初心者にも育てやすい種類と特長
チランジアは、初心者に育てやすい丈夫なものから、生育の難しいもの、希少なものまでさまざまなものがあります。特長もそれぞれで、美しい花を咲かせるもの、小型のもの、大型のもの、乾燥に強いもの、水が必要なものと、多岐にわたります。始めて育てるときには、たくさんの種類がありすぎて何を選べばいいかわからない、という人のために、今回は初心者でも育てやすいチランジアを4種類、ご紹介します。
おすすめ品種①チランジア・ハリシー
チランジア・ハリシーは銀葉種の中でも人気のある品種で、小さくても良いなら100均でも売っているお手軽なチランジアです。乾燥に強く、育て方も簡単で、初心者向けのチランジアになります。水やりも週に2回ほど、霧吹きで株全体を湿らせればそれで大丈夫です。
ポイント
ハリシーは、観葉植物としてとても優秀です。育てる手間はほとんどかからず、コンパクトなのでどこにでも飾ることができます。銀葉種なので葉も美しく、テラリウムにもしやすく、書類仕事などをする机に置くこともできるので、癒し効果は抜群です。
おすすめ品種②チランジア・イオナンタ
イオナンタもまた、観葉植物として人気のチランジアです。すみれ色の筒状の花を咲かせることから「すみれ色」という意味のイオナンタと名付けられました。丈夫で初心者にも育てやすく、何より株分けで増やしやすいのが特長です。葉も先の方が赤くなるなど、色合いも美しく、飾りやすいので、おすすめです。
ポイント
イオナンタはチランジアの中でも花が咲きやすい品種です。ただ、銀葉種にしては多めに水が必要で、週に2~3回は霧吹きで水をあげるようにしましょう。人気ゆえに流通量も多く、安く購入できるのもポイントです。
おすすめ品種③チランジア・カプトメデューサエ
カプトメデューサエもまた、人気の銀葉種です。まるでギリシャ神話の女神、メデューサの髪のように、太い葉がねじれながら伸びるためその名がつけられました。独特の形と、初心者向きの育てやすさで人気のある植物です。乾燥に強く丈夫で、花が咲きやすい品種になります。週に2~3回程度霧吹きで水をあげるようにしましょう。
ポイント
形が変わっているので、巻き貝にいれたり、じょうろのような入れ物にいれたりと様々なインテリアが楽しめるのが特長です。子株もつきやすく、増やしやすいので、流木などにたくさん飾ってみても面白いですね。
おすすめ品種④チランジア・アエラントス
アエラントスもまた、花が咲きやすい銀葉種で、人気があります。花色はピンクと紫の2色のグラデーションで、原産地では木や岩に着生しているため、「空中の花」という意味のアエラントスと名付けられました。チランジアにしては、成長が早いのが特長です。
ポイント
アエラントスは銀葉種の中でも乾燥に強く、霧吹きでの水やりも週に1~2回程度で十分です。水やりの時に株全体が湿っているようなら、霧吹きでの水やりも必要ないほどです。人気の品種のため、リーズナブルな価格で手に入れることができます。
出典:写真AC