やり方③焼き芋にして冷凍
焼き芋も冷凍保存が可能です。大きすぎて食べきれないときは、冷えた焼き芋をラップに包んで冷凍しましょう。アクを抜く下処理が不要なため、手間がかからない便利なやり方です。凍った焼き芋は、冷凍庫から出して3分ほど置いておくと自然解凍され、包丁で切れる状態になります。さらに7~10分ほど常温で半解凍すればスプーンですくって食べられます。
やり方④つぶしてから冷凍する
さつまいもは、つぶして冷凍しておくとポタージュやスイートポテト、コロッケなどに使えます。アク抜きをしたさつまいもを柔らかく茹でて、熱いうちにつぶして冷凍しましょう。蒸かしたものを、つぶしてもよいです。保存袋に平らにして入れます。
離乳食にも使える保存方法
さつまいもは、自然な甘味があり離乳食におすすめです。つぶして冷凍保存しておくと、いつでも使いたい量を取り出せて便利です。皮を厚めにむいて15分ほど水にさらしてアク抜きをします。やわらかくなるまで茹でてから、つぶして裏ごしをしておくと舌触りがよくなり食べやすいです。電子レンジで20~30秒加熱して解凍します。
ボタニ子
離乳食に使うときは、皮を厚くむきます。皮は繊維質が多く口当たりが悪いため、離乳食には不向きです。
冷凍用保存袋に入れて平らにしたあとに、菜箸などで筋を付けておけば、使う分だけ割って取り出せるわ。
やり方⑤調理後に冷凍する
さつまいもは、調理後も冷凍できます。天ぷらや大学芋など作りすぎて食べきれないときには、冷凍保存しておきましょう。2~3週間ほど日持ちするため、冷蔵するより長く保存可能です。オーブントースターや電子レンジで解凍でき、お弁当や麺類のトッピングなどにもすぐ使えます。
天ぷらにして冷凍する
さつまいもは、天ぷらにして冷凍保存ができます。冷凍すると油の酸化を防ぎ、おいしい状態を維持しながら保存することが可能です。粗熱を取った後、ひとつずつキッチンペーパーで包んで油を切ります。温かいまま冷凍してしまうと、解凍したときに衣がふにゃふにゃになるため、完全に冷めてから冷凍庫に入れましょう。オーブントースターで2~3分焼いて解凍すれば、カリッとした食感に仕上がります。
大学芋にして冷凍する
大学芋は、冷凍すると味がしっとり染みておいしくなります。調理後は、小分けにしてラップに包み、冷めてから保存容器に入れましょう。前日の夜に冷蔵庫に移して自然解凍しておくと、翌日丁度よい食感が楽しめます。半解凍でも冷たいスイーツとして食べられるのでおすすめですよ。
さつまいもをおいしく冷凍するコツ
- カットしたら必ずアク抜きをする
- 水気をしっかりふき取る
- 熱が冷めてから保存袋に入れる
- 保存袋の空気を抜いて封をする
冷凍さつまいものおすすめ調理法
冷凍したさつまいもは、アク抜きの時間、カットする時間、解凍する時間を省けます。加熱して冷凍保存しているものは、すでに火が通っているため、凍ったまま煮たり炒めたりでき、さらに便利です。さまざまな料理に活用し、おいしく食べましょう。
おすすめ調理法①さつまいもご飯
さつまいもご飯は、生のまま冷凍したものを自然解凍して使います。角切りや輪切りなど食べやすい大きさにカットし、米と調味料とあわせて炊飯器に入れましょう。カットしてから冷凍したものなら、凍ったまま炊飯器に入れるだけなので、さらに時短になりますよ。
おすすめ調理法②煮物
冷凍したさつまいもは、解凍せずにそのまま鍋に入れて煮物にできます。小豆やレモンと一緒に煮てもおいしいですよ。アク抜きをしっかりすれば、きれいな色に仕上がります。
おすすめ調理法③さつまいもポタージュ
つぶして冷凍したさつまいもは、ポタージュスープにおすすめです。茹でたり蒸かしたりして冷凍したものも、解凍した際にふにゃふにゃになってしまう場合があります。形が崩れてしまったものは、つぶしてスープにすればおいしく食べられます。
さつまいもを冷凍して上手に活用しよう!
さつまいもなどの芋類は、冷凍するとまずいと思われがちです。しかし、正しい冷凍方法なら長期保存が可能になり、おいしく食べられます。一度に食べきれないときは、生のまま切ったり、調理をしたりしてから冷凍保存がおすすめです。冷蔵するよりも温度と湿度の管理が簡単になり、調理の時間も短縮できます。冷凍さつまいもを活用して料理の幅を広げてみましょう。
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出典:写真AC