ウスネオイデスの育て方④増やし方
種まき
春に花が咲いたあと種ができます。種まきが増やし方の方法のひとつです。発芽して太くなり数cmに育つまで
は、濡れたティッシュやキッチンペーパーなどで保湿します。春以降の種まきなので気温があがり、カビが生えることもあって管理が少々大変です。上級者向けの増やし方になります。種ができたらためしに種まきしてみるくらいの気軽さで挑戦しましょう。
株分け
種ができたあとに成長点ができます。この時期に株が増えるので成長点での株分けがおすすめです。種まきよりも簡単に増やせます。成長点ができたウスネオイデスは太くなり子株ができるので、清潔でするどいはさみかカッターで切り離すだけです。あとはいつものお手入れをしましょう。条件がそろえばいくつもハンギングできグリーンカーテンもできます。
ウスネオイデスの育て方⑤管理方法
ウスネオイデスを束ねるときは、きつくすると蒸れて枯れる原因になるのでふんわりと、あるいはハンギングワイヤーにひっかける形で管理します。春~秋は戸外で風通しのよい日陰で、梅雨~夏はカーテン越しの室内がおすすめです。冬は加湿器で乾燥を防ぎエアコンの風が当たらない場所がよいでしょう。気温差があまり大きくない場所で管理してください。
ウスネオイデスの育て方⑦剪定
上手に栽培していても茶色くなってしまうことがあります。枯れてしまった個所は清潔な剪定はさみでこまめに剪定しましょう。剪定しすぎると伸びないのでよく観察して枯葉だけを剪定してください。枯葉を剪定せずに放置すると蒸れたり腐ったりして害虫発生の原因なります。耐寒性はあまり強くないので冬に枯れることが多いようです。
ウスネオイデスのお手入れ⑧枯れたら
育てやすいといわれますが、個体差が大きいので茶色くなって枯れることもあります。何が原因なのかはその個体の様子から判断するしかありません。水やりやソーキングは夜にしているか、風通しのよい場所にあるか、1日の中で気温差が大きくなる場所にないかなど、お手入れの方法を振り返ってみましょう。室内だけで管理していると日光不足になることもあります。
ウスネオイデス(スパニッシュモス)がかかりやすい病害虫
ウスネオイデスは強い植物なので特にかかりやすい病気はありません。害虫はカイガラムシがつきます。特にカイガラムシは湿度が高く蒸れている場所を好むので、ウスネオイデスの天敵の蒸れが害虫を呼ぶ原因です。薬剤は効きにくいため見つけしだい手や歯ブラシなどでこそげ落としましょう。1日でいなくなることは難しいので、毎日観察してそのたびに駆除してください。
まとめ
育てやすいといわれるウスネオイデスの育て方やお手入れの方法などをご紹介しました。湿度の高い夏や耐寒性が弱い冬の管理など、意外に気難しいところがあります。しかし、家に迎え入れたときにどんな場所だと太く葉が伸び成長点が早いかを観察して、相性のよい場所をみつけられれば丈夫に大きく育つでしょう。育てがいのあるウスネオイデスに挑戦してください。