栗南瓜(クリカボチャ)の特徴・育て方とおいしい食べ方!栗の味がする?

栗南瓜(クリカボチャ)の特徴・育て方とおいしい食べ方!栗の味がする?

栗南瓜は日本でよく見かけるカボチャの一つです。栗南瓜の特徴、土作りから収穫までの育て方、育てるうえで気を付けたい病気や害虫、美味しくて簡単に作れる料理のレシピをそれぞれ紹介します。栗南瓜の育て方を覚えて、料理を作ってみましょう。

記事の目次

  1. 1.栗南瓜(クリカボチャ)とは
  2. 2.栗南瓜(クリカボチャ)の育て方
  3. 3.栗南瓜の栽培で気を付けたい病気・害虫
  4. 4.栗南瓜の美味しい料理のレシピ4選
  5. 5.まとめ

栗南瓜(クリカボチャ)とは

栗南瓜の基本情報

フリー写真素材ぱくたそ

栗南瓜(クリカボチャ)は西洋南瓜の品種の一つです。美味しいことと味が好まれたことから、日本のかぼちゃの品種の中は栗南瓜が主流となっています。栗南瓜の皮の色は1色だけでなく、黒皮、青皮、赤皮、白皮と、品種ごとに違った色になる野菜です。

栗南瓜の特徴

栗南瓜の味は、栗のようなホクホクとした食感と甘味が強いのが特徴です。炭水化物の含有率が高いので熱を通した調理後でも、栗南瓜特有のホクホク感を保つことができます。さらに美味しいだけでなく栗南瓜は、β-カロテンやビタミンEなどの栄養が特に豊富に含まれている野菜です。

栗南瓜(クリカボチャ)の育て方

育て方①栽培環境

Photo bystevepb

栗南瓜を元気に生長させるためには、水はけや日当たり、風通しのよい場所で育てます。水はけが悪い場合は、高畝を作り水はけをよくしましょう。さらに生長をよくするため、定植の10日前までマルチや藁を敷いて地温を上げておきます。

育て方②用土

土の酸度は中酸性~中性に調整しましょう。栽培には市販の培養土を使うか、自分で配合した用土を使います。自分で用土を作る場合は、赤玉土6、腐葉土3、バーミキュライト1の配合の用土を使いましょう。種植えの2週間前に、土作りをしておきます。

育て方③肥料

肥料切れにならないように、追肥は1週間に1回与えます。肥料の窒素分が多いと、つるボケや落果の原因になるので、窒素が少ない肥料を与えましょう。実付きが悪い場合は、カリ肥料を追肥すると実付きがよくなります。

育て方④種まき・植え付け

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種まきは3月下旬~4月に行います。発芽するまでは土が乾かないように、水やりをして管理しましょう。植え付けは4月下旬~5月中旬に行います。霜が当たると枯れてしまうので、霜が発生しなくなったら植え付けましょう。種まきや植え付けした後にホットキャップを被せると、保温による成長促進や害虫予防ができるのでおすすめです。

育て方⑤水やり

土の中の水分を探しながら根が広がっていくので、定植してからは水やりの必要はありません。水を自分で探させることで、根を伸ばして丈夫に生長させしましょう。乾燥する夏の時期は水分が少ないので、その場合のみ多めに水やりを行います。

育て方⑥整枝

整枝は親づるを残し、子づるは勢いのある2本~3本のみを残して、そのほかの子づるをすべて取り除きます。整枝をして光合成をしっかりと行えるようにしましょう。整枝することで子づるの生長をよくするだけでなく、風通しがよくなるので病気の予防にもなります。

育て方⑦人工授粉

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自然でも授粉しますが確実ではないので、人工授粉を行い着果の確率を上げましょう。人工授粉の方法は、雄花の花弁をすべて取り、花粉を雌花の柱頭に軽く擦り付けて受粉させます。その際には、風で花粉が飛ばないようにしましょう。同じ株の花で人工授粉を行うより、別の株の花を使って人工授粉を行うと、より着果の確率を上げることができます。

育て方⑧収穫

収穫時期は7月~8月です。開花から40日~50日ほどで収穫できます。ヘタが褐色やコルク状になったら収穫の目安です。収穫してからデンプンが糖に変わるので、暖かい場所で2週間ほど追熟させ、その後さらに日陰で1ヶ月ほど保存しましょう。完熟状態になると表面が硬くなり、果肉は赤みを帯びた黄色になります。

栗南瓜の栽培で気を付けたい病気・害虫

病気①うどんこ病

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栗南瓜はうどんこ病にかかる可能性があります。うどんこ病は乾燥気味であったり、株が弱っていると発生しやすい病気です。葉や茎に白いカビが生え、光合成がうまくできなくなるため、開花する部分がうどんこ病にかかると、開花を阻害し花が咲かなくなります。殺菌スプレーで病気を治しましょう。

病気②疫病

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栗南瓜は疫病にかかる可能があります。疫病は水はけが悪くなると発生する病気で、雨が多いと病気になりやすいため、梅雨の時期は注意しましょう。疫病にかかると全体が萎れていき、やがて枯れてしまいまうので、殺菌スプレーで病気を治しましょう。さらにマルチは水が溜まらないようにし、ツルの下にはワラを、果実の下にはマットを敷くことで予防できます。

害虫①ウリハムシ

ウリハムシが葉を食べることによって、栗南瓜の葉が穴だらけになってしまうことがあります。幼苗の時期は防虫ネットをして、枯れないよう対策をしましょう。ウリハムシは反射光が嫌いなので、シルバーマルチを敷くことで予防ができます。数が多い場合は、殺虫剤を散布して退治しましょう。

ボタ爺

ボタ爺

次は栗南京を美味しく食べるレシピを紹介するぞ!

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栗南瓜の美味しい料理のレシピ4選

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