パンダガジュマルとは?
丸い葉っぱとネーミングも可愛い「パンダガジュマル」。特徴や育て方がわかれば、不安なく育てられますね。
丸葉のガジュマル
丈夫で育てやすく、観葉植物として人気のガジュマルの一種です。ぷっくりとした丸い葉っぱが、パンダガジュマルの最大の魅力と言えます。太くて存在感のある幹とかわいい丸葉のコントラストも個性的です。
花言葉
花言葉は『健康』
『健康』という花言葉から、敬老の日やご長寿のお祝いに、ガジュマルはとても喜ばれます。花言葉以外にも、幸せを呼ぶ『多幸の木』として、インテリア風水でも人気が高まっています。
パンダガジュマルの基本情報
科名/属名 | クワ科/フィカス属 |
英名 | Ficus retusa Panda |
分類 | 常緑高木 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
樹高 | 2m(鉢植え) |
育てやすさ | ★★★★☆ |
パンダガジュマルの特徴
パンダガジュマルは、なぜレアな希少種なのでしょうか?人気があるからだけでなく、生産過程にも理由があるのです。
特徴①レアな希少品種
レア品種の理由は、人気があるのに市場に出回る数に限りがあるからです。鹿児島県指宿市の生産農家が、接ぎ木苗や実生苗を育てています。ガジュマルの気根に、パンダガジュマルの枝を接ぎ木して育てます。手間も時間も掛かってしまうため、大きなサイズは高値になってしまうのです。
ボタ爺
特徴②突然変異の新品種
超レア希少種 コパンダガジュマル
レア 希少種【コパンダガジュマル/H26cm 陶器鉢仕】フィカス 花 ガーデン DIY 観葉植物 インテリア ギフト 送料無料 パンダガジュマル ドワーフ がじゅまる 矮性 多幸の木 精霊 自然樹形 マルバガジュマル 風水 キムジナー
参考価格: 7,150円
丸葉のパンダガジュマルの矮性種(小さい品種)ミニサイズの葉っぱがかわいいですね
パンダガジュマルは尖閣ガジュマルの生産過程で、突然変異で生まれた比較的新しい品種です。さらに最近では、ミニサイズ(矮性種/ドワーフ)のコパンダガジュマルも登場しています。レア中のレアですね。
パンダガジュマルの育て方
育て方①水やり/葉水(霧吹き)
ガジュマルは、適度な水やりと湿度保持の葉水=霧吹きが必要です。春から秋の成長期の水やりのコツは、しっかりと乾いてからたっぷりとやることです。やりすぎは、根腐れして枯れる原因になります。冬場の休眠期には、水やりの間隔も量も控えめにします。保湿のための葉水=霧吹きは、空気が乾燥する時期は毎日行いましょう。葉水=霧吹きには、保湿以外に害虫予防の意味もあります。
育て方②置き場所/温度管理
温室育ちで耐寒性も低いパンダガジュマルは、室内での管理をおすすめします。パンダガジュマルは、暖かくて明るい場所が大好きです。春から秋の成長期はレースのカーテン越しにしっかりと日が入る、明るい場所に置きましょう。耐寒性がやや弱いため、冬は冷気の当たる窓際は避けて、室温が5℃を下回らないように管理します。
ボタニ子
なんだか葉っぱが黄色くなったり、落ちたりするのは、枯れているからなの?
ボタ爺
それはお世話の仕方を見直すサインだぞ!日当たりと水やり、温度と湿度、基本の育て方をよ〜く確かめてみよう!
育て方③用土/肥料
パンダガジュマルの植えつけや植え替えには、観葉植物の専用土を使用します。ピートモスやココヤシ等の繊維質な土よりも、ゴロゴロした赤玉土の入った水はけのよい土がおすすめです。肥料はそれほど必要ありませんが、春か秋に1度観葉植物用の肥料を与えましょう。
電灯でも光合成を促進する液体肥料
肥料 アミノレブリン酸 ALA ペンタガーデン 室内・観葉植物用 450ml 日清ガーデンメイト
参考価格: 702円
独自配合成分ALAが、葉緑素を増やして光合成を促進。室内の照明だけでも植物が元気に育つ液体肥料。
ボタ爺
こんな便利なアイテムもあるんだぞ!
パンダガジュマルのお手入れは?
毎日のお世話とは別に、ガジュマルをきれいに整えるための、お手入れをご紹介します。
剪定でスッキリ
成長と共に葉っぱが混み合ってしまうので、春か秋に剪定でスッキリと整えましょう。接ぎ木苗の幹の部分はガジュマルの気根のため、それ以上に成長することはありません。剪定では伸び過ぎた枝の枝元でカットすると、バランスよく整えられます。切ると白い樹液が出てきますが、服やインテリアに付くと染みの原因になるため、手袋を使用しましょう。
ボタニ子
幹が太くて、上の方にだけ葉っぱがついているのが接ぎ木苗なの!
増やし方は挿し木
剪定した枝を利用して、挿し木にチャレンジしましょう。
- 5月か9月が適期
- 挿し木/挿し芽用の土に挿したら、明るい日陰で管理
- 水やりはバケツで浸水、またはスプレーで霧吹き
ガジュマルとの違いは?
人気観葉植物のガジュマルとはどのような違いがあるのでしょうか?
精霊の宿る木
亜熱帯植物のガジュマル、沖縄では『精霊の宿る木』として親しまれています。防風林や防潮林として、台風や高潮から人々の生活を守ります。耐寒性も弱く温室育ちのパンダガジュマルとは、大きな違いですね。
葉っぱの形
ガジュマルはゴムの木の仲間で、アーモンド型の葉が特徴です。ゴムの木の仲間も、楕円形やアーモンド型が多いと言えます。パンダガジュマルの元になった尖閣ガジュマルは、ひし形の葉っぱが特徴です。そこから丸葉が生まれたのは、とても不思議ですね。
まとめ
かわいい丸葉のパンダガジュマルは、インテリア風水でも人気の観葉植物です。流通量が少ない希少種ですから、手に入れたら枯らさず大切に育てていきたいですね。花と緑のある暮らしに、幸せを呼ぶパンダガジュマルをプラスしてみてはいかがでしょうか。
パンダガジュマルの生産地、鹿児島県指宿市のふるさと納税返礼品にもなっているぞ!