除草剤選びのポイント
家庭用として使う場合は「非農耕地」と書かれた製品を選ぶことになるのですが、それだけで判断するのは正しい選び方とはいえません。
選び方のポイント①成分
製品選びで重要なのは「どのような成分が含まれるのか?」です。非農耕地に使う場合でも、成分のチェックは欠かせません。なお含まれる成分は駆除する雑草の種類や特徴だけでなく、使い方にも関係します。
選び方のポイント②効果
雑草駆除にかかるコストは、効果によっても違います。さらに効果がどれくらい持続するかで、散布頻度が変わります。効果が出にくい場合は濃度を変えて調整しなければいけないので、使用量が増えコストがかかります。また効果が持続しない製品は使用回数が増えるめ、コスト増につながります。
選び方のポイント③散布場所
除草剤選びで注意しなければいけないのが、散布場所です。特に「農耕地」「非農耕地」の区分には要注意です。しかも規定通りの場所に使わなければ法律違反になり、処罰の対象となります。
選び方のポイント④適用表
適用表には、製品のあらゆる情報が書かれています。製品によってはホームページで適用表を公開しているので、購入前に内容をチェックするのがおすすめです。
適用表でチェックできること
除草剤の適用表にはさまざまな情報が書かれています。そこで適用表で確認できる内容を簡単に説明します。
適用表①駆除できる雑草
除草剤で駆除する雑草は、一般的な多年草だけではありません。雑草によってはスギナやギスギスなどのように、通常の製品では駆除が難しい種類もあります。そのため適用表には駆除できる雑草の種類が書かれています。
適用表②液剤の使用量
どんなに高価な製品でも、適量を守らなければ除草の効果は期待できません。そのため適用表には、効果的な薬剤の量について書かれています。
適用表③使い方
散布方法は、剤形だけでは決まりません。例えば土壌に撒いて使うことが多い粒剤ですが、中には水に溶かして散布する製品もあります。そのため適用表には製品の使い方(散布方法)が詳しく書かれています。
適用表④残効
適用表には残効についても書かれています。特に散布した後に種まきや苗を植える予定がある場合は、適用表に書かれた残効についてのチェックが欠かせません。
次のページでは、除草剤の使い方を剤形別に紹介します。