さつまいもとは
サツマイモは、ヒルガオ科サツマイモ属の野菜です。地下茎が芋として利用される他、つるや葉の部分も食べられます。芋類の中でも甘みが強いのが特徴で、加熱してもビタミンCなどの栄養が失われにくいという特徴があります。また、やせた土地に強いため、古くから救荒作物(きゅうこうさくもつ)としても利用されてきました。
学名 | Ipomoea batatas |
和名 | サツマイモ |
原産地 | アンデス地方 |
分布 | 東アジア~東南アジア・アフリカ |
名前の由来は鹿児島
さつまいもという名前の由来は、鹿児島の昔の呼び名である薩摩です。これは、さつまいもが日本にやってきた際のルートが元になっています。中国から、フィリピン・沖縄を通じて日本に伝来してきました。鹿児島は沖縄からの玄関口であったため、薩摩の芋、と呼ばれるようになったのです。また、九州など一部地域では「唐芋(とういも・からいも)」と呼ぶこともあります。
さつまいもの糖質
さつまいもは甘みが強いため、カロリーが多くダイエットには向かないイメージを受けやすいです。しかしが実際には、さつまいもはご飯やパンに比べて低糖質かつ低カロリーです。ただし、さつまいもは調理方法によって糖質が大きく変わってしまうので、ダイエットの際には注意が必要です。
1本あたりに糖質62g
さつまいもの糖質は、100gあたり31.0gです。1本あたりに換算すると、1本約200gですから62gになります。一方、白米のご飯と比較すると、100gの糖質が36.8gです。同じ量を食べた場合、さつまいものほうが低糖質ということです。また、カロリーで比較した場合も、白米は168kcalに対し、さつまいもは134kcalと低カロリーです。
糖質に対してGI値が低い
またさつまいもは、他のイモ類や米・麦などの穀類と比べて、GI値が低いという特徴があります。GI値とは、血糖値の上がりやすさを表す数値です。これが高いほど、糖質が吸収されやすく太りやすい、ということを表します。つまりさつまいもは、他の穀類に比べると食べても太りにくいのです。
調理法でも糖質は変わる
さつまいもは、調理方法によって糖質量が大きく変化します。特に焼き芋にすると、生の状態に比べて糖質量が増加し100gあたり35.5gになってしまいます。1本あたりに換算すると71gですから、大きく増えていることがわかります。一方、蒸し芋にすると、加熱前よりさらに糖質量が減り100gあたり29.6gになります。
さつまいもは、ずいぶん糖質量が少ないんだね。これならダイエットにも使えるんじゃないかな。
おいしいさつまいもを食べながらダイエットだなんて素敵ね!次のページで見てみましょう!
出典:写真AC