100均で人気のエアプランツ
100均にも人気のチランジアを売っています。観葉植物でありながら、土がいらず、鉢植えでなくてもいいのが、人気の理由です。100均には、大型のものはありませんが、小さくて飾りやすいのが利点です。また、数を多めに買っても安くすみ、育てる手間もあまりかからないのもポイントです。
100均おすすめ品種①チランジア・フクシー
フクシーもまた、人気のチランジアです。針のような葉が剣山のようになっているのが特長のチランジアで、銀葉種です。とはいえ、刺々しさはなく、全体的に丸く球状で、可愛らしい姿をしています。比較的丈夫で初心者にも育てやすい品種ですが、温度と湿度の管理が重要です。
ポイント
暑さには弱いため、夏はなるべく涼しい場所に置くようにしましょう。暑すぎると葉の先から枯れてきてしまいます。乾燥にも弱いので、冬やエアコンをつけているときなどは、湿度に気をつけましょう。日の光を好みますが、直射日光は葉焼けするため、できるだけ明るい日影におくのが望ましいです。
100均おすすめ品種②チランジア・ベルティナ
ベルティナは、花が咲く直前になると緑の葉が赤やピンクに染まるという特長のあるチランジアです。花は少しずつ次々に咲いては枯れるを繰り返します。適温はだいたい20度くらいで、夏に気温が高くなる場合には、エアコンを活用しましょう。ただし、エアコンの風が直接あたると葉が傷むので、気をつけてください。
ポイント
ベルティナは霧吹きで週に2~3回水やりをします。銀葉種ですが、乾燥にはそこまで強くないため、株の様子をみて葉が乾いているようなら、水をあげるようにしましょう。もう1つ大事なのが、ソーキングです。月に1~2回ほど大きめの容器に水を入れて、ベルティナの株を浸けましょう。時間はだいたい1時間くらいが目安です。
100均おすすめ品種③チランジア・ストリクタ
ストリクタはトリコームが少なく、一見したところ緑葉種かと思いますが、実は銀葉種です。高山に自生し、銀葉種にしては乾燥に弱いのが特長です。葉が丸まってきたら乾燥してきたサインなので、そうなったら霧吹きで水をあげるようにしましょう。一般的なエアプランツとは違い水をよく欲しがるストリクタは、根元を水苔でくるんでおくのがおすすめです。できるだけ通気性がいい、明るい日影に置くようにしましょう。
ポイント
水を好むストリクタは、水をよくあげるとぐんぐん育ちます。ただし、あげすぎると腐ってしまうので気をつけましょう。大きく育てたければ肥料も効果的です。薄めた液体肥料を霧吹きに入れて、水やりのときに水の代わりに株全体に吹き掛けます。寒さにはそこまで弱くないので、神経質になることはないですが、屋外で育てている場合には屋内に移動しておくのがベストです。
大型のエアプランツの種類とポイント
エアプランツには小型のものが多いですが、中には40㎝以上にもなる大型のものもあります。大型の中にも初心者向きの育てやすいものがいくつかあるので、エアプランツは小さいから、観葉植物にはちょっと、という方もぜひ大型のエアプランツを試してみてください。
大型エアプランツおすすめ①テクトルム
テクトルムの特長は、トリコームが非常に長いことです。もともと砂漠地帯に自生する大型のエアプランツで、耐暑性があり、乾燥にも強いです。成長は非常にゆっくりで、なかなか花も咲きませんが、その花はとても美しいです。観葉植物として人気のエアプランツの中でも、大きさは70cmにもなる品種です。割と丈夫で、大型でも初心者にも育てやすいです。
ポイント
乾燥に強い品種なので、水分は控えめにあげるのがいいでしょう。葉についている産毛のような、トリコームという水を取り込む器官が長いエアプランツです。与える水分が多すぎると、トリコームの短い葉が生えてきてしまいます。水分調整が育生のポイントとなる植物です。
大型エアプランツおすすめ②カピタータ
カピタータの特長はピーチやレッド、イエロー、オレンジなどの品種があることです。最大45cm程度にもなる緑葉種の大型のエアプランツです。なるべく日光が当たる場所が好ましいですが、直射日光に当てると葉焼けを起しますので、遮光ネットやカーテンなどを使ってし日光をさえぎるようにしましょう。
ポイント
気温が40度以上になると枯れてしまうこともあるので、気を付けましょう。最低気温は10度を下回るようなら、室内の温かい場所に入れ、夜に気温が下がるようなら保温をするようにしましょう。さらにポイントとしては、葉が枯れたら取り除くという作業です。自然界ではともかく、人の手で育てているからには、枯葉を取り除くことで、カビの発生や、枯葉の部分から腐ってしまうことを防ぐという目的があります。
大型エアプランツおすすめ③ストラミネア
ストラミネアは、成長すれば50cmにもなる大きなエアプランツです。紫色の美しい花を咲かせるのが特長で、大型にしては初心者にも育てやすい品種になります。育てるときは風通しが良く、明るい日陰に置くようにしましょう。葉が茶色くなったらこまめに取り除き、風が良く通るようにしましょう。
ポイント
水の管理が大事です。週に1~2回ほど、霧吹きで全体に水を吹きかけるようにしましょう。ただし、霧吹きをする前に確認して、もし株全体が湿っているようであれば必要ありません。さらに月に1~2回、ソーキングという方法で水をあげましょう。バケツに水を張って、1時間ほど株をつけておきます。終わったら水につけていた根元を上にして、程よく乾かしてあげましょう。ちなみに冬はソーキングは必要ありません。霧吹きで週に1回程度湿らせるだけで大丈夫です。
まとめ
エアプランツは観葉植物として育成を楽しめるうえ、インテリアとしても様々な楽しみ方がある植物です。観葉植物を部屋に置きたいけど、忙しくて世話ができないという方などに向いています。手間がかからず、お金もあまりかからないのが特長です。初心者におすすめなのは、丈夫で育てやすい銀葉種ですよ。慣れたら上級者向きや、希少種などもあります。美しく癒される植物ですので、一度試してみてはいかがでしょうか。
出典:写真AC