ガジュマルの育て方!水やりや温度管理の仕方、人気品種もご紹介! | 植物図鑑

ガジュマル
ガジュマルの新芽
自生するガジュマル
学名Ficus microcarpa
和名ガジュマル
別名ベンガルボダイジュ、多幸の木
英名Chinese Banyan
科・属名クワ科・イチジク属
原産地沖縄、東南アジア、ミクロネシア、台湾、オーストラリアなど
花言葉健康

ガジュマルの特徴

Photo by Atsushi Tadokoro

基本情報

園芸部類 観葉植物
樹高・草丈 20~2000cm(育て方による)
花嚢(かのう)の中で咲かせる
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
特性・用途 観賞用
栽培難易度 ★★☆☆☆

特徴

ガジュマルは幸運を運んでくる木といわれており、人気が高い観葉植物です。つやつやとした鮮やかな葉と、うねるように生える根が特徴で、その神秘的な見た目から、沖縄では精霊キジムナーが宿る木として神聖視されてきました。熱帯から亜熱帯の地域で育つ植物なので寒さには弱いものの、生命力が強いため、初心者でも育てやすい観葉植物です。

ガジュマルの代表品種・種類

①ガジュマル

Photo by yoshitomo1014

ガジュマルは、一般的な品種です。主に熱帯~亜熱帯の地域で自生し、日本では沖縄などで街路樹としても育てられています。樹高が高く、20mもの巨木になることもあります。

②センカクガジュマル

センカクガジュマル

出典: Amazon
出典: Amazon
出典: Amazon
出典: Amazon
出典: Amazon
出典: Amazon
出典: Amazon
Amazon
楽天

センカクガジュマルは、石垣島や尖閣諸島が原産のガジュマルです。一般的なガジュマルよりも葉が肉厚で小さく、つやつやとした光沢が楽しめます。希少性は高いですが、寒さに強いため、育てやすい品種です。

③パンダガジュマル

パンダガジュマル

参考価格: 24,800円

出典: 楽天
出典: 楽天
出典: 楽天
出典: 楽天
楽天24,800円

パンダガジュマルは、センカクガジュマルの突然変異種です。一般的なガジュマルよりも葉が肉厚で丸く、かわいらしい見た目で人気があります。また流通が少なく、希少性が高いため高価な観葉植物としても有名です。

③ニンジンガジュマル

ニンジンガジュマル

参考価格: 2,750円

出典: 楽天
出典: 楽天
出典: 楽天
楽天2,750円

ニンジンガジュマルは、その名のとおりニンジンのようなぷっくりとした根が特徴です。一般的なガジュマルの根を太らせて植え直したもので、厳密にいえばいち品種と数えられませんが、区別されてこのように呼ばれています。雑貨店などで販売されている卓上タイプのガジュマルは、このタイプが多いです。

ガジュマルの育て方①時期

Photo by marumeganechan

植え付けから開花までの時期(目安)

植え付け時期 5~7月頃
植え替えの時期 5~7月頃
剪定の時期 5~7月頃
花が咲く時期/開花時期 不定期
肥料の時期 5~10月頃

栽培スケジュールカレンダー

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
                 
肥料            
剪定                  
成長期              
休眠期          
○は適期、●は最適期

栽培適期は?

ガジュマルは、熱帯~亜熱帯地方の植物なので、初夏~夏に成長します。そのため、栽培適期は5~7月頃です。

ガジュマルの育て方②栽培環境

出典:写真AC

栽培方法

ガジュマルは基本的に地植えではなく、鉢植えで育てます。また寄せ植えなどではなく、単独での育て方が主流です。大きく成長することもある植物なので、1~2年に1回のペースで植え替えましょう。

育てる場所

室内/屋外

ガジュマルは室内でも屋外でも管理できる植物です。しかし、真夏の直射日光を浴びると葉焼けしてしまうことがありますので、気温が高い時期は日陰に鉢を移すか、明るい室内で管理しましょう。寒さに弱いため、冬は室内管理が望ましいです。

置き場所・日当たり

ガジュマルは日光が好きな植物なので、日光の当たる場所に鉢を置きましょう。室内の場合は南向きの窓辺などでも問題なく育ちます。ただし、気温が高いときに直射日光を浴びすぎると葉焼けを起こすので、注意が必要です。また室内管理の場合は、エアコンの風が直接当たらない場所に鉢を置きましょう。

用土

ガジュマルは高温多湿を好む植物です。しかし、極端に水はけが悪い用土を使うと根腐れの原因になります。そのため、用土は水はけがいい土を使いましょう。市販の観葉植物用の用土を使用するか、自分でブレンドする場合は赤玉土と腐葉土を7:3の割合で配合したものを用意してください。

ガジュマルの育て方③管理のポイント

出典:写真AC

水やり

ガジュマルは、季節や気温に応じて水やりのタイミングを変える必要があります。

春~初秋

ガジュマルは春から秋にかけて成長するため、たくさんの水が必要です。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。

晩秋~冬

気温が低くなり始めると、ガジュマルの成長は鈍くなります。根を冷やさないためにも水は控えめに与えましょう。土の表面が乾いて2~3日後に水やりをする程度で問題ありません。

葉水

葉水は、ガジュマルの乾燥を防ぎ、葉の健康を保つためにも随時行いましょう。また定期的に葉水を与えることは、害虫の予防にも効果があります。葉水のやり方は、霧吹きでやさしく葉に吹き付けるか、濡れたガーゼなどでさっと葉の表面をぬぐうようにします。

肥料

ガジュマルの肥料は、基本的にはなくても問題なく育ちますが、与えるとそれだけ早く成長します。肥料を与えるときは、成長期の5~10月が適期です。肥料の種類は遅効性の化成肥料や、観葉植物用の錠剤タイプのものがおすすめです。有機肥料はコバエの発生の原因になるので、避けたほうがいいでしょう。

害虫対策

害虫①カイガラムシ

ガジュマルの主な害虫はカイガラムシです。枝葉が混みあい、風通しが悪くなると発生しやすくなるので、都度剪定することが予防となります。もし発生してしまったら薬剤を塗布して駆除するか、歯ブラシでこそぎ落としましょう。

カイガラムシの駆除方法まとめ!樹木・植物別に原因と対策を解説!のイメージ
カイガラムシの駆除方法まとめ!樹木・植物別に原因と対策を解説!
庭木や果樹につくやっかいな害虫カイガラムシ。気づいたときには、大量発生してどう駆除すればいいかわからないと思います。この記事では、カイガラムシの生態からどういった駆除方法がおすすめなのか植物の種類ごとに解説していきます。
カイガラムシ対策に有効な薬剤8選!幼虫と成虫での使い分けや処理方法を解説!のイメージ
カイガラムシ対策に有効な薬剤8選!幼虫と成虫での使い分けや処理方法を解説!
観葉植物や庭木につく硬いカラをかぶったカイガラムシは、薬剤の効きにくい厄介な害虫です。でも、正しい薬剤選びと処理方法さえ覚えれば、必ず駆除できます。併せてカイガラムシの予防にもなる、肥料やりや剪定といった季節ごとのお手入れも、ぜひ覚えてください。

害虫②ハダニ

ガジュマルはハダニの被害にもあいやすい植物です。被害にあうと、葉の部分が白く斑に色が抜けてしまいます。薬剤を塗布し、駆除しましょう。ただし、ハダニは薬剤に耐性がつきやすいため、駆除する場合は一気に根こそぎ行う必要があります。

ハダニとは?その生態や発生原因から被害症状や駆除方法まで解説!のイメージ
ハダニとは?その生態や発生原因から被害症状や駆除方法まで解説!
葉や果実に寄生して外観を損ねるどころか、株自体を弱らせてしまう赤い強敵、ハダニ。繁殖力も強く、いつの間にか駆除し切れないほど増えてしまうこともあります。そんなハダニの生態や発生原因、駆除の方法、被害や症状、対策などについてご説明します。
ハダニの駆除方法4選!無農薬での対策も含めおすすめの対処法を紹介!のイメージ
ハダニの駆除方法4選!無農薬での対策も含めおすすめの対処法を紹介!
家庭菜園の敵となる害虫、ハダニの駆除方法についてご紹介する記事です。無農薬での駆除方法と、農薬を使用した駆除方法もお届けします。また、予防法もあわせてチェックし、植物をハダニから守りましょう。「牛乳や木酢液、重曹が使えるか」といった疑問にもお答えしています。
ハダニ駆除に有効な薬剤10選!予防・治療それぞれ効果別にご紹介!のイメージ
ハダニ駆除に有効な薬剤10選!予防・治療それぞれ効果別にご紹介!
あなたは植物栽培の際にハダニと呼ばれる昆虫の被害にあったことはありませんか。ハダニは葉の養分を吸い弱らせるだけでなく、病気を発生させて枯らしてしまう害虫です。ここではハダニ対策(駆除、予防、治療)にはどんな薬剤が効果的なのかを薬剤の種類も含め解説していきます。

害虫③アブラムシ

ガジュマルの葉の裏にはアブラムシが発生しやすいです。もし発生したら、時間を置かずに一気に増えてしまうので、見つけ次第駆除しましょう。

アブラムシの退治・予防対策!花や野菜から駆除するための方法を紹介!のイメージ
アブラムシの退治・予防対策!花や野菜から駆除するための方法を紹介!
アブラムシは花や野菜などの植物に寄生する害虫で、ウイルス病を媒介するので、植物へさまざまな被害をあたえます。また、アブラムシは種類の多い害虫でもあります。この記事では、そんなアブラムシの予防対策と、アブラムシを退治・撃退するための方法を紹介します。
アブラムシ駆除に使える牛乳スプレーの作り方!実際、効果はあるか?のイメージ
アブラムシ駆除に使える牛乳スプレーの作り方!実際、効果はあるか?
アブラムシの駆除に、頭を悩ませる人は少なくありません。殺虫剤を使うのに抵抗があるという人もいるでしょう。殺虫剤の使用を回避するために、「牛乳スプレー」が使われることがあります。この記事では、アブラムシ駆除に効果的といわれる牛乳スプレーについて見てきましょう。
テントウムシの種類を解説!アブラムシの天敵として益虫にもなる?のイメージ
テントウムシの種類を解説!アブラムシの天敵として益虫にもなる?
ころんとした丸いフォルムにいろんな種類の個性豊かな模様。幼い日に草むらでみつけて指の先にとまらせたテントウムシ。可愛らしい見た目からは想像もつかないほど、実は……。今回は誰もが知っているテントウムシの種類と意外な素顔を紹介します。

病気対策

ガジュマルはほとんど病気にはなりません。害虫被害のほうが多い植物です。

ガジュマルの育て方④詳しい栽培方法

出典:写真AC

苗の選び方

ガジュマルの苗は、葉が大きく色鮮やかで、幹がしっかりしたものを選びましょう。また、ガジュマルは害虫がつきやすい植物なので、購入時から被害にあっていないかしっかり確認することをおすすめします。アブラムシやハダニなどが付着していないか、葉の裏側までしっかりチェックしましょう。

植え替え

ガジュマルは根が伸びやすいため、根詰まりしやすい植物です。そのため、定期的に植え替える必要があります。1~2年に1回、ひとまわり大きい鉢に植え替えましょう。植え替えの適期は、5~7月頃がおすすめです。

剪定

ガジュマルの剪定は5~7月頃が適期です。適時剪定することで風通しがよくなり、害虫発生の予防になります。混みあっている枝や、黄色く変色している葉を剪定しましょう。また、ガジュマルは切り口から白い樹液が出ます。肌の弱い方はかぶれることがあるので、服や手につかないように注意してください。

夏越し

ガジュマルは暑さには強い植物ですが、直射日光を当てすぎると葉焼けすることがあります。高温になりやすい真夏は、適時日よけをするか、室内での管理をおすすめします。

冬越し

ガジュマルは寒さにはとても弱く、気温が低いと枯れやすくなります。そのため、冬は基本的には室内で管理しましょう。

増やし方

ガジュマルの主な増やし方は挿し木です。挿し木用の枝は元気なものを選び、節を目安にカットしましょう。下葉を取り、枝を斜めに切り取ります。白い樹液が出きますが、そのままにしておくと固まってしまい吸水性が落ちてしまうので、丁寧に洗い流しましょう。その枝を観葉植物用の用土に挿し、水をたっぷりと与えます。およそ3カ月ほどで根が張るといわれています。気長に挑戦しましょう。

ガジュマルの関連記事

ガジュマルの挿し木での増やし方!根や幹を太く大きくさせるコツは何?のイメージ
ガジュマルの挿し木での増やし方!根や幹を太く大きくさせるコツは何?
ガジュマルは沖縄でよく見られる独特の形をした熱帯植物で、ぽっこりとした太い幹と肉厚な葉っぱのかわいらしい姿から観葉植物としても人気の植物です。ガジュマルは挿し木で増やすのが一般的です。そこで、今回は挿し木の方法と根や幹を太く育てるコツなどをご紹介します。
パンダガジュマルとは?特徴や育て方をご紹介!ガジュマルとの違いは?のイメージ
パンダガジュマルとは?特徴や育て方をご紹介!ガジュマルとの違いは?
ぷっくりとした丸い葉が人気のパンダガジュマル。特徴や育て方、お手入れのコツと簡単な増やし方、普通のガジュマルとの違いを詳しく解説します。併せて普通のガジュマルとの違いも紹介します。レアで希少種のパンダガジュマルを、枯らさず大事に育てたいですね。
ガジュマルの剪定!その必要性やメリット・時期・枝の選び方などを解説!のイメージ
ガジュマルの剪定!その必要性やメリット・時期・枝の選び方などを解説!
木の精霊、キムジナーが宿る聖なる木として有名なガジュマル。初心者でも育てやすく、どの季節でも楽しませてくれる観葉植物ですが、長く健康に育てるには剪定が必要です。ガジュマルを剪定することのメリット、剪定する時期、コツなど、初心者でも失敗しない方法をご紹介します。