さつまいもは冷凍保存できる?すべき?冷凍保存と解凍のコツを紹介!

さつまいもは冷凍保存できる?すべき?冷凍保存と解凍のコツを紹介!

さつまいもは、ホクホクした甘味を楽しむ秋の味覚です。たくさん手に入ってすぐに食べきれない場合は、冷凍保存をしてみましょう。冷凍すると管理の手間が省けて、さまざまな調理に活用できます。冷凍のコツや、どれくらい長持ちするかなど、さつまいもの冷凍方法を学びましょう。

記事の目次

  1. 1.さつまいもは冷凍保存が可能?
  2. 2.さつまいもを冷凍保存するメリット
  3. 3.さつまいもの冷凍保存方法と解凍のコツ
  4. 4.冷凍さつまいものおすすめ調理法
  5. 5.さつまいもを冷凍して上手に活用しよう!

さつまいもは冷凍保存が可能?

出典:写真AC

さつまいもは寒さに弱いため、冷蔵庫ではなく冷暗所で保存するのが一般的です。しかし、芋ほりなどで大量に手に入りすぐに食べきれないときは、冷凍保存がおすすめです。さつまいもを冷凍すると、「ふにゃふにゃしてまずいのでは?」と思うかもしれません。冷凍のやり方を覚えれば、甘くやさしい味わいを長持ちさせることが可能です。どれくらい日持ちするのか、さつまいもの冷凍保存の方法を覚えましょう。

さつまいもを冷凍保存するメリット

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生のままでも日持ちするさつまいもですが、上手に保存しないと味と鮮度が落ちてしまいます。寒さに弱いため、冷蔵庫に入れるよりも風通しのよい冷暗所で常温保存するのが適しています。しかし、夏の暑い時期は冷蔵庫の野菜室に移動させるなど、保管場所に気を配らなければなりません。さつまいもの管理の難しさを解消するために、冷凍保存をしてみましょう。

冷凍保存のメリット①管理がしやすくなる

さつまいもの冷凍保存は、温度と湿度の管理がしやすくなるメリットがあります。保存に最適な温度は、10~13℃です。20℃を越える環境に置いておくと、発芽が進み常温保存が難しくなります。また最適な湿度は85~90%です。湿度を維持し乾燥を防ぐために、新聞紙で包み風通しのよい場所で保存する必要があります。冷凍してしまえば、温度と湿度を気にする必要がなくなり管理の手間が省けます。

ボタニ子

ボタニ子

どれくらい温度で保存すればよいかわからないときは、冷凍保存がおすすめです。

冷凍保存のメリット②時短クッキングが可能

出典:写真AC

さつまいもは、輪切りや千切りにして冷凍すると解凍後の調理の手間がはぶけ、時短クッキングが可能になります。冷凍する段階で茹でたり、つぶしていたりするため、火の通りが早く味も染み込みやすいです。凍ったまま煮たり焼いたりでき、手早く調理できるでしょう。

さつまいもの冷凍保存方法と解凍のコツ

出典:写真AC

さつまいもは、低温に弱い野菜のため冷凍には不向きと思われがちです。しかし、しっかり水気を拭きとり密封して冷凍すれば乾燥や酸化を防ぎ、さつまいものおいしさを長く維持できます。すぐに食べきれない場合や、暑い時期で保存が難しい場合など冷凍保存がおすすめです。さまざまな冷凍方法で調理のバリエーションをひろげましょう。

ボタニ子

ボタニ子

さつまいもは、アク抜きをしてから冷凍しますよ。

アク抜きの時間はどれくらい?

さつまいもには、害虫から身を守るためにクロロゲン酸やタンニンなど苦味成分が含まれています。カットした断面が黒く変色するのは、この苦味成分によるものです。下処理として、10~15分ほど水に浸けてアク抜きをしましょう。アク抜きをすると、渋味や苦味が抑えられ食べやすくなります。調味料の味が染み込みやすくなり、見た目も鮮やかな色に保てますよ。

やり方①生のまま冷凍する

出典:写真AC

生のさつまいもは、千切りや輪切りにカットしてから冷凍します。丸ごと1本冷凍することも可能ですが、解凍と調理の手間や時間がかかるため、カットしてから冷凍したほうが手間も時間も短縮できます。保存作業がシンプルで簡単なため、時間がない方におすすめのやり方です。加熱処理をせず、そのまま冷凍すれば調理後の煮崩れや変色を防げます。

下処理の手順

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  1. さつまいもを水洗いする
  2. 輪切りや千切りにする
  3. 10~15分水に浸けてアク抜きをする
  4. ザルにあげる
  5. キッチンペーパーで水気をしっかり拭く
  6. さつまいも同士が重ならないように保存袋に入れる
  7. 保存袋に冷凍した日を記入する
  8. 袋の空気を抜いて冷凍庫で保存する

ボタニ子

ボタニ子

冷凍すると、どれくらい日が経ったかわからなくなります。保存袋に冷凍日を記入しておくと確認しやすいです。

解凍方法

生のまま冷凍したさつまいもは、冷蔵庫に移し自然解凍してから調理します。解凍せず、そのままに煮たり焼いたりする方法も可能です。電子レンジで解凍すると形が崩れ、ふにゃふにゃになってしまうため、おすすめできません。輪切りは炒め物に、いちょう切りは汁物に、千切りは揚げ物に向いています。

やり方②加熱してから冷凍する

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さつまいもは、加熱してから冷凍保存すると解凍後の調理の手間が省けます。下処理の手順は、生のまま冷凍する方法と同じです。輪切りや千切りにしたら必ずアク抜きをしてから加熱しましょう。加熱の方法は、茹でる、焼く、蒸かすの3つです。加熱後に冷凍した場合は、2~3週間日持ちします。

茹でてから冷凍

炒め物の材料に使いたい場合は、茹でてから冷凍する方法がおすすめです。調理しやすいように輪切りやいちょう切りにカットして、アク抜きをします。10分ほど茹でて柔らかくなったら冷めるのを待ちましょう。冷めたら重ならないように並べてから保存袋に入れ冷凍します。電子レンジで解凍するか、凍ったままでも調理可能です。

焼いてから冷凍

出典:写真AC

解凍後そのまま食べたい場合は、焼いてから冷凍するやり方がおすすめです。アク抜きをして水気をふき取ったら、フライパンやオーブントースターで焼き色がつくまで焼きましょう。冷めたら1つずつラップに包んで保存袋に入れて冷凍します。2~3週間程度、日持ちします。電子レンジで1~2分ほど加熱すれば解凍でき、食べたい量をすぐに食べられます。

蒸かしてから冷凍

出典:写真AC

さつまいもは、茹でるよりも蒸し焼きのほうが甘味が引き立ちます。さつまいもを丸ごと蒸し器に入れ、15~30分ほど蒸しましょう。竹串を刺してみて中までスッと入るくらいが丁度よいです。熱を冷ましてから輪切りや乱切りにして、保存袋に入れて冷凍します。1カ月程度日持ちします。使用時は冷蔵庫に移してゆっくり解凍するのがおすすめです。急いでいるときは、電子レンジで3分ほど温めて解凍します。

ボタニ子

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次のページでも冷凍保存の方法を見ていきましょう!

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冷凍さつまいものおすすめ調理法

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