除草剤の上手な散布方法とは?正しく安全に使うためのポイントを解説!

除草剤の上手な散布方法とは?正しく安全に使うためのポイントを解説!

田んぼや庭などに生えた雑草の駆除には、除草剤がおすすめです。ただし除草剤は種類が多く、散布の仕方も除草剤によって異なります。そこで除草剤を正しく安全に使うためのポイントや、除草剤の上手な散布方法、おすすめの除草剤などをわかりやすく解説します。

記事の目次

  1. 1.除草剤の特徴
  2. 2.除草剤の注意点ってなに?
  3. 3.除草剤の種類ってなに?
  4. 4.土壌タイプの使い方
  5. 5.葉茎タイプの使い方
  6. 6.除草剤Q&A
  7. 7.タイプ別おすすめ製品
  8. 8.まとめ

タイプ別おすすめ製品

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業務用から家庭用まで除草剤はバリエーションが豊富ですが、含まれる成分や形状によって効果・使い方・散布方法が違い、目的にあった製品選びをするのも難しいです。そこでここからは、初心者でも扱いやすく安全なおすすめ製品を3種ご紹介します。

希釈タイプ「ラウンドアップ」

ラウンドアップでは、水で薄めて使う希釈タイプのマックスロードがおすすめです。液剤タイプですが「ラウンドノズル」という専用のノズルがあるため、少ない量でも広い面積に散布することができ、コスト・手間とも大幅なカットができます。

頑固なスギナも駆除OK

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希釈タイプのマックスロードは、薄める水の量を変えるだけで、さまざまな種類の雑草が駆除できます。しつこい多年草の雑草への効果はもちろんですが、希釈濃度を変えれば駆除が難しいスギナもOKです。なお使用する量の目安は、ラウンドアップホームページで確認できます。

経済的でお得

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水で薄めて使う希釈タイプは、コスト面の大幅カットが期待できます。しかもマックスロードはさまざまな種類の雑草に対応できるため、1つあれば何にでも利用できます。そのためコスト削減はもちろんですが、購入の手間や保管場所の確保もカットできます。

農地専用希釈タイプ「バスタ」

バスタは農耕地専用の除草剤です。希釈タイプの液剤なので、希釈濃度を変えれば畑・田んぼ・畔の雑草まで幅広く使えます。しかもバスタの液剤には毒物・劇物が含まれないので、土に触れても薬剤の成分は素早く分解されます。そのため作物や作業者の安全を守るだけでなく、土や環境にも優しいです。

安全性は高評価

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バスタは80作物以上が登録されているため、農耕地用タイプの中でも安全性が高く評価されています。その証拠にブドウ・ナシ・モモなどの果物から、かんしょ・小麦・茶なども登録済みです。なおバスタは農耕地専用タイプとして登録された製品なので、畦畔にも使うことができます。

畦畔におすすめ

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農家からの評価が高いバスタは液剤がついた部分だけを枯らすため、土崩れ防止用として畦畔におすすめです。

粒剤タイプ「カソロン」

カソロンは、駆除が難しいスギナやヨモギ・ギシギシなどの除草に効果が高いおすすめ製品です。粒剤タイプのカソロンは、液剤が種子に直接作用し根こそぎ駆除するため、駆除後も効果が平均2ヵ月~3ヵ月持続します。

春・秋の田んぼにおすすめ

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カソロンの液剤は普通物を使っているため、田んぼにも使うことができます。おすすめの使用時期は春・秋の年2回ですが、たったこれだけで煩わしい草刈りの手間が大幅にカットされます。なおカソロンは雑草を根ごと絶滅させる除草剤ではないので、農耕地の畔畔におすすめです。

まとめ

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作物への悪影響だけでなく美観も損ねる雑草は、駆除の手間が面倒なのが厄介な点です。その点、除草剤を使えば作業時間も費用も節約できます。ただし製品によって効果や使い方が違うので、注意点を確認し安全に使うようにしましょう。

Akemi
ライター

Akemi

自然や植物と楽しく暮らすヒントを、わかりやすく紹介していきます。

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