.人気品種・育てやすい品種
  7. 7.まとめ

育て方③水やり

土の表面が乾いたら、たっぷり水やりします。夏は、根が蒸れないように暑い時間帯を避けて水やりします。冬場は、控えめで十分です。

育て方④敷き藁・マルチング

実を、土や雨の日の泥はねから守るために、2月頃にマルチングをします。地植えの場合は、黒のフィルムマルチをするか敷き藁をします。黒マルチは植え付け時に行なってもかまいません。

プランター栽培では、実がなり始めたらプランターの縁から垂らすようにすると、泥はねを防げます。花柄が短い間は敷き藁をするか、棒などをプランターの縁に渡して実を持ち上げてあげるといいでしょう。

育て方⑤摘果・剪定

摘果(花)・摘葉

Photo bybyuppi

枯れかけた古い葉は、剪定しましょう。鋏を使って剪定してもいいですが、手で摘み取れます。冬に咲いた花は取り除きます。また、葉の奥に咲いている小さすぎる花は、受粉しても大きな実にはなりません。変形した実も受粉が不完全な可能性があって美味しい実になりにくいので、これらも摘み取ります。養分を他の花や実に集中させるためです。

ランナーの剪定

ランナーとは、茎の付け根から長く伸びてくる茎(走出枝、匍匐茎)です。ランナーから芽がでて子苗が育ちますが、栄養を分散させないように、収穫時期の終盤までのランナーは剪定します。剪定してもまた伸びてくるので大丈夫です。

育て方⑥病害虫対策

害虫(鳥)

気をつけたい害虫はハダニ、アブラムシ、ナメクジです。ハダニとアブラムシは葉裏をチェックして早めに見つけ、水で洗い流します。ナメクジは、プランターの下に住みつかないように、ときおり置く場所をずらしましょう。また、赤い実は鳥もねらっています。被害が頻繁なら、防虫ネットなどを張って対策します。

かかりやすい病気

高温多湿状態になると葉が蒸れて炭そ病病が発生し、葉が枯れることがあります。葉に水がかからないように水やりしましょう。灰色かび病は、枯れた葉などが発生源となって葉や実が灰色になる病気です。胞子で広がるので早期に見つけて、摘み取って処分します

育て方⑦収穫のタイミング

開花から約1ケ月で赤く実ります。熟れ過ぎないうちに収穫しましょう。

育て方⑧夏越し

イチゴは暑さが苦手です。夏場は根が蒸れないように、涼しい時間帯に水やりするようにします。繁り過ぎた葉は透かし剪定して、風通しを良くしましょう。ランナーの先の子苗が根付づいたら、切り離して涼しい場所に置き、涼しい時間に水やりして秋の植え付けを待ちましょう。

ボタニ子

ボタニ子

子苗は涼しい場所で夏越しするよう注意しましょう!

いちご栽培③増やし方

株分けで増やす

ランナーによる増やし方

イチゴの株の増やし方は簡単です。増やし方はランナーによる株分けでおこないます。株分けといっても、株を切り分けるのではなく、ランナーの先に芽と根が出始めるので、本葉が出て根が活着したら切り離して株分けします。

孫苗がベター

1つの株からランナーが5本以上伸び、それぞれに子苗、その先に孫苗と次々に芽が出ます。子苗は孫苗よりも親苗の病気を引き継ぎやすいので、元気そうな孫苗がたくさんできていたら、そちらを育てましょう。

増やし方の手順

  1. 用土を入れた育苗ポットか小鉢を準備し、湿らせておく
  2. ランナーを挿し、活着するまでU字の針金などで止める
  3. 表面が乾いたら水やりする
  4. 根付いたら、ランナーの端を3cmほど残して鋏で切り離す
  5. 涼しい半日蔭で夏越しさせ、秋に植えつける
用土は、小粒の赤玉土か鹿沼土(肥料は不要)が適しています。地植えの場合は、地面に根付かせて植え付け時に鉢上げしてもいいです。子苗のランナーは、親株からのランナーを数cm残し、孫苗へと伸びたランナーは株もとで切り取るようにします。

注意点

  • 子苗は病気のない親株から作る
  • 植えつけの向きを決める目印に、ランナーを数cm残す

次のページでは、イチゴの植え替え方法、品種をご紹介!

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いちご栽培④植え替え

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