かぼちゃにカビが!上手に取り除けは食べられる?カビの見分け方も紹介

かぼちゃにカビが!上手に取り除けは食べられる?カビの見分け方も紹介

かぼちゃは栄養豊富でおいしいですが、カビが生えやすい野菜でもあります。せっかく丸ごと新鮮なかぼちゃを買っても、カビが生えて食べられなくなることも多いです。今回はかぼちゃに生えやすいカビの種類や見分け方、カビが生えたときの対処法や注意点などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.かぼちゃにカビが生えても食べられる?
  2. 2.かぼちゃに生えるカビの種類と見分け方
  3. 3.かぼちゃが悪くなっているかの確認方法
  4. 4.かぼちゃの正しい保存方法
  5. 5.カビを切り落としたかぼちゃを食べた後の注意点
  6. 6.カビの生えたかぼちゃには気をつけよう!

かぼちゃにカビが生えても食べられる?

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かぼちゃにカビが生えたとき、削り取るか切り落とすと食べられることもありますが、カビの種類や状況によっては体に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。かぼちゃは大きくて食べきるのに時間がかかる野菜であり、気がつかないうちにカビが繁殖する場合も多いです。こまめに観察し、できる限り早い段階で対処しましょう。

かぼちゃにカビが生える原因

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かぼちゃにカビが生える原因は、豊富な糖度や水分にあります。カビはキノコと同じ真菌類に分類され、胞子は空気中を漂います。カビ自身では栄養を作り出せないので、特にエサとなる「糖分」の多い環境下で繁殖しやすいです。さらに湿った状態を好むため、かぼちゃはカビの住み家として好条件といえます。

カビが生えるそのほかの条件

糖度と湿度のほかにカビが生える条件に挙げられるのは、酸素と温度です。カビが好む温度は20℃~30℃で、湿度は80%以上です。6月中旬~夏にかけて、特にカビが繁殖しやすくなるため、購入量や保存の仕方に気をつけてください。また、冷蔵保存しておけば大丈夫と思われがちですが、冷蔵庫内でもカビが増えることを覚えておきましょう。

カビを取り除く方法

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かぼちゃに少量のカビが見られたときは、カビの周りを広範囲にわたって削るか切り落としましょう。ヘタや茎付近に生えた場合は、包丁を使って、厚さ1cm以上を目安にカットしてください。わたや種周りであれば、スプーンを使用して、実を2cm以上繰りぬくように取り除きましょう。取り除いたカビは、新聞紙などで包んで速やかに廃棄してください。

カビを取り除けば、ほかの部分は食べても大丈夫ですか?

カビを取り除いたとしても、必ずしもほかの部分を食べて大丈夫とはいえません。カビは表面だけでなく、根を張る性質を持っています。目に見えない部分にもカビ菌が存在している可能性もあるため、臭いや状態などとあわせて判断してください。

かぼちゃに生えるカビの種類と見分け方

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かぼちゃに生える代表的なカビの種類には、「白カビ」「緑カビ」「赤カビ」「黒カビ」が挙げられます。カビの種類によっては、カビ以外の原因と区別がつきにくい場合があります。それぞれのカビの特徴や見分け方をきちんと知っておきましょう。

①白カビ

白カビとは、穀物などに生えることが多い白色をしたカビのことで、主にかぼちゃのわた付近を中心に繁殖します。醤油や味噌、チーズなどの発酵食品に利用される「麹菌」も白カビの一種ですが、かぼちゃに見られるタイプのものとは異なります。白カビは有毒で繁殖力が強いので、見つけ次第すぐに食べるのを止めましょう。

でんぷんとの見分け方

かぼちゃを切った際に、断面に白い膜状のものが付着していることがありますが、これはカビではなくでんぷんです。でんぷんは無害な物質で、食べても大丈夫です。見分け方には「ふわふわ感」と「生える場所」が挙げられます。ふわふわしていて、かぼちゃの種周りやわた付近に見られるのは白カビで、粉っぽく断面に見られるのがでんぷんです。

②緑カビ

緑カビは特に湿気の多い環境を好み、緑色で粉っぽいのが特徴です。緑カビは有害で、食べたり吸い込んだりすると、中毒症状を起こすため注意しましょう。かぼちゃの皮付近に発生することが多いですが、内部で繁殖した白カビが緑カビに変化することもあります。少量であっても緑カビが見られた場合は、食べるのを止めて破棄してください。

皮との見分け方

皮の色なのかカビの色なのかわからないときは、切ってみましょう。緑カビは皮付近に生えた後、実やわた部分まで繁殖し、内部を深くまで緑色に染めていきます。日本でよく見かけるかぼちゃの皮は緑色をしているため、間違わないように気をつけてください。

③赤カビ

赤カビはフザリウムと呼ばれる植物病原菌の1つです。植物を腐敗させる働きを持ち、収穫した野菜だけでなく、古くなったパンやごはんにも繁殖しやすいです。赤カビは非常に毒性の強い「マイコトキシン」というカビ毒を産出します。少しでも赤カビが見られた際は、見えない所まで広がっている危険性があるため食べずにすぐに破棄してください。

かぼちゃの実の色との見分け方

かぼちゃの実の色と赤カビの赤色は、色合いが異なるため見間違うことはほとんどありません。注意すべきは、わたと実の間に生えた赤カビです。赤カビは有毒なので少量でも見過ごせませんが、わたを取る際に赤カビも一緒に取り除いてしまい気がつかないことがあります。かぼちゃを食べる際は、調理する前に注意深く観察しましょう。

④黒カビ

黒カビは、湿度が高い環境を好む黒色のカビで、白カビや緑カビ、赤カビに比べると毒性は低いです。かぼちゃに生えた量が少なければ、切り落とすか削ることで食べられます。また、熱に弱い性質を持つため、加熱調理することで殺菌もできます。ただし、加熱調理しても、無毒化するわけではないので、基本的には食べないほうが安心です。

かぼちゃの皮の色との見分け方

一般的なかぼちゃの皮は緑色をしてるため黒カビと見間違えることはありませんが、黒皮のかぼちゃを食べるときには注意しましょう。見た目で判断がつきにくいときは、かぼちゃをカットして、内部が黒くなっていないか確認してください。

かぼちゃが悪くなっているかの確認方法

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①臭い

かぼちゃが傷んでくると、カビ臭さや酸っぱい香りがすることがあります。丸ごとの状態ではわかりにくいので、カットしたときに臭いの確認をしましょう。「見た目は何ともないのに、臭いが変」と感じる場合、酸化や冷凍焼け、臭い移りを起こしている可能性が高いです。いずれも冷凍保存が原因で起こるため、保存方法には気をつけてください。

かぼちゃから薬品のような臭いがします。なぜでしょう?

かぼちゃから薬品のような臭いがする場合、「クリスタル症状」が原因の可能性が高いです。クリスタル症状とは、かぼちゃに含まれる糖質やでんぷんが皮と実の間で結晶化する現象であり、加熱調理することで臭いを発生させます。安全性には問題ないため、ほかに症状が見られなければ食べて大丈夫です。

②ぬめりの有無

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かぼちゃは傷むとぬめりがでてきます。茎やヘタなどの外部よりも、種周りやわたなどの内部に見られることが多いため、カットする際に注意深く観察しましょう。冷蔵や冷凍で保存していた場合でも、傷みが進行すると同時にぬめりは増えます。カビが少量であれば、広範囲をスプーンなどで削るか切り落とせば、食べても大丈夫です。

③糸を引く

ぬめりと同時に見られることが多いですが、かぼちゃは傷むと糸を引き始めます。ヘタや茎の切れ目や実の断面、種周りに見られることが多いです。糸を引いている部分が一部であれば、削るか切り落として食べても大丈夫ですが、糸を引くのは雑菌が増えている証拠なので、残りのかぼちゃも早めに食べてしまいましょう。

④舌がしびれる(酸味がある)

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かぼちゃがひどく傷んでいる状態になると、舌がしびれるような酸味がでてくることがあります。ただし、傷んでいる様子がない場合、酸味の原因は「ククルビタシン」と呼ばれる苦み成分の可能性が高いです。熟すに連れて増える成分なので、冷蔵や冷凍保存していたとしても、なるべく早く食べきるようにしましょう。

ボタニ子

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次は、かぼちゃの正しい保存方法について紹介するよ!

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かぼちゃの正しい保存方法

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