園芸部類 | 観葉植物、草花 |
形態 | 低木 |
樹高・草丈 | 10cm~5m |
花の色 | 白、黄緑 |
開花時期 | 4月~11月 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 強い |
特性・用途 | 鉢植え、グランドカバー、寄せ植えなど |
栽培難易度 | ★★☆☆☆ |
ワイヤープランツは、細い茎に小さな丸い葉をつける常緑性の植物です。日当たりのよい場所のほうがよく成長しますが、半日陰でも十分成長でき、観葉植物としても人気です。管理が簡単で成長が早い一方、根詰まりや水切れを起こしやすいという側面もあります。整った環境で栽培して株が充実すると、白や黄緑の小さな花を咲かせます。
(観葉植物)ワイヤープランツ スポットライト 斑入り 3号(1ポット)
参考価格: 599円
スポットライトは、葉に白やピンクのマーブル状の斑が入る品種です。葉色がカラフルで、寄せ植えやグランドカバー、鉢植えなどさまざまな用途で使えると人気です。ワイヤープランツのなかでも寒さに強く、寒冷地の露地植えでも冬越しできます。株が古くなると斑が消えやすいという難点がありますが、斑の消えた葉をすぐに剪定すると、斑入りの新芽が出てきやすくなります。
育てやすさ | ★★★★☆ |
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おすすめ度 | ★★★★☆ |
葉の色 | 白やピンクの斑入り |
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(観葉植物)ワイヤープランツ 3号(1ポット)
参考価格: 599円
ほかの品種よりも大きくて丸みのある葉をつけるのが、コンプレッサです。株が元気であれば、葉は2cm~3cmの大きさにまで成長します。葉がみずみずしくやわらかい印象で、花壇の縁取りにもよく使われます。ツルはしっかりとしていて、立ち性です。コンプレッサは耐陰性が強いので、室内でもよく成長します。
育てやすさ | ★★★☆☆ |
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おすすめ度 | ★★★★☆ |
葉の形 | 葉先が尖った形 |
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(観葉植物)ワイヤープランツ スペード 3号(1ポット)
参考価格: 599円
スペードはその名の通り、葉がスペードのような形をしています。葉に切り込みが入っている個性的な品種で、単体での栽培もおすすめです。スペードはほかの品種と比べて成長のスピードがゆるやかなので、剪定の頻度が少なくてすむのも人気の理由です。ただし寒さにはやや弱く、冬越しには対策が必要になります。
育てやすさ | ★★★☆☆ |
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おすすめ度 | ★★★★★ |
葉の形 | スペード形 |
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植え付け時期 | 4月~6月、9月~10月 |
肥料の時期 | 5月~9月 |
花が咲く時期/開花時期 | 4月~11月 |
ワイヤープランツの植え付け時期は?
真夏と真冬を除いた、春か秋の暖かい時期に植え付けをします。
ワイヤープランツの開花時期は?
開花時期は4月~11月です。ただし花の見ごろは5月~8月ごろまでで、株が充実した場合のみ花が咲きます。
ワイヤープランツは真夏と真冬を除けば、いつでも植え付けできます。しかし、春から秋にかけて成長がよくなるので、生育期を迎える前の5月~6月頃に植え付けをするのがおすすめです。
ワイヤープランツは、鉢植えでも地植えでも栽培できます。
日当たりがよく風通しのよい場所で管理すると、よく成長します。ただし冬に霜に当たると落葉したり枯れたりしてしまうため、屋外で管理する場合は、凍結のおそれのある場所は避けたほうがよいです。耐陰性があるので、半日陰でも十分成長します。室内で管理するときは、エアコンの風が直接当たらない場所がベターです。
水はけがよく通気性のよい用土が適しています。市販の培養土や赤玉土と腐葉土とパーライトを、6:3:1の割合で混ぜたものを使います。
地植えの場合は、根付いてからはほとんど降雨だけで問題ありません。ただし、夏に雨が降らない日が続いて乾燥していたら、たっぷりと水やりをしてください。乾燥して水切れが起きると、枯れてしまいます。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。室内で管理していると、エアコンによる乾燥で葉の色が悪くなることがあります。乾燥を予防するには、葉水が効果的です。
ワイヤープランツはやせた土地でも成長できるので、基本的に肥料は必要ありません。もし成長が悪いときは、生育期の春から秋にかけて、緩効性の化成肥料や液体肥料を与えます。
乾燥した状態が続くと、ハダニが発生することがあります。ハダニは植物の成長を阻害し、最悪の場合植物が枯れてしまいます。ハダニが発生したら、葉水をしたり薬剤を散布したりして対処してください。また水やりのときに葉や茎にまで水がかかるようにすると、害虫の発生を予防できます。
ワイヤープランツはとても丈夫で、問題となる病気は特にありません。
ワイヤープランツは、毎年必ず花を咲かせるというわけではありません。株が充実して、環境が整っている場合に花を咲かせます。来年も花を咲かせるためには、花後も日当たりなどに気をつけるとよいでしょう。
葉の色が黄みがかっていたり、葉がやわらかかったりするものは、株が弱っている可能性があります。葉がつやつやとしていて、よく茂っている苗を選びましょう。
ワイヤープランツは成長が早く根詰まりを起こしやすいので、1年~2年に1回は植え替えてください。大きく育ったものは、植え替えと同時に株分けもできます。
葉が茂って風通しが悪くなってきたり、株姿が悪くなったりしたら剪定を行います。剪定は生育期の春から夏が適期ですが、真夏と真冬を除けば一年中剪定できます。ただし、株が小さいうちや株が弱っているときは、控えてください。
暑さに強いので、特に夏越しの対策は必要ありません。水切れや乾燥に注意して管理します。
ワイヤープランツは-5℃までは耐えられるので、ほとんどの地域で屋外での冬越しができます。ただし霜に当たると落葉したり枯れたりしてしまいます。凍結のおそれがある地域では室内に移動させるのがおすすめです。夜に土中に水分が残っていると霜の原因になるので、冬の水やりは午前中に行いましょう。
ワイヤープランツの増やし方は、株分けです。株分けは、春や秋の暖かい時期に植え替えと同時に行うと効率がよいです。株を分けたら、それぞれを苗として栽培します。
ワイヤープランツは、挿し木でも増やせます。挿し木では、剪定で切り落とした茎を使うと便利です。10cm程度の長さに切った茎を2時間~3時間ほど水揚げしたあと、挿し木用の用土に挿します。茎を水に挿したままにしていると発根するので、発根後に植え付けても問題ありません。
出典:写真AC