コツ②焚き火を「熾火」にする
サツマイモを包めたら、焚き火の準備に移ります。焚き火のときに重要なのが、火を「熾火(おきび)」の状態にすることです。熾火とは、炭が熱を持って真っ赤になっている状態のことです。これは炭火で焼くときも落ち葉で焼くときも同じです。火を起こしたら最初は炎が上がりますが、次第に熾火になります。炎が収まってきたら、サツマイモを投入するサインと思ってください。
コツ③焼き方
熾火になったらサツマイモを焼きますが、なるべく火に直接あたらないようにしましょう。熾火は遠赤外線効果があり、サツマイモの中からじんわりと熱が伝わっていきます。炭火の中に直接サツマイモを入れるよりは、網などの上で焼く方がやりやすいでしょう。
コツ④時間
最後に焼き時間です。明確に何分とはいえませんが、だいたい火が通るまで30~40分が目安です。15~20分ほど経ったら、焼き芋をひっくり返して焼く面を変えてください。こうすることで、まんべんなく火が通るようにします。そして、30分ほど経ったら竹串などで焼き加減をチェックしましょう。全体に火が通ったと感じたら、美味しくいただきましょう。
焚き火以外での焼き芋の作り方
キャンプなど屋外で焼き芋をするときの作り方は、焚き火以外にもたくさんあります。その中でも、ここではダッチオーブンとドラム缶を使った焼き芋の作り方について紹介します。さらにダッチオーブンとドラム缶なら、下に石を敷けば石焼き芋も楽しめます。好きな方法を試してみましょう。
ダッチオーブンを使った焼き芋の作り方
ダッチオーブンはアメリカの伝統的な調理道具で、下からの熱(焚き火)と上からの熱(炭火)で加熱することによって、オーブンのような加熱ができます。ダッチオーブンで焼き芋をするときのポイントは、サツマイモをアルミホイルなどで包まないことと、焼くときはダッチオーブンの蓋を1/3ほど開けておくことです。これは、サツマイモの水分をとばして甘くするためです。
ドラム缶を使った焼き芋の作り方
ドラム缶での焼き芋の作り方はさまざまです。ドラム缶の中に炭とサツマイモを入れて、ドラム缶の下から熱する方法や、ドラム缶の中をくり抜いて、その中で焼き芋を作るといった方法もあります。自分たちの好きな形で焼けるので、好みの方法で焼くことをおすすめします。自作で焼き芋機を作るのも楽しいのでおすすめです。
石焼き芋のやり方
ダッチオーブンやドラム缶は、やり方次第で石焼き芋ができます。やり方は簡単で、底に石を敷き詰めるだけです。サツマイモは包まず、そのまま入れます。石焼き芋は、石が温まるのに時間がかかるため、焼き時間は1~1時間半と、焚き火の2倍程度の時間がかかります。しかしその分味は絶品で、遠赤外線効果で中から焼けたホクホクのさつまいもを楽しめます。
焚き火での焼き芋の作り方まとめ
焼き芋はみんなで火を囲んで、楽しく作って楽しく食べられます。作り方のコツは、アルミホイルでしっかり包み、熾火となった焚き火で30~40分程度焼くことです。ダッチオーブンやドラム缶を使ってもできます。また、ダッチオーブンやドラム缶を使えば石焼き芋も簡単です。キャンプなど屋外で焚き火をする機会があれば試してみましょう。
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