いちご栽培④植え替え
植え替え①苗を替える
株分けで出来た苗のうち、葉のしっかり付いた苗を選んで植え替えます。イチゴは多年草なので、親株を植え続けても翌年に収穫することができます。しかし、だんだん実が小粒になっていきます。また、夏越しで疲れた株は病気になりやすいので、子(孫)苗に植え替えることをおすすめします。
植え替え②土を替える
プランター栽培は、新しい土に替えます。地植えの場合は、別の畝に植え替えます。イチゴは連作障害の出やすい植物です。同じ土に植え続けると病気になりやすいので、子苗に植え替える時も、親株をそのまま植え続ける場合も、土は替えましょう。
植え替え③時期
植え替えも、植え付け同様に秋が適期です。
ボタニ子
人気品種・育てやすい品種
一季なり
とちおとめ
「とちおとめ」は、栃木県生まれのジューシーな人気品種で、果肉もしっかりしています。形もよく、新鮮なうちは香りが楽しめます。
宝交早生
兵庫県生まれの「宝交早生」(ほうこうわせ)は病気に強く、家庭菜園でも栽培しやすい種類です。果肉が柔らかく、ほどよい酸味と甘みがあります。
さちのか
「さちのか」は福岡県生まれで「とよのか」を親にもつ、暖地でも育てやすい人気品種です。
その他のおすすめ品種
ほかにも「紅ほっぺ」「章姫」など多くの人気品種があります。お近くの園芸店やホームセンターで販売されている苗もおすすめです。人気品種や新しい改良品種に加え、地元・近隣産地の苗が出回っていることも多く、気象条件などが似ていると育てやすいです。
四季なり
天使のイチゴ
「天使のイチゴ」は、めずらしい白い実の品種です。収穫時期は5~10月頃で、ほんのりピンク色になったら完熟です。
桃娘
「桃娘」はピンク色の花が咲く品種で、観賞用としてもおすすめです。実は赤色で、秋まで収穫できます。
まとめ
家庭菜園のイチゴは、獲れたてをすぐ食べられるのが魅力です。完璧な出来でなくても、うれしいものです。人工授粉などの作業はすこし面倒かもしれませんが、バラ科の可憐な花が楽しめますね。
- よい苗を選ぶ
- 深植えしない
- 植える向きをランナー跡でチェック
- 肥料を与えすぎない
- 人工授粉をする
- 涼しい場所で子苗(孫苗)を育てる
- 1年ごとに土を替える
注意点は、土を必ず替えること!