ワイヤープランツとは
ワイヤープランツはつる性の植物で、名前のとおり針金のような細い茎に、丸い葉が連なる姿をしています。その見た目のかわいらしさと、育てやすさから人気のある植物です。室内での観葉植物としてはもちろんのこと、グランドカバーや寄せ植えなど幅広く楽しめます。
ワイヤープランツの基本情報
科名 | タデ科 |
属名 | ミューレンベッキア属 |
原産地 | ニュージーランド |
形態 | 常緑低木 |
草丈 | 約5m |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | やや強い |
ワイヤープランツの仲間
ワイヤープランツの仲間は南半球を中心に20種類以上自生しています。国内に流通しているものは10種類もありませんが、普及種は100円ショップや雑貨店でも見かけるほどです。そのなかでも初心者の方にもおすすめの種類を紹介します。
ミューレンベッキア・アクシラリス
単に「ワイヤープランツ」として流通しているものは、ほとんどがこの種類です。非常に丈夫で、値段も安価なため、初心者の方でも育てやすい種類といえます。つるには1cm程度の小さな葉が連なるのが特徴です。自生地では最大で5mほどにまで成長しますが、家庭では剪定を繰り返して小さな姿を楽しめます。
ミューレンベッキア・コンプレクサ
アクシラリスより少し大きな2~3cmほどの葉をつけますが、状態よく育てるとさらに大きな葉を付けることもあります。アクシラリスとともに流通量が多く、育てやすい種類です。水切れや肥料切れを起こすと葉が小さくなってしまうため、しっかりとした管理を心がけましょう。
ワイヤープランツ・スポットライト
斑入りのワイヤープランツで、近年流通するようになりました。斑の部分が白やピンク色に染まり、かわいらしい姿から人気があります。色合いを活かして、寄せ植えにおすすめです。時折、斑がない葉が出ることがあります。そんなときは剪定して、新しい葉を出させましょう。また他の斑入り植物同様、直射日光に弱いため、置き場所に注意してください。
ワイヤープランツ・ワイヤースペード
名前の通り、スペードの形をした葉が特徴の種類です。アクシラリスよりも葉と葉の間隔が広く、一味違った雰囲気を醸し出します。葉が少ない分成長が少しゆっくりですが、丈夫で育てやすさは変わりません。